ささ記_December 2015



























12月の扉絵は「芋」。発売中の「食楽」連載の挿絵より




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佐々木美穂_miho sasaki







12月26日(土)
晴れて陽ざしが暖かかった。
昨夜は満月でしたね。
宇都宮の千春さんからのメールで、クリスマスに満月だったのは38年ぶりと知りました。
一昨日亮太君が買ってきてくれたローズピンクの薔薇の花、
昼の間、日向に置いておいたら、ふっくらと開いてきました。
今日は午後から銀座へ。
張り替え修理に出していたFOXの傘が出来上がったとのことでそれをとりに行って、
ついでに父へのお土産を買って帰ってきました。

今年のささ記の更新は本日が最後。
10月にPC(5台目)がついに動かなくなり、
niloの更新のために、古いPCを買い続けることを止めるという決断をし、
新しいPCで「ささ記」をブログで引き継いでふた月。
これでいいのだ、と今は思います。

今年は美術館へも映画館へもそんなには行けなかったけど、
見た展示の中でよかったのは、ワシントンナショナルギャラリー展と、
ブリヂストン美術館でのベストオブザベストかな。
ブリヂストン美術館はこの展示を最後に改装に入るため、その空間をしっかりと目にやきつけました。
映画は、ブレッソンの「やさしい女」と小津の「東京物語」をスクリーンで観れたことがやはりよかった。
来年は心待ちにしていたモランディ展が、ついに東京でも見ることができそうです。
4年前に神奈川県立近代美術館に来るはずだった展示と、作品の内容が変わるのかどうかは分かりませんが、
いずれにしろモランディの作品をまとまって見ることができる機会。
楽しみ〜。

今年もniloを覗いて下さりありがとうございました。
どうぞよいお年をお迎え下さい。
来年もよろしくお願いします。





12月25日(金)
晴れましたが、富士山はみえず。
風も強く寒かった。
お昼、ミワコさんと待ち合わせてuzuraの潤ちゃんのお弁当をいただきました。
潤ちゃんのお弁当は年内今日が最後。
食べ納めが出来てよかった。
今年は潤ちゃん、ミワコさん、私の3人で老舗の懐石料理店に行けたことを
つくづくよかったなぁと思いました。
今月初めのことなのに、もう遠い昔のことのようですが。
お弁当をいただいたあと、ミワコさんと新宿でお茶。
潤ちゃんお勧めの、ホテルのラウンジで。
ゆっくりくつろげました。
窓からスカイツリーが見えて、案外近くなのでびっくり。
それだけ高いということなのでしょうね。
お茶のあとミワコさんと別れて、ダダダと買い物を済ませて帰ってきました。
デジカメもついに新しいのを買いました。
これで来年は「今日の富士山」が復活できそうです。
夜、いつものスーパーに買い物に行くと、棚がすっかりお正月用に変わっていました。
紅白の幕とともに、数の子、かまぼこ、鏡餅、煮豆にだし巻きなどなど、華やかでした。






12月24日(木)
雨かと思いきや、晴れて暖かい1日になりました。
夕方、小唄と三味線のお稽古。
今年最後のお稽古でした。
セツの大先輩H氏ともお会いでき、よいお年をとご挨拶ができてよかった。
夜は亮太君と、いつもよりちょっとだけ豪華な夕食。
亮太君がお休みだったので、6時過ぎからゆっくり食べられてよかった。
(いつもは10時近くから晩御飯なので)
大山君からいただいた赤ワイン、とてもおいしかった!
今年はケーキはなし。
先日買って少しずつ食べていたシュトーレンをケーキの代わりに。
IRISH MALTミルクティとよく合いました。

自転車に乗っていたら、あと3か月もすれば桜が咲くんだと、ふと思いました。
この時期、そういう風に思う瞬間が毎年あります。
冬至が過ぎ、また少しずつ日がのびていくという明るい延長に、
春があるからかもしれません。










12月23日(水)
4時頃から雨が降り出しました。
母からの電話で、ハーゲンダッツを買っておこうと思うけど何がいい?と(笑)。
実家の冷凍庫は「ハーゲンダッツのストロベリーオンリー10個以上常にある状態」でして、
他の味はないの?と聞いたことを覚えていたらしい。
何味もいらないと答える。
昨日はお餅のお礼で電話したとき、
「帰った日の夜は、蟹を買っておこうか」と聞かれ、少し心が動いたけれど、
これもいらないですと答える。
あいかわらず、かわいげのない娘です。
亮太君も一緒だったら、アイスも蟹もお願いしますと答えると思うのだけど、
亮太君は東京に残るのでいいかなと。




