ささ記_September2019


9月の扉絵「時が満ちる」




























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佐々木美穂_miho sasaki

ハンカチとポストカードも引き続きどうぞよろしくお願いします。
ハンカチ
ポストカード




9月30日(月)
9月も今日でおしまい。
東京は30度くらいまで上がったようです。
午後、Y姉さんとお茶。
姉さんの住む町の隣町のケーキ屋さんにて。
以前、下北にあった、シャンドンみたいなお店で、
ケーキは姉さんお勧めのモンブランを食べましたが、
モンブランも紅茶もおいしくいただきました。
さすが、姉さん、いいお店知ってます。
たっぷりおしゃべりして、駅で解散。
(シャンドンのことを書きながら、タンドルショコラ、おいしかったな〜と
思い出してしまいました)
実は今日は朝からそわそわしていました。
なぜなら、今日の試合で虎さんが勝てば、カープと交代でCS進出が決まるからなのです。
今年の誕生日の父からのメールは、
「53歳おめでとう!今年もこち虎は、ペナント争いから早々に脱落。
ならば、これからは、お馬さんに鞍替えします」
と誕生日感薄いメールでしたが、
その後の試合経過から、「望みがありそうだけど」というメールにも「あり得ません」と返事。
落ち込まないための自己防衛だなと。
そして、何と本日、CS決めちゃったんです!
父に電話をしたら、すご~く嬉しそうでした。
優勝より嬉しいかも。







9月29日(日)
お天気が崩れるかと思いきや、時折青空のみえる日曜日でした。
先週の日曜日は、宮城県美術館へ行ってたなあ。。なんて。

旅の4日目最終日22日は、
大衡村の亮太君の実家で、栄子さんの作ってくれたおいしい朝食を、たくさ〜んいただきました。
秋田の道の駅でみた「ぎばさ」は、
宮城や岩手では「アカモク」と呼ばれていて、粘り気のある海藻。
細かく刻んであるのが売られていて、私が気になっていたから、
栄子さんがおうちにあったのを解凍しておいてくれて、朝食に出してくれました。
(足が早くて日持ちがしないため、冷凍して保存したありました)
ご飯にかけて食べたのですが、ご飯がいくらでも食べられそうでした。
朝食をゆっくり食べてから、帰り支度をしてつよしさんの車で仙台へ。
4人で宮城県美術館の「ストラスブール美術館展」をみました。
思っていたよりはこじんまりとした展示でしたが、初めて知った画家が何人かいて、
中でもロタール・フォン・ゼーバッハという人の作品が好きでした。
常設の洲之内コレクションは展示作品が少なくて、もうちょっとみたかったなあと思いましたが、
「陶工・河合卯之助の図案展」や、
新しくコレクションに加わったという寺田政明の作品数点も、とてもよかったです。
この美術館は3回目ですが、常設展もとても充実しているという印象を3回とも受けました。
それになんてったって洲之内コレクションがみられますから。
(鳥海青児の「うづら」は残念ながら今回はみられませんでしたが)
美術館で締めくくって、東北の旅は終わりました。
帰ってきた夜、母に電話をしたらとても嬉しそうで、
私との電話を切ってすぐ、栄子さんにお礼の電話をしてくれたようです。

写真は増田町の山吉肥料店の、昔使っていた台所の棚に並んでいた片口。
今も使っていらっしゃるのかどうかは聞きそびれてしまいましたが、
東北の暮らしに馴染んだ片口の風景でした。



































9月28日(土)
午後から少し曇ってきました。
でも3回、洗濯しましたけどね。

旅の話の続きを。
3日目の21日は、宿のおいしい朝食をいただいたあと、
部屋でゆっくりして(部屋の温泉にまた入りました)からチェックアウト。
つよしさんの車で秋田県横手市増田町へ。
やはりおふたりが、以前来てよかったからと、連れてきてくれました。
わたくし、初秋田。カンゲキ。
ここは内蔵のある町。
家の中に蔵のある家々が並んでいます。
内蔵を公開している家を何軒か見学させてもらいました。
今もそこに暮らしていらっしゃる方が解説して下さいます。
山吉肥料店のご主人のお話が面白く、気持ちがよかった。
庭でたくさんの種類の薔薇を育てていらして、
薔薇の説明にもまた、格別の愛が感じられました。
今は、もうひとつ台所があるそうですが、
見せてもらった昔からの台所の風情がなんともよかった。
百聞は一見に如かず、増田町に行って、目でみてください。
お昼は、いつも栄子さんが食料の荷物の中に入れてくださる稲庭うどんの、
佐藤養助漆蔵資料館の中のお店で。
こちらも内蔵が見学できました。
途中地元のスーパーへ寄ってから、
最後はつよしさんお楽しみの「日の丸醸造」の内蔵へ。
見学のあと試飲をして、酒蔵限定の日本酒をつよしさんが亮太君にも買ってくれました。

