6月の扉絵『夜が広がっていく』
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佐々木美穂_miho sasaki
ポストカード
引き続きよろしくお願いします
6月24日(火)
雨が降りそうで降らなかった1日。
午後、帰国中の友人と長電話。
話したり、手紙を書いたり、これも昨日の「こういうこと」のひとつ。
夜、ドラマの話からの流れで、クレイジーケンバンドの名前を亮太君に言おうとしたのだけど思い出せなくて、
頭の中で、あの人、ほら、昔あの作家と一緒にライブやってる映像見たよねとか、
なんとか1文字でもでも思い出してそこから手繰り寄せようとしたいけど、1文字も出てこない。
グルグル巡っているうちに思い出したのが「イーヨ!」の人。
と言った瞬間、「イーネ!」でしょと、亮太くんと自分からつっこみが入りました。
われながら、かなり面白かった。
(ちなみにあの作家とは、野坂昭如氏のことです)
しばらくうちでは「イーヨ!」ブームになりそうです。
6月23日(月)
今日も強風でした。
洗濯はしたものの、吹き飛ばされそうでしばらく干して部屋干しにする。
冷蔵庫にくっつけているお気に入りのポストカードや、冷蔵庫の上に並べている
小さなモノなど、ちょっとだけ並べ変える、それから机の前の壁に貼ってあるものも。
ぐっと気分が上がる。
そうそう、こういうことなんだよねと思う。
6月22日(日)
朝も夕もくっきりと富士山がみえました。
ずっと強風で、洗濯はせず。
ラジオからは都議選の様子が。
投票した人に、どのくらいの票が集まるかな。
ベランダの植物たち、今、まさに育ち盛りで、
毎朝、毎夕、水やりをするのが楽しみのひととき。
8年前に大野さんからいただいた臥牛は、
今年はなんと2つ花が咲きそうで、こっちとあっちから茎がグングン伸びています。
紫蘇もバジルも毎日少しずつ摘んで、トマトに豆腐にきゅうりに。
6月21日(土)
夏至。
今日も晴れて暑くなりました。
羽毛布団を半日陰干しして仕舞う。
まずは自分の分1枚。
昼間ラジオをつけたら、阪神ーソフトバンク戦が始まったところ。
1回の裏の虎さん攻撃中で、いきなり3点!
結局その3点キープのまま3-0で勝ち。
今日のセ・リーグは5チームが勝ってました。
6月20日(金)
午前中、意外と涼しいかも?と思いながら自転車を走らせて渋谷に。
ウエマツで1点額装をお願いしてから、原宿を抜けてTOROへ向かう頃にはギラギラの太陽に。
TOROの山口さんに、LUCAの展示を見てくださったお礼を言って、展示の感想をうれしく聞きました。
山口さんが見に来てくださった日、眸さんもいらしてくださり(時間が違ったのでお二人は会ってませんが)、
お二人を尊敬しているLUCAの三木さんが、
緊張とうれしい気持ちでお二人と話している様子をみてみたかった。
という私も、その時そこにいたかった。
今回の個展は、初日二日目と最終日にLUCAにいることができました。
最終日は、以前『食楽』で連載をしていた時に担当くださっていた中川女史と
品川から新幹線で一緒に向かいました。
久しぶりにゆっくりお会いしたので、いろいろ話していたらあっという間に新神戸に。
福岡から岩田さんも最終日に来てくださることになっていて、
新神戸に着く時間がほとんど同じだったので(岩田さんを少しお待たせしてしまいましたが)
新神戸の改札で待ち合わせをして、3人でバスでLUCAに行くというなんとも素敵な時間でした。
中川さんは以前から岩田さんのファンでもあり、後日個展の感想をいただいた時に、
岩田さんがいらっしゃる空間でみたこともまた楽しく、
岩田さんが私の作品をどんな風に見ていたかも教えてくれました。
眸さんや山口さんがいらした時、お二人がどんな風に作品を見ているかを、
三木さんも中川さんのように見ていたことと、きっと同じだなと思う。
6月19日(木)
今日はずっとレーボーをつけてました。
快適。ありがたい。
夕飯は、夏の明るい夕暮れを楽しもうと、キャンドルの灯りだけにしました。
いいもんだなあと何度も思う。
夜になって涼しくなったので、レーボーを切って窓を開ける。
6月18日(水)
今日も暑くなって、少し吹いていた風に涼しさを求めていました。