12月22日(火)
よく晴れて、今日も月がきれいでした。
午前中、母からお餅が届きました。
午後、早速土器さんと眸さんのところへお持ちしました。
ふた箱を風呂敷に包んで持って歩くと、腕にずっしりとくるのですが、嬉しい気持ちのほうが大きい。
とっても喜んで下さるので。
まず土器さんにお渡ししてから、前川さんの展示をゆっくり見せてもらいました。
土器さんが好きな表情の作品も教えてもらいました。
そしてZakkaへ。
お店に入ると、知り合いの方がいました。
その方に風呂敷包みを抱えて来た姿が、昭和っぽかったと言われました(いい意味で言って下さったみたい)。
「古い映画ばかりみてるからじゃない?」とすかさず眸さん。
昭和っぽいと言えば、今朝亮太君が、ワイヤーのハンガーのことを、「衣紋掛」と言ったので、
衣紋掛って・・・と笑った話を眸さんたちにもしました。
お餅をお渡ししたあと、お茶をいただきながら、
お餅はどうやって食べるのが好きかという話などしながら、ゆっくりさせてもらいました。
わたくし、今日すでに2つ食べました。
お餅を食べながら、今年もこうして無事に年の瀬を迎えられてよかったと思う。







12月21日(月)
くもりがちの天気でしたが、思ったほど気温は低くはなかった。
夕方小唄と三味線のお稽古。
どこかへ出かける時、たいがい電車の中でお稽古時に録音した自分の唄を聴いています。
一音、一音、先生が丁寧に直してくださっていて、
大人になってから、これだけしつこく誰かに間違いを正されることってないので、
これってすごいことだと先日、ふと気がつきました。
直してくださる時の先生の言い回しがまた粋で、正されることがうれしかったりして。
今日、私の前にお稽古をつけてもらっていた八重さんはお着物でした。
背の帯の柄をよく見たら、足がにょきっと出ていて、
こちらを向いたら、前は手が出ていました。
かっこよかった。
年末まで忙しいようで、何よりと思いました。




12月20日(日)
いいお天気。昼間から空に月。
「冷蔵庫の下の掃除日和」だったので冷蔵庫を動かして掃除。
すっきり〜。
午後は智子さんと白金高輪の駅で待ち合わせてYAECAへ連れていってもらいました。
初めて行きましたが素敵な空間で、ときめきました。
お菓子の焼ける匂いが店内に漂っていて、平和な感じがしました。
そのあと、さる山へ。
智子さんに史朗さんの展示をみてもらえてよかった。
さる山での2008年の史朗さんの展示のDMに、亮太君が文章を寄せていて、
久しぶりに読み返してみたくて探したのだけど見つからなかったので、
猿山さんにお願いして1枚いただきました。
当時は亮太君のことは顔見知り程度だったのですが、
その文章を読んで、おっ、と一目置くようになったのでした。
最後の一文、
「濱中史朗とは、「陶芸」なるあまりに有機的な香りを帯びた
人間的な営みのもたらす「癒し」などからは遠く隔たった、
癒しがたい残酷の、この上もなく美しい当惑と魅惑の名であるだろう」
で締めくくられているなんて、かっこよすぎませんか。
さる山をあとにして、智子さんとお茶をしながら、亮太君の話などしました。
私の今年の前半は智子さん夫妻の肖像画を描くことにたくさん費やしました。
振り返ってみれば、とても充実した時間で、いい勉強をさせてもらったと感謝してます。










12月19日(土)
今日も富士山。わりと1日中見えていました。
お風呂掃除日和ということにして、午後天井と壁をカビハイターで掃除。
明日は冷蔵庫の下の掃除日和にしよう。
昨日、亮太君のお友達の大山君より、今年もクリスマスプレゼントで、赤ワインが届きました。
昨年は赤地に真っ赤な薔薇がぎっしりの高島屋の包装紙でしたが、
今日のスキ帖16の25/dec/2014
今年は白地に金色の星が散らばっていて、白地をよーく見るとやはり薔薇模様の
高島屋クリスマスヴァージョン。素敵でした。
クリスマスにいただこうと思います。
亮太君情報によると、大山君の本(哲学の)が来年出版されるらしいです。
また出たら「ささ記」でもお知らせしたいと思います。
いただきものといえば、先日孝子姫よりいただいた白ようかんがとてもおいしい!
上品とはまさにこのことか。姫からいただいたからいっそそう思うのかもしれない。
毎日少しずついただいてます。
12月は体重を減らすことは、あきらめました。





12月18日(金)
晴れましたが気温がぐっと下がり、冬の空気。
朝は富士山が夜は月がくっきりと見えました。
お昼、神保町シアターへ。
「ふんどし医者」(1960年製作)を観ました。
森繁と原節子が夫婦役の、幕末から明治の初めにかけてのお話。
チラシに原節子が博打好きの妻とあったので、どんな妻かしらと思いましたが、
なるほど〜という描かれ方でなるほど〜と。
「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」というのがありますが、
映画ではその大井川が運命を決めるような役割をしていました。
見られてよかった。
映画のあとは、1軒古本屋さんを覗いてから表参道へ移動してZakkaへ。
お店に入ってすぐ、なつかしいお顔が。
冴子さんがお店にいらした時に松山のドノバンで働いていたふたりで、
当時はかわいい女の子でしたが、今はふたりともすごく素敵な大人の女性になっていました。
実は今日、やはり当時のドノバンにいらした方に、ポストカードを発送したばかりでびっくりしましたが、
冴子さんのおかげだなと思いました。
Zakkaでゆっくりお茶をして、ほっとして帰ってきました。
そういえばお茶をしながら、Zakkaの佐藤さんに
「今日は映画見てきたんだ」って言ったら、
「スターウォーズじゃないですよね」とさらっと聞いてくるところが、彼女の面白さ。
そんなわれわれの話をおかしそうに聞いている眸さんでした。