写真は増田町へ向かう車からみえた鳥海山。
稲穂がたわわ。

































9月27日(金)
今日もよく晴れました。
そして午前中からあちこち、よく動きました。
表参道の歯医者さんから、日本橋へ移動して三越。
ここ数年ずっと洋服ブラシを買いたいと思っていて、
友達から教えてもらったお店で今日やっと買うことができました。
あれもこれも、ブラッシングしなくっちゃ。
そのあと、田原町へ。
ZakkaOGの磯部さんの展示がフーコで始まっているので、見に行きました(30日まで)。
もう貫禄すら感じられる磯部さんの世界でした。
フーコに行くならペリカンのパンは外せません。
昨日のうちに予約をしておいた食パンをピックアップして、銀座に移動。
和光と三越を覗いて、東銀座の岩手物産館にも足を伸ばして、
最後は亮太君と待ち合わせのステーションギャラリー。
岸田劉生展。
熱い厚いボリュームの大変に見応えのある展覧会でした。
同じ絵でも、近美でみるのと、ここでみるのとでは、また見え方が違いました。
(自分の心持ちなのかもしれませんが)
1点1点集中してみていたら途中でエネルギーが切れてしまいました。
もう一度行かないと。
久しぶりに来た東京駅は、やはりかっこいいと思いました。
皇居の方に向かって広場が抜けていて、気持ちよい風が吹いていました。





9月26日(木)
晴。
午後、DMの原画を受け取りにhomspunへ。
今回、homspun秋冬のDMの絵を描きました。3枚あります。
(画像は近日中に、載せたいと思います)
1枚は、定番ウールメルトンコートのショート丈、新色のグリーン。
1枚は、赤いウールタートルネックをソフトフラノの紺色のスタックパンツにインスタイルの女の人。
(shopの稲船さんにモデルになってもらいました)
1枚はテーブルの上にワインボトルと、オリーブの入った器が置いてある絵です。
3枚セットで、顧客の方たちに郵送されるそうです。
そろそろ届く頃かと。
秋冬の空気感が伝わったらいいなと思っております。





9月25日(水)
湿気が少なく、からりと晴れて本日も洗濯日和。
旅の話の続き。
2日目の20日は、北上市の民俗村をゆっくりみてから、
近くの道の駅のようなレストハウスでお昼をいただきました。
栄子さんと私は「ひっつみ」、つよしさんと亮太君は「おづけ餅」を。
どちらもこの地方の郷土料理。
ごぼう、人参、かしわ、ネギ、舞茸などがたっぷり入ったお汁に、
ワンタンの大きいのみたいなのが5枚も入っていました。
おいしかった〜。
そのあと、西和賀町の湯川温泉の宿へ。
車の窓からは、山の木々やススキ、そしてダム湖がみえました。
今回とってくださったお宿は、前にお二人が来た時に、
ご飯もおいしくて、お部屋も居心地がよくてすごくよかったから、
私たちを連れていきたいと思って、とって下さいました。
部屋からは、庭とその向こうの山の木々の景色。
天然温泉の内風呂があって、窓の外は、部屋と同じ眺めの半露天風呂。
お部屋もとてもゆったりした造りで、寝室も別。
静かで、24時間流れている温泉の音と虫の音だけが聞こえてきました。
そして、夕飯と朝食のおいしかったこと!
地元の食材がふんだんに使われていて、ひとつひとつ全部おいしくいただきました。
新鮮なきのこや山菜の香りもよかった。
 あ〜、また初めから食べたい・・・。