現代美術館で開催中の岡﨑乾二郎展へ、いざ!という心持ちで出かける。
いろいろ考えず、作品を、空間を、楽しみました。
絵画も彫刻も、輪郭や境界線などなくなって空中に融合して、いつのまにか自然になったような印象。
そして色は色を超えてもはや色じゃないような、色って何?という気持ちに。
とってもよかった。
6月17日(火)
暑ーーくなりました。
朝、空にまだ月。
午前中スーパーに行く時、あまい香り、クチナシがたくさん咲いていました。
日陰になっている場所だから、白い花はこよなく白かった。
また明日もここを通ってみよう。
午後、「モンパルナスの灯」をみにシネマヴェーラへ。
タイトルを聞いたことがあるくらいで、モディリアーニがモデルの映画であることも知らなかったのですが、
亮太君が持ち帰っていたジャン・グレミヨン&ジャック・ベッケル特集のチラシの中で、
モディリアーニの絵と一緒に写っているアヌーク・エーメの美しさに目がとまり、見ることに。
映画だから、モディリアーニがほんとにそう言ったかどうかは分からないけど、
ゴッホの話をしているシーンに胸がきゅっとなる。
周りの人たちからこんなに愛されていたことを、モディは分かっていたのだろうか。
ジェラール・フィリップ演じるモディリアーニとアヌーク・エーメ演じるジャンヌが出会ってまもなく、
美大の教室で、席が離れていながらも課題のモデルではなく、
互いの横顔をデッサンしている場面にお互いに描きたくなる顔なんだなと納得したり、
それをみた教授の粋な行動や、美大の教室の様子などもよかった。
6月16日(月)
予報どおり真夏日に。
ずっと除湿をつけていました。
除湿と冷房どちらがいいのか分からないままですが、気分で今日は除湿。
夏至まであと数日の今、7時頃の夕暮れに穏やかな富士山がみえました。
6月15日(日)
くもり。気温は高めで蒸しました。
午後お花屋さんで、名前にひかれて、アネモネバージニアナという白い花を。
梅花空木(バイカウツギ)の白い花をおまけにくださいました。
一緒に活けたら、姉妹のよう(写真上)。
梅花空木は甘い香りがするので、前を通るたびに鼻を花にうずめています。
夜、父に電話。
虎さんは今日も負けましたが、なんだかご機嫌さんでした。
今交流戦中でセリーグ全体が弱いので、負けても首位をキープできてます。
先日の半夏生とコバノズイナ
今月初めの満開のレッドチャーム(芍薬)
6月14日(土)
午後2時頃からぽつぽつと降りだし、夜は本降りに。
朝干した洗濯物は、雨の前に乾いてました。
雨の前に夕飯の買い物もすませる。
今日は久しぶりにカレー。
いつも同じレシピで作るチキンカレーですが、おいしくて大好きな味。
玉ねぎを炒める時間がカレー作りの中で一番の山ですが、
ここさえ終われば半分以上はできたようなもので、気が楽になるけど気を抜いてはいけません。
鍋につかず離れずで、今日もおいしくできました。
6月13日(金)
なつかしい優しさに触れるような夢をみて目が覚めた朝、
いい夢だったなと布団の中で思う。
夕方お休みの亮太君と散歩に出かけた時、
亮太君が綺麗な蝶を見つけて、私も写真を撮る。
ルリタテハという蝶でした。
6月12日(木)
思っていたほど、暑うなりませんでした。
今朝の夢に富士山が3つ。
お昼、かいさんと会う。
出がけに自転車を漕ぎはじめるとすぐ右腕にテントウムシがとまり、しばらくそのままにしておいたけど、
離れる気配がなかったので、そっと空中に戻しました。
紅茶のおいしいお店でランチ(ケーキも)をしながら、話の中心は三木さんのおうちのこと。
かいさんはこれまでに何度か三木さんのおうちに行ったことがあって話を聞いていたのですが、
今回私も何度かお邪魔できて、かいさんが言っていたことを実感しました。
部屋には、三木さんがこれまでに選んだ作品やオブジェ、布ものが並んでいて、
(その中にはかいさんと私の作品も)、窓からの空の見える景色、
これどうぞと見せてくれたアート本や話をしながら流してくれた好きな映画のDVDなどなど、
かいさんと話しながらそこで過ごした時間をまた楽しんでいました。
部屋はもちろんですが、住んでらっしゃる集合住宅の公共の空間の気持ちいいこと!