12月17日(木)
曇り。
お休みの亮太君は図書館へ。
明日から、静岡のfigsさんでは、藤原さんのルームシューズ展が始まります。
今回のDMのルームシューズもかっこいい。
figsはZakkaOG村瀬さんのお店です。
牧内さんと同じ時期にZakkaで働いていました。
私が2代目で、藤原さんが3代目、そのあとが村瀬さん、牧内さん。
4代目、5代目のふたりの時、Zakkaにカフェができたのでした。
1997年のこと。
私は当時フィレンツェにいて、北出さんと眸さんからfaxをもらって、
カフェのことで、faxのやりとりをしたことをとてもよく覚えています。
当時カフェメニューにあったGプレート、おいしかったなぁ。
と、話がそれてしまいましたが、お近くの方はぜひ、足をお運びください。
figs






12月16日(水)
1日中暖かく、夜風が気持ちいいと思える12月って。。
昨日買った紅茶を朝食の時に早速いれて飲んだのですが、朝ではなかった(笑)。
午後から夕方にかけて飲むのが合ってるなと。

午後、ワタナベさんと神保町で待ち合わせて、
岩波ホールでやっているピロスマニの映画をみました。
セリフとして2度出てきた「タマラ王女のお墓のある、昼だけの国」、
ピロスマニは夜のないその場所に憧れていたのだろうか。
映画の中のグルジアのレストランは、どこも真っ白なテーブルクロスがかかっていて、
そこが物悲しく感じました。
でも暗いようでいて、喜劇を見ているようなおかしみもあり、
グルジアという国とその時代(20世紀初め)に生きていた画家の空気感が魅力的でした。
映画のあと、軽くご飯を食べ(軽くのつもりががっつりになってしまったのですが)、
別の場所でお茶をしながら、ワタナベさんとおしゃべりをして帰ってきました。
彼女とこの前会ったのは1月で、その時は新宿御苑を散歩したのでした。
あれから1年近くも経っていてびっくり。来年はもうちょっと会えるといいなと思いました。
私と会う前に、わざわざペリカンに寄ってくれて、角食とロールパンをお土産に下さいました。
明日の朝はペリカンのパン!
きゃ〜。






12月15日(火)
本日も曇り。でも気温が高めで暖かかった。
夕方、絵の受け渡しで新宿へ。
来年2月だったか?発売予定の、石井好子さんの「人生はこよなく、美しく」の文庫版の
カバーの絵を描きました。
既刊の石井好子さんのご本、
「バタをひとさじ、玉子を3コ」「私の小さなたからもの」も、
単行本と文庫本の表紙(カバーも)を描いております。
この2冊は単行本のカバーをはずして出てくる表紙のコラージュの雰囲気で、
文庫版のカバーも制作していました。
今回の「人生はこよなく、美しく」の文庫版はコラージュではなく絵でいこうということになり、
単行本の時とは印象ががらりと変わりました。
また発売の頃、お知らせいたします。

編集の真実子さんに絵をお渡ししたあと、ふ〜終わった〜と開放感から、
伊勢丹の食品売り場と5階をぶらぶらと散策いたしました。
5階で、なにやら見覚えのある紅茶に遭遇。
春に彩さんのおうちでお花見を兼ねたアフタヌーンティーの時にいただいて、
とてもおいしかったロンネフェルトの「IRISH MALT」TEA!
今日まで出店中とのこと。
いろんな種類がありましたが、迷わずIRISH MALTを買いました。
うれしい。
うれしいといえば、午前中敏腕ライターO女史よりプレゼントが届きました。
彼女からはおいしいものを時々いただくのですが、
梱包も毎回素晴らしく、開けるところからわくわくなのです。
本日も実においしそうなブツが。
おほほ。






12月14日(月)
曇りの月曜日。
夕方、小唄と三味線のお稽古。
2月に延期になったおさらい会の唄と糸(三味線)がようやくなんとなく決まる。
糸は「せかれ」になりそう。
替手を八重さんがやってくれることになり、お稽古に見える八重さんを待って、
2回ほど一緒に弾いてもらいました。
替手が入ると唄の印象がいっそ華やかになり、素敵でした。




12月13日(日)
雨の日曜日。
叔父からお歳暮が届く。
お中元とお歳暮と称して年に2回、越前そばセットが届きます。
からみ大根までついているんです。
おいしいんです。