写真はレストハウスの売店に飾ってあった忍び駒。




























9月24日(火)
午後、いっとき雨が降りましたが、概ね晴。
朝は富士山がみえました。
午前中のうちに2回洗濯して、お昼はuzuraの潤ちゃんのお弁当。
今日のメインはメンチカツでした。
潤ちゃんは、今週末、奈良の井山さんの個展でお料理を出します。
その時の献立など、少しきかせてもらいました。
想像だけでも、おいしいのが伝わってきました。
そのあとhomspunへ。
今回、homspun2019秋冬のDMの絵を描かせていただきました。
今日印刷が上がってきたので、受け取りに。
うれしい〜。
詳細は近々お知らせしたいと思います。
そしてZakkaへ。
旅の1日目、仙台の、亮太君が高校の時に通っていたカフェで、
鮎子ちゃん(眸さんの娘さん)とお昼を食べました。
鮎子ちゃんはお昼休み時間を抜けてきてくれたので、
少しの時間だったけど、こうして会えて嬉しかった。
そんな話もしながら、眸さんがいれてくださったおいし〜いカプチーノをいただき、
Zakkaですごーくゆっくりさせてもらいました。
お店にいらっしゃるお客さんたちが、眸さんとお会いできてうれしいですとおっしゃっていて、
私も帰りがけにそう言おうかと思いましたが、やめました(私も毎回そう思ってますのよ)。

写真上は19日午前中、仙台の朝市。
下は20日、岩手北上市にある「みちのく民俗村」
移築された旧北川家の軒先。こんな風に干してある栗を初めてみました。
雪深い場所ならではだなと思う。
















































9月23日(月)
晴れていますが、朝から風がとても強い。
洗濯物が大量にあるけれど、外に干せず、今日は1回だけ。
19日から昨日まで、東北の旅に出かけていました。
お天気に恵まれ、亮太君のご両親が車で連れていって下さったおかげで、
自分ひとりでではなかなか行けない場所で、いろんな景色をみることができました。

写真は19日(1日目)夕方手前の松島。
塩釜在住の、栄子さん(亮太母)の義理のお姉さんゆきこさんが車を出してくださって、松島を案内してくれました。
このあと夜は塩釜のお寿司やさんで、おいし〜いお寿司でした。



























9月18日(水)
雨が降ったりやんだり。
ロンドンから、ヴァロットンの絵のポストカードで便りが届く。
8月25日付だから、今回はこれまでの中では比較的早く届いたほう。
嬉しく読みました。
その日のロンドンは38度まで上がったとありました。
暑さのことを忘れ始めていましたが、
今日、百日紅の赤い花が満開の木をみて、ここにはまだ夏があったかと思う。





9月17日(火)
よく晴れました。
洗濯物も2時間ほどで乾く。
以前のデジカメの画像を見直していたら、案の定いろいろ見入ってしまう。
下の写真は2004年に実家の応接間(名ばかりの)で撮ったマトリョーシカ。
初めてひとりで海外旅行(パリ)に行った時に乗ったアエロフロートで、
飛行機を降りる時に、乗客全員がもらったもの。
1992年だったか。
これを見ると、無事に着陸した時、機内のロシア人たちから拍手がわき起こったことを思い出します。
































9月16日(月)
午後、雨が上がりました。
腰もだいぶよくなって、ほっとする。
今日も腰まわりにカイロを貼り、夜は腰湯をしなくては。
母が冬に送ってくれたカイロがまだひと箱分残っていて、助かりました。







9月15日(日)
日曜が晴れると、ちょっと気分がいい。
腰痛のことでY姉さんにメールをしたら、電話をくれる。
自分でできる処方をいくつか教えてもらって、心強く思う。
姉さんは、坂本繁二郎展にお母さんとみに来ているとのことで、
美術館から電話をくれました。
おすすめしたら、みに行ってくれたの、嬉しかったな。
もうひとつ、おすすめしたパティスリーにも寄ってくれたよう。






9月14日(土)
晴。
ここ1週間余り痛い腰が、今日マックス。
「マックス」をちょっと使ってみたかった。
というのは、先日、銀座三越の地下でスコーンとクロテッドクリームを買った時に、
保冷剤をつけて渡してくれたお店の方が、
「保冷剤はマックス2時間しかもちませんので」と言ったのが面白かったので

ラジオの痛散湯のコマーシャルが妙に心に響く



9月13日(金)
涼しい。
お月様は雲間からみえたり、隠れたり。
秋の夜長。
虎さん、Aクラスどうかなと父にメールしたら、
「ヤクルトに負け越した時点で、今季も終わりました」と。
そうか。