住人が歩く廊下は、風が通り、緑や港が見え、部屋から一歩出ると建物の中なのに自然の中にいるような気持ちになることに
驚きました。
今日もかいさんとの時間は、いろいろな答え合わせもできて充実の心でした。
お茶の後別れてスーパーとドラッグストアに寄って、
一度家に戻ってからもう一度出直して、ちょっと遠くのスーパーへ。
遊歩道に半夏生を発見。
半夏生だと分かったのは今うちにあるからで、自然のものは生き生きとして瑞々しかった。
6月11日(水)
日暮れとともにやんできましたが、よく降りました。
朝鏡を見ると、丹下左膳のような寝あとがついていて、どうやって寝てたのかと考えてみたけど分からず。
明日は真夏日の予報。暑うなるぞ。
そういえばS夫妻は今、尾道ですな。
「暑うなるぞ」でピンときた方は尾道へのつながりが分かりますね、きっと。
6月10日(火)
雨。梅雨入り。
午後散歩がてら、遠回りしてスーパーへ。
色も形も様々な紫陽花があちこちに咲いていて、あ、ここにも、ここにも。
帰りは傘をささずにすみました。
明日は満月、見えるかな。
6月9日(月)
今にも降ってきそうな夕空。
そろそろ東京も梅雨入りとか。
写真は、コラーじぇ?展の中から、コラーじぇBOX。
5月12日のささ記に載せた写真の一番上の箱。
6月8日(日)
くもりの日曜日。
今日も洗濯はしました。
先週の日曜日の午後は、三木さんに案内してもらって三宮を歩いてたなあ、
暑かったけど明るい陽ざしに包まれた風景、よかったなあと思い出す。
おいしいお昼のあと、いくつかお店を案内してくださり、
最後にお茶をした紅茶専門店がこれまたよくって、次は観光で神戸に行きたい。
搬入から来てくれていた亮太君は、次は六甲山に登りたいって言ってました。
6月7日(土)
朝、富士山が見えました。やはりだいぶ雪がなくなってました。
午後、最終日のZakkaへ。
水曜日にZakkaに行った時も、眸さんてすごいと思うことがあったのですが、
今日もまた何度もそう思うことが。
眸さんのさりげない心づかいに、とってもうれしそうにされていたお客さんの顔をみれたこともそのうちのひとつ。
Zakka歴38年になりますが、今も眸さんからZakkaから、たっくさんのいいことをもらってます。
今日は5月のZakkaの時に買った(個展の初日に身につけたい用に)KAIのタータンチェックの巻きスカートを着て行きました。
出かける前にあーでもないこーでもないと鏡の前でコーディネートを考えていったので、
眸さんに褒めてもらえてうれしかった。
コーディネートの結果、今年初サンダルにしたので、今年初ペディキュアもして、爪先の色まで考えたかいがありました。
ZakkaのあとABCで洋雑誌をチェックして、また新たな気持ちになって帰宅。
6月6日(金)
晴れましたが風がすご〜く強かった。
満開の芍薬は咲いた時と同じように、今日ぱ〜〜〜っと散りました。
これまで蕾のまま枯れていたから、芍薬の香りがこんなに甘いことを初めて知る。
夕方お花屋さんに行って、見事に咲いたことを報告して、
半夏生(ハンゲショウ)とコバノズイナという花を買いました。
芍薬の真紅の色とボリュームに少々気持ちが圧倒されていたので、
半夏生とコバノズイナを活けて落ち着きました。
6月5日(木)
晴。陽ざしも強く、暑くなりました。
午後、タピオ・ヴィルカラ展をみにステーションギャラリーへ。
楽しみにしていた展示でした。
分厚くて重い作品集を持っていて、その中でいいなあと思ってみつめていた、
ムラーノ島で制作した色合わせの美しいガラス作品や、かっこいいナイフ、
そしてヴィルカラが制作している様子が映っている映像も見られてよかった。
特に自作のナイフで、パンを薄く切っているその動きに釘づけ。
展示をみたあとは、気持ちのいい風と光の中、日陰側の歩道を日比谷までぶらぶら歩いて帰ってきました。
6月4日(水)
昨日とはがらりと変わり、東京は暑くなりました。
朝雲間から、うり坊みたいな富士山のてっぺんがみえましたが、すぐに隠れてしまいました。
夜になって半分ほどの月、風が心地よい。
午後、6月のZakkaへ。
眸さんがお茶を淹れてくださり、個展の話もたくさんできました。
すごくうれしい。
少しずつ日常の心になってきた、とはいえ、
会期中作品を選んでくださった方たちのところに昨日から届き始めて、
感想のメールをいただいたりして、まだまだうれしい余韻中です。
6月3日(火)
朝からずっと雨で寒い1日でした。
昨日久しぶりにお花屋さんに行って、勧めてもらったレッドチャームという深紅の芍薬を買いました。
とても大きな立派な蕾で、これと何を合わせたらいいか相談したら、これはねこれ1本だけがいいからと。
これまで一度も芍薬の花を開かせたことがなく、
昨年もこちらで、開くからと言われて買った芍薬も開かなかったんですと言ったら、
これはねぜっったいっ開くからと、蕾から少し咲いているのを買って帰りました。
お花屋さんの店主(ご年配の女性)がくるっと包みながら、茎を撫でて「咲いてね」と言ったおかげで、
今日はもう、ぱ〜〜〜っと咲いてます。
赤ちゃんの頭ほどの深紅の花。
こんな赤はこれまで絵で使ったことがない。
新鮮な目でみつめています。
6月2日(月)
東京はくもりですが、爽やかな空気の1日でした。
LUCAでの 佐々木美穂展 コラーじぇ?
足を運んでくださった方々、見に行こうと真剣に考えてくださった方々、
ほんとうにありがとうございました。
最終日31日もLUCAに行き、無事に会期を終え、
昨日の午前中少し搬出のお手伝いをして、夜東京に戻ってきました。
5年ぶりの個展、初めて関西での展示、
しかもコラージュ作品の他に初おめみえなる「なんじぇ」。
面白がってみてもらえるのか、、、不安がいっぱいでしたが、
日を追うごとになんじぇを面白く思う方も増え、うれしかったです。
(LUCAの三木さんがその様子に一番ほっとしたかもしれません)
終わってみれば、充実した時間だったと思える自分がいました。