ずっと描いてる絵が今日も進まず。
著者の色香が絵にない。
数日前、絵の中のグレーのテーブルクロスをみて、
「コンクリートみたい」と亮太君に言われて、立ち直れてません。
なんてね、言ってもらえて感謝してます。









12月12日(土)
天気予報が変わり、思いがけずよいお天気の土曜日。
本日から「さる山」では濱中史朗さんの展示が始まりました。
萩から、孝子姫(史朗さんの妹)もタイミングよく上京していたので、
11時に表参道で待ち合わせして、buikへ。
何度もniloで書いたことがあるのですが、孝子姫とは、フィレンツェに住んでいた時、
通っていたイタリア語学校で同じクラスでした。
当時もう25歳だった姫ですが、初めてのひとり暮らしがいきなり外国で、
とても心細そうで、この方をお守りせねばと、ばあや心がむくむく芽生え(笑)、
せっかくのイタリア滞在を共に楽しく過ごそうと、あちこち誘っては出かけておりました。
彼女はまさに姫と呼ぶのがぴったりの人。
姫といっても私が友達から呼ばれるわがままなほうの姫ではなく(笑)、
箱入り娘のような清らかさが由縁。
いつだったか、お茶の席での着物姿をみた時、その内面から滲み出る、
奥ゆかしい美しさにうっとりしてしまいました。
buikではふたりともキッシュのランチをいただきました。
今週のキッシュ、私個人的に今まで食べたbuikのキッシュで一番好きでした!
姫もご満悦の様子で何より。
そのあと、ふたりでさる山へ。
お店が開いてすぐでしたが、店内はすでに史朗さんの器を好きな方たちが、真剣に選んでいました。
私も真剣に選びました。
5時に亮太君とまた、さる山で待ち合わせていたので、姫を途中までお送りしてから一旦家に戻りました。
再び夕方伺ったとき、ゆっくり作品を拝見しました。
さる山での展示は今年で9回目になるのだそう。
年に1度、この時期に行われる展示を心待ちにしている人もたくさんいると思いますが、
亮太君と私もそのうちのひとり。
今年の展示も言うまでもなく素晴らしかったのですが、感想はもう少し考えがまとまってから。
毎年史朗さんの器が少しずつ増え、使うほどその魅力が増すうれしさよ。
夜は孝子姫も合流して、猿山さん、山本さん、史朗さん、志帆さん、亮太君、私の7人で甚六へ。
亮太君は史朗さんの展示初日を1年の中で一番楽しみにしているので、
史朗さんや猿山さんと話をしながらお酒が飲めて、すごーくうれしそうにしていました。
展示は20日まで。
ぜひ、足をお運びください。




12月11日(金)
朝のうち残っていた雨も午前中にはやみ、やんだと同時に風が吹き荒れ、
太陽が出て気温も上がり、夏日になったところもあったらしい。
夕方の光と空はダイナミックな夕暮れでした。
夜は「食楽」編集長N女史と前食楽編集長で現「おとなの週末」編集長のK氏と、
ル・キャバレにて会食。
(ル・キャバレの坪田さんは、食楽にて、私と同じ巻頭ページで連載されています)
食に関する雑誌に長年携わっているおふたりとの食事は楽しい上にとても勉強になりました。
たとえば、今日いただいた料理のひと皿「春菊と柿のサラダ」には、
上に細かい角切りの生姜がのっていました。
私はといえば、生姜との組み合わせが新鮮で、酸味もいい具合なので、
この酸味はワインビネガーなのかな〜というぐらいしかわからなかったのですが、
N女史は「多分これはレモンだけの酸味だと思います」と。
そしてK氏は「コラトゥーラ(イタリアの魚醤)が使われてますね」。
お店の方に聞くとやはりコラトゥーラが隠し味で使われてるとのこと。
ひと皿ひと皿を真剣に味わい、ワインもたくさん飲むおふたりについつられて、
いつもよりたくさん飲み、たくさん食べて、おなかがはちきれそうでした。






12月10日(木)
夜から雨になりました。
読みかけのある文章から、土地とご先祖様のことを考えながら眠りにつく数日。

福井のうちは、家の真ん中(中心)に仏間があって、大きな仏壇があります。
仏壇の扉はずっと開いているので、家全体が見守られている感じがある。
炊きたてのご飯はまずお仏壇に供え、いただきもののお菓子もまずはお仏壇に。
東京から帰ると「ただいま帰りました」と、お仏壇の前に座って挨拶をします。
お仏壇は、ご先祖様のいる場所なので。
(お墓の中に私はいませんよ〜という唄がありましたけど)。
祖父がお経の読み方を教えてくれたので、ご先祖様たちの祥月命日や月命日には、
祖父の隣に座って一緒にお経を唱えておりました。
その時間は会ったこともないご先祖様と交流しているような気持ちがしました。
祖父の両親が今の土地に住み、家の歴史を作ってきました。
祖父も祖母も亡くなってから30年以上経ち、すっかりご先祖様の仲間入りですが、
家に帰ると、今も一緒に暮らしているような気がします。
以前祖母がテレビを見ていた部屋で、今は父がテレビを見ている。
その姿に祖母の姿が重なります。
土地や家にはそれぞれに長い時間かけて作られてきた歴史があるのです。
ダムに沈んだ村、津波で流されてしまった町、
そこにずっと住んでいた人たちが、土地を離れなくてはならなくなった時、
ご先祖様に申し訳ないと思う、そういう気持ちは自分の中にも確実にある。
ただ文章の中には、ご先祖様のことを思う時間と同じだけ、何代も先の未来のこと、
ずっと先の未来に生きている人たちのことも考えるという時間軸のことも書かれていて、
はっとしました。