9月12日(木)
気温は高めでしたが、湿気が少なくてからりとしていました。
午後、色校をみに出かける。
修正点など話し合う。
2週間後に上がってくるのを、楽しみに待つとします。
そのあと、Zakkaへ。
お店には出来立ての、2020年カレンダーが並んでいました。
Zakkaに入ったのは確か1988年だから、
たぶん1989年版のカレンダーからずっと31年間、Zakkaのカレンダーひと筋。
毎年毎年、楽しみにしているカレンダー。
お店にお立ち寄りの方は、お手にとってみてください。
眸さんが淹れてくださったカプチーノを飲んで、
佐藤さん眸さんと少しおしゃべりしてから、ABC経由で帰宅。
帰る頃は暗くなっていましたが、自転車が気持ちよかった。
途中、大きなお屋敷が立ち並ぶエリアを通り抜けていくのですが、
ひとつひとつのおうちに灯りがともっていて(それらのほとんどが、間接照明の色)、
おいしそうな夕飯の匂いも漂ってきて、あちこちで秋の虫が鳴いていて、
なぜかせつない気持ちになりました。
明日は中秋の名月。
みえるかな。




9月11日(水)
夕方雷雨。
午前中の晴れている間に、キッチンクロス類を洗濯してアイロンをかける。
毎回アイロンをかけながら、
時間が経っていい風合いになってきたなあ、いいなあ、と眺める。
愛でるという感じか。






9月10日(火)
今日もぐんぐん気温が上がりました。
午前中、母より荷物が届く。
梅干し、お味噌、出汁昆布などなど。
すぐにお礼の電話。
「着きました、ありがとう」
「着いたんか、分かった」ツーツーツー
10秒。
お昼は潤ちゃんのお弁当。
今日も野菜がたくさ〜ん、おいしかったです。


9月9日(月)
昨夜の雨風、かなりのものでした。
朝には雨も風もおさまり、富士山もくっきりみえました。
今日の東京は35度くらいまで上がったようです。
日が暮れてから夕飯の買い物に出かけましたが、まだ熱気がむんむんしていました。
今朝、玄関の掃除をしようとブーツなどをどけたら、
あれ?水がたまっている。。。。。。
ブーツが入っている布袋も濡れている。。。
どうやらドアの隙間から雨が入ってきたらしい。
布袋からブーツを取り出すと、甲の部分の革の色が濡れて変わっていました。
黒と茶2足とも濡れていました。がくっ。
すぐに布袋を洗濯して、ブーツも陰干しする。
半日乾かして、最後に靴クリームを塗ったら、いい感じに。
洗濯したばかりの布袋にしまって玄関に並べたら、前より気持ちのよい景色。
ふぅ〜。




9月8日(日)
夜遅くには台風が接近するようですが、今のところ静かです。
ベランダの小さな鉢は、家の中へ避難させました。
昨日今日とお神輿がマンションの前の道を通っていきました。
そんな季節ですな、いつのまにか。
昨年の今頃はもうすぐ個展が始まる時で、その準備で気ぜわしくしてたような。
と思って昨年のささ記を読み返していたら、
ちょうど今頃、キッチンの流し台を新しいものに取り替えてもらっていました。
おかげさまで、この1年とても快適。
1年近く大家さんにお会いしていませんが、
個展の時に、東京フロインドリーブのクッキーを手土産に、
見に来てくださったの嬉しかった。
大家さんの母上はドイツの方だったそうでだからフロインドリーブがお好きなのかなと。







9月7日(土)
今日も暑くなりました。
この数日で、腕が日焼けしました。
午前中に家を出て、練馬区美術館の坂本繁二郎展へ。
色が、構図が、モチーフが、もうどうしましょうというくらいよくって、
全体をみたり部分をみたりしながら、深く絵の中に入っていきました。
ひとつ残念だったのは、月の作品が何点もある最後の空間のすぐ隣でビデオ映像が流れていて、
映像の音声と、映像をみている人たちが絵のすぐそばに座っていることで、
絵に集中できなかったこと。
これら晩年の絵は、できれば静かな空間でみたかった。
濱田庄司の『無盡蔵』の「坂本繁二郎さんのこと」という文章の中に、
漱石が新聞連載の展覧会評で、「うすれ日」という作品のことを好意的に書いたという話がありました。
その絵の前に今日立った時、漱石もこの絵の前に立ってみていたんだなと思う。
漱石の評を読んだ坂本繁二郎が「自分の苦しみが分かってもらえたことで十分でした」と
図録にあって、その言葉もまたよかった。
2時間余りゆっくりみて、帰りに近くのパティスリーに寄りました。
おいしそうなケーキや焼き菓子、パンが並んでいて、目移りしてしまいましたが、
今日はパンだけ数種類買って帰りました。
また明日から絵を描こう。