12月9日(水)
い〜いお天気で夕焼けもきれいでした。
晴れてるからと薄いコートで出かけたら思いの外気温が低くて寒かった。
お昼は潤ちゃんのお弁当。
昨日いただいた洋梨も少しだけお福分け。
今日のお弁当もおいしかった!
里芋のサラダは塩昆布と梅肉で和えてあり、
メインのお肉は九条ネギとぶた肉の塩麹炒め、
それと菜花のからし和え、ニンジンのサラダ、ゆで卵、ブロッコリーにプチトマト。
安定の色どり。
お弁当をいただいたあと、イエンセンに寄って、あの人とあの人に贈る、
冬限定のおいしいやつを買う。
何年か前にミワコさんからいただいて以来、あまりにおいしくて、
冬になると必ず買って、まわりの友達に渡しておりしてます。






12月8日(火)
亮太君のおうちからお歳暮で山形のラフランスが届く。
お歳暮って、、、逆じゃね?
と思いつつもありがたく頂戴する。
食べごろまでにはまだ少しあるようなので、楽しみに待つとします。

夜は福田君の本「きょうの花活け」の打ち上げでした。
外苑前のお店にて(「つるとはな」2号目の表紙になった方のお店)。
著者の福田君、奥さんののりこさん(中のカットを彼女が描いてます)、
デザイナーの井上さん、井上さんのアシストをされている妹さん、
編集の十川さん、わたくしの6名。
福田君が井上組と呼んでいましたが、まさしく井上さんがみんなを上手に引っ張っていって出来た本でした。
おいしいねと言いながら料理をいただきつつも、
途中組長に福田君があることでダメだしされているのを、
のりこさんがうれしそうに見ていたのが面白かった。
福田君のガツガツしてなさが、鎌倉生まれで一人っ子のせいなのかどうかは知らないけど、
そういうところが好きなのです。

きょうの花活け、とてもいい本です。
こちらから
ガツガツ

井上さんのサイト
福田君のインスタ



12月7日(月)
今朝はぼんやり富士山でした。
夕方から小唄と三味線のお稽古。
前にも「ささ記」で書いたことがあるのですが、youtubeでいとうせいこうさんが、
何かの会に出演された時に唄われている映像がみられるので、ときどき見ております。
「満月や」と「花の雲」。
何度も見ているので、今は端正なお顔と、唇の形がとても美しいという所ばかり見てしまいます。うふ。
https://www.youtube.com/watch?v=9UcDONWvo44

唄といえば、小津映画の何本かの映画の中で披露している、笠智衆さんの唄がとても好きです。
「彼岸花」の詩吟もとても胸に響きます。
うまい具合にyoutubeにちょうどその場面だけが上がっていました。
https://www.youtube.com/watch?v=F0ikQUQKos4





12月6日(日)
朝見えた富士山、シャーベットのようでした。
冬の時期に何度か見るこの富士山。気持ちがすーっとします。
雲が多くなって、洗濯物は乾ききらないまま中に入れて部屋干し。
絵を描いていると、絵の具が乾くまでと休憩ばかりとりながら、
気がつけば家にある甘いものを食べつくしている。。。恐ろしい。
さて夕飯の買い物に行かねば。







12月5日(土)
風もなく、青い空に色づいたイチョウの葉が眩しいほど。
あ〜、終わってしまった。
本日、ひと月前から心待ちにしていた食事会でした。
ミワコさんと潤ちゃんとわたくし3人で、いつか行ってみたかった懐石料理店Tでお昼をいただきました。
年齢的には十分大人の我々ですが、大人になったんだなという、晴れがましいような気持ちがしました。
ちょうどよい明るさ(暗さというのか)の個室には、魯山人の書、どなたが描いたのか聞きそびれてしまいましたが、
美しい色のキノコ(多分)の絵の軸、活けてある花などなど、心配りがひとつひとつ丁寧でシックでした。
お料理、すべておいしかった。器との兼合いも素敵で、目も喜んでいました。
お出汁の味がつくづくおいしくて、和食っていいねと3人が何度も言っていました。
気のおけない友達とおいしい料理をいただき、身体も気持ちも自然に緩んでいく時間でした。
おいしい和菓子とお抹茶までいただいたのですが、
お店を出たあと、近くの紀尾井町バカナルでお茶をしながら、話にもう少し花を咲かせました。
今夜は、伺ったお店の先代が書かれた本を読みながら、余韻を味わって寝るとします。




12月4日(金)
風は冷たかったけど、よく晴れて空は真っ青でした。
11時前に千春さんと待ち合わせ。
うちの近くまで来てもらって、お気に入りの散歩コースをご案内。
大学の表門から入って裏口へ抜け、公園へと向かいました。
古い校舎がまだ残っている大学の敷地内は、時が止まっているようで、
この建物の中に自分のアトリエがあったらどんなに素敵だろうと、
いつも妄想してしまいます。
公園は洋館の前のベンチ(特等席です)に座って、暖かい陽ざしを浴びながら、
会わなかった間のことを聞きました。
待ち合わせ場所に向かう前にベーグル屋さんで買った焼きたてのベーグルと、
セブンイレブンのホットコーヒーを食べつつ飲みつつ。
千春さんは私と同い年。
お子さんがふたりいて、上のお兄さんは高校生で、下の妹さんは中学生。
ひとりでふらりと東京に来たのは17年ぶりだそう。
1年半ほど体調を崩していて、ここ1年余りでようやく元気になって、
こうして今日東京で会えたこと、ほんとうによかった。
12時過ぎまでおしゃべりして駅まで送り、千春さんはこれからZakkaに行くとうれしそうでした。
家に戻ってから夕方まで絵を描き、暗くなり始めた頃、新宿へ出て、
いくつか用事を済ませて戻ってきました。
夜の空気はさすがに寒かった。
今日は1日が長く感じられました。





12月3日(木)
お昼過ぎまで雨。今日は1歩も外に出ていない。
お休みの亮太君は体調がいまいちとのことで、図書館には行かず、1日家でゆっくりしていました。
さっきすっかり元気になったと起きてきたので、夕飯の買い物のメモを渡して、買ってきてもらうことにする。
昨日、宇都宮の千春さんから葉書の速達が来ました。彼女らしい。
そもそも彼女がいなかったら、18番の凡子ちゃんとのご縁もなかったかもしれない。
私がZakkaにいた時に千春さんと知り合いました。
お客さんでいらしていて、ある日、唐突に(笑)パリのお土産をいただいたのです。
その時初めてたくさん話し、少しずつ親しくなり、
いつぞやは藤原さんと一緒に宇都宮の千春さんのおうちに泊めていただいたこともありました。
みんながまだ20代の頃のこと。凡子ちゃんも一緒で、彼女はまだ10代だったかな。
そして翌日千春さんの車で黒磯のshozoさんに連れていってもらったり。
途中寄った、足利あたりの喫茶店もとても素敵だったことを思い出しました。
明日はピーカンの晴マーク。
明日少しの時間だけど会えそうなので、今から楽しみ。






12月2日(水)
6時頃から雨が降り出しました。
午後、原宿でひとつ用事を済ませたあとZakkaへ。
月に何度行ってるんだっていうくらい行ってます(笑)。
眸さんがいれてくれたおいしいカプチーノを飲みながら、いろいろ話をしました。
Zakkaに行って眸さんの顔を見て、ちょこちょこっと話していると、
時には自分の考えを反省したり、時にはそれでよかったんだと思えたり、
あらたまって相談をするわけではないけれど、眸さんのさりげない言葉がとても心に残ります。
Zakkaは今、小野哲平さんと広川絵麻さんの器が充実していましたyo。





12月1日(火)
今日から12月。
東京は今日も晴れて暖かい1日に。
今日の「今日のスキ帖」に載せた画像はローマのバビントンティールーム。
かつて新宿伊勢丹にあったバビントンのことを思い出すたび、撤退してしまったことをとても残念に思います。
買い物が目的というより、バビントンでお茶をするのが目的で伊勢丹に行ってたような。
ローマのバビントンに行った時、伊勢丹のバビントンが忠実にこの空間を再現していたことに驚き、ちょっと感動しました。
でもさっきローマバビントンを検索してみたら、店内はずいぶん変わってしまっているようでした。。。
もしもまた日本でバビントンが復活されるなら、昔の空間がいいな。
この前、銀座のWESTで村瀬さんにも話していたのですが、WESTの原宿店が好きでした。
パレフランスの地下にひっそりあった感じが。
1階にバカナルができてからは、バカナルに行くことも増えましたが、
WESTの魅力が、足を地下に向かわせていました。
やがてパレフランスのビルごとなくなってしまいましたが。
お店はなくなっても、こうして記憶の中によき想い出として、その空間や時間がいつまでも残るのですな。



what's newページの画像を追加いたしました。












ささ記_November 2015






















11月の扉の絵は、高山なおみさんの『今日もいち日、ぶじ日記』の挿絵より。2012年3月13日の日記に出てくる富士山です。


すべての画像、文章の無断転載禁じます
佐々木美穂_miho sasaki




11月30日(月
11月最後の日も、晴れました。
夕方から小唄と三味線のお稽古。
お稽古場の向かいのお屋敷の門が開いていて、
大きな木から、はらはらと舞う葉の風景が、雪のようでした。
今はどこかの会社の持ち物になっているようですが、
敷地が広大で(根津美術館の敷地と同じくらいありそう)、昔のお金持ちは半端じゃないですね。
今日から「置炬燵」おきごたつという新しい唄を習い始めました。