9月6日(金)
夏が戻ってきたような太陽と雲と暑さでした。
それなのに、ハンカチを忘れて出かけてしまった!
まず築地でかつお節、そして岩手物産館をのぞいてから、
そうだ、大野屋で手ぬぐいを買えばいいんだと、
紺色系の手ぬぐいを買って、ハンカチ代わりにすぐに使う。
(普段はハンカチも下着も一度洗ってから使うのですが、今日はそんなことは言ってられない)
安心しました。
そして、本日一番の目的地、G8で始まっている有山氏の展示へ。
展示全体が図鑑のようで、たいへん面白くみました。
さすがっす。
ケンイチ画伯の図解説も大きなパネルになっていて上手だなあ、
しかも文章も上手だなあと。
会場でリトルモアから出たばかりの本『音のかたち』を買ったので、
復習がてら勉強してみようと思います。
そのあと久しぶりに「たくみ」を覗いて、
三越地下に新しくできたRodda'sでスコーンとクロテッドクリームを買って
表参道に移動してクレヨンハウスとアルテックに寄って帰宅。
明るいうちからずっと空に月があって、
夕方ひさしぶりに富士山をみました。

有山達也展 音のかたち





9月5日(木)
晴れ。
お休みの亮太君と、平塚美術館へ。
9時台の電車に乗り、伊勢原駅からバスで30分ほど揺られて、
ちょっと遠足のような時間になりました。
「鳥海青児とその時代展」
「その時代」の画家たちの作品もすごく充実していました。
鳥海青児のことをほとんど知らず、
宮城県立美術館の洲之内コレクションに「うづら」という作品があって、
それしかみたことがありませんでした。
今回の展示で、知ってしまった。
みに行けてよかった。
今回の展示にも数点あった岸田劉生展が、ステーションギャラリーで始まってます。
それにも行かないといけないし、近日中に坂本繁二郎展。
以下は好きな作家の生まれた年
志賀直哉(1883年
安井曾太郎(1888年
梅原龍三郎(1888年
柳宗悦(1889年
岸田劉生(1891年
中川一政(1893年
濱田庄司(1894年
小津安二郎(1903年
ちなみにバーナードリーチは1887年、坂本繁二郎は1882年、
鳥海青児は1902年、うちの祖父は1906年
バスの中からみえた田んぼの稲穂、白鷺、とんぼの大群、からりと明るい光、
100年前の景色とはもちろん変わっているでしょうが、
このあたりを描いた風景画をみながら、その時代の空気を想像しました。






9月4日(水)
曇り。雨は降らず。
美術館は明日にして、夕方Zakkaへ。
(Zakkaは私にとって美術館のような場所です)
今日も眸さんはミシンをかけていました。
タイミングを見計らって、カプチーノをお願いして、
作ってくださる眸さんの所作を盗み見。
眸さんと政治とか社会の話とかラジオの話とかを、ちょこちょこっとしたり。
2時間余りお邪魔して、今日はどこにも寄らずに帰ってきました。
10代の頃からずーーっと憧れている眸さんとZakkaが、
今もこうして存在して、話ができて、
器や布ものを毎回新鮮な目でみられることを、つくづくしあわせと思う。
小津の映画や志賀直哉の言葉、安井曾太郎の絵と同じ存在。




9月3日(火)
このところずっと描いていた絵を、今日持っていきました。
目の前でみてもらうのは、どきどきします。
よい反応をいただけてほっとしました。
今月末には印刷物になるので、またその頃お知らせいたします。
帰ってきて、ソファで1時間ほど寝てしまいました。
起きたら暗くなっていて、雨。
しばらくして雨がやんでから、スーパーへ。
帰ってきたとたん、また土砂降りの雨になりました。
降られなくてよかった。
明日は美術館へ出かけようかな、とか、考えるのが楽しい時間。





9月2日(月)
夏の暑さが戻った1日。
神保町シアターの年末は成瀬特集のよう。
成瀬三昧、したい。
7時過ぎ、コピーをとりにコンビニに出かける時、
西の空に大きな三日月をみました。
影の部分も含めて丸くみえました。





9月1日(日)
今月の扉絵は、昨年の個展のために制作した絵です。
最初はコラージュから始めたのですが、どんどん変わって、最終的にこの絵になりました。
今日は、亮太君が帰ってくるまでにキッチンクロスのアイロンがけが間に合わず、
夕飯のあとにせっせとやっていたら、アイロンがけが上手だと褒められました。
なので、かつてZakkaでアイロンをかけた時、眸さんに
「美穂さん、アイロンかけたことある?」
と言われたエピソードを、お教えいたしました。
Zakkaにいたおかげで、アイロンもミシンも上手になりました。