置炬燵
ついうたた寝の耳もとに
そっと忍んで夕闇の
「おや 雪かえ」
障子細目に吹き込む風も 肌にうれしい酔心地



そんな情景を浮かべれば、成瀬の「流れる」に出てきた山田五十鈴さんが重なります。
置炬燵はこちらに載っていたような感じなのかな






11月29日(日
本日も晴れ。穏やかな日曜日でした。
今朝も富士山が見えました。
ポストカードを置いていただいているsotosu(愛媛県)の村瀬さんと午後お会いしました。
事前のやりとりで、東京であまり行ったことのないところに行きたいとおっしゃっていたので、
皇居あたりはどうでしょうとご提案して、ご一緒しました。
KITTEの入り口で待ち合わせてから、東京駅前からまっすぐに伸びている歩道を通って皇居へ。
イチョウが色づき始めて、とてもいい眺めでした。
二重橋まで歩きながら、皇居の空気は気持ちがいいなと思う。
二重橋を見るたびに、母と叔母と3人で来たことを思い出します。
実家の応接間には、その時に撮った写真が写真立てに入れて飾ってあり、
まるで島倉千代子さんの唄の世界です。おっかさん。
二重橋を見たあと、丸の内へ引き返しお店をいくつか見ました。
ロイヤルコペンハーゲンのクリスマスディスプレイが素敵でした。
そして銀座へ出てWESTでゆっくりお茶を。
村瀬さんとお会いするのは、昨年のkitギャラリーでの展示に見に来て下さって以来だから1年ぶり。
グレーとベージュ系でまとめたお洋服の着こなしがかっこよかった。
ザ・大人の女性という感じでした。
村瀬さんと街をゆっくり歩くのは今回で3回目。
東京に来られて時間があるときに、声をかけていただけるのうれしく思っております。





11月28日(土
本日もよく晴れて暖かい1日になりました。
朝は毎日パンなので、お味噌汁は夜、食してます。
何しろ亮太君がお味噌汁をおいしいおいしいと食べてくれるので、作り甲斐があり、
毎日はりきって作っております。
早坂さんのお野菜に根菜が加わり始めたので、昨夜の具は蕪と里芋、蕪の葉っぱ。
白い具ふたつに色を添えるような葉の緑がきれいでした。

以前古本屋さんで買った「味噌汁 三百六十五日」/嘉一著。
附録として朝の味噌汁献立暦というのがついていて、これがとてもいい。
中秋から歳暮、正月から晩春 首夏から初秋と3つに季節が分けてあり、
その季節の旬の食材が書かれています。
中秋から歳暮のところを見ると、野菜は、里芋、南瓜、ずいき、さつまいも、
百合根、畦かぶらなどなど、やはり根菜がたくさん。
「畦かぶら」って何だろうと、本のかぶらの章を見ると、
「あぜかぶらは中形の蕪です」と書いてある。
具を何にしようかと考えるとき、ときどきこの本を眺めております。
ちなみに今晩は蕪とお揚げさんです。もちろん蕪の葉も。







11月27日(金
快晴。
朝、真っ青な空に真っ白富士山。
ついに冬の富士山になりました。
昼間は雲がかかっていましたが、先ほど見事な夕焼けで、くっきりとシルエットが見えました。
午後、帰省のチケットを買いに原宿駅へ。
何せアナログな人間なので、PCでチケットがとれない。
窓口があまり混まない原宿駅にて対面で毎回とっております。
そういえば北陸新幹線ができてから、まわりの人たちに、北陸新幹線で帰るの?と聞かれますが、
福井の場合(私の利用駅は鯖江)、時間的には東海道新幹線を使うのとあまり変わらないので、
私は東海道新幹線で米原まで行ってそこから北陸線に乗り換えるルートです。
たぶんこの先もずっと。
指定を山側(富士山側)のふたり席の窓際でとって、
富士山を見ながら帰るのが好きなので。
原宿駅の行き帰り、自転車で国立競技場の横を通りながら、
いろんな角度から久しぶりに建物を見ましたが、やはり美しいと再確認しました。






11月26日(木
寒かったけど、今夜も月がきれいでした。
夜はともすけでご飯。
お休みの亮太君は図書館から直接行くというので、ともすけで待ち合わせたのですが、40分遅刻。
なんと1時間近くも小伝馬町を彷徨ったらしい。
何度も来ているはずなのに。。。
本を持って来ていてよかった。
おかげで待っている間、ゆっくり読めました。
ともすけの料理、久しぶりでした。
おいしかった〜。
家に帰ってきてから亮太君に、今日食べた中で何が一番おいしかった?と聞くと、
食べたもの全〜部食べた順に挙げてました。
「全部やがな」と、とりあえずつっこみを入れましたが、全部おいしいんだもん、
聞いた私が野暮でした。
今日もお客さんでいっぱいのともすけ。
そのお客さんの中のふたり、しあわせな時間でした。







11月25日(水
昨夜、ベランダに出ると足元がとても明るいので、空を見ると月の光でした。
今日は朝からしとしと雨が降ったりやんだり。
気温もずいぶん下がり、寒かった。
夕方「食楽」のN編集長とZakkaで待ち合わせ。
絵の返却をしていただき、しばしお茶。
帰りは渋谷まで一緒に歩いて別れる。
私がZakkaにいた時、彼女はZakkaの2つお隣のペンギンカフェでアルバイトをしていて、
同じ時代に同じ宮崎ビル(Zakkaの入っていたビル)にいたもの同士、いろいろと共通項が多くて、
今日も歩きながらなつかしい話をしました。
思い出っていいなと思う。
家に帰ってきてから、身体をあたためる口実として、
食後のデザートにと買った大判焼きと、先日井山さんからいただいた中国茶をいれて、
ひとり先に楽しみました。
流星という名前の茶葉。
リラックス、新陳代謝の活発、咳止めなどの効果があるよう。
たいへんリラックスしました。





11月24日(火

雨のつもりで起きたら、晴れてる。
洗濯です。
夕方から映画もみに行ってきちゃいました。
お誕生日プレゼントでmさんからいただいていた映画のチケットで。
「美術館を手玉にとった男」。
とても面白くみました。
時折、ランディス(この映画の主人公)が、映画に出てくるウディ・アレンを演じているようにも見えてきたり。
テレビ、大型スーパー、冷凍食品、車など、私の中でのアメリカ的なイメージが、
ランディスの暮らしぶりに映っていて、それらも含めて楽しめました。
チケットに「本物の贋作あげます」と書いてあるのですが、
映画をみたあと、その言葉をみるとあらためて上手いなと思いました。

夜になって、風が出てきました。
明日はだいぶ気温が下がるらしい。






11月23日(月
寒くなりました。午後から雨の予報でしたが、まだ降らず(6時半現在)。
今朝の朝食はベーグル。
前日に予約をすればよかったのですが、もし朝、雨が降ってたら自転車で行けないなと思い、
予約はせず、並んでいるものを買おうと本日も開店と同時にお店へ
まだ2種類しかなかったので、それぞれひとつずつ。
シナモンレーズンとシナモンクリームチーズ。
私はどちらも食べたことがあるので、亮太君にまだ食べたことのなかったシナモンクリームチーズのほうを。
まだあたたかいほかほかのベーグル。ほんとおいしい。
亮太君もムシャムシャ食べてました。
ムシャムシャさんは10時15分くらいに毎日出かけるので、朝は9時半頃食べます。
だからお店が9時からだと、ちょうどよいのです。
あとは早朝からやっているパン屋さんも、近所にあるといいんだけどな。








11月22日(日
曇り。昨日より気温が低い。
道路を挟んで斜め向かいの奥のお宅にある大木が、窓から1年中みえます。
秋の終わりころから少しずつ葉が落ちて、枝の間からも見える空がその分増えていきます。
空がだいぶ増えたように思った朝でした。
午後、たまっていたキッチンクロスやランチョンマットなど布類を洗って、
2時間ほど干して生乾きのままとりこんでアイロンがけ。
小唄のCDをききながら。
なかなかいい具合にはかどりました。





11月21日(土
いいお天気でした。朝、久しぶりに富士山が見えました。
夜はお月さま。ちょっとぼんやりしていますが。
午後、智子さんと原宿デート。
いくつかお店を覗いたあと、安奈ちゃんのいるsoramaでお茶。
お店が1周年で、昨日から3日間だけイベントをしているというDMをいただいていたので。
前にも「ささ記」で書いたのですが(2015年5月23日付ささ記)
安奈ちゃんはかつてチクテカフェで働いていて、チクテではお菓子やケーキを作っていました。
buikをやっている佳奈さんとも重なっていた時期があります。
そのふたりがそれぞれに、原宿、表参道でお店をやっているというのはすごいことだと思います。
チクテ女子恐るべし。
ということは牧内さん恐るべし。
ということは、牧内さんが卒業したZakkaの眸さん なのですね。

soramaでは普段お菓子類はあまり置いてないそうですが、
今回は安奈ちゃんの作ったお菓子が食べられるとのことで、カフェラテと一緒に、チョコレートケーキを。
濃厚で、カフェラテともとても合いました。
一緒に頼んだたまごサンドもおいしかったです。
たまごサンドに使ったパンは今回特別レフェクトワールさんのものだそう。
少し甘みのあるパンでした。
智子さんが「チクテがまだあの場所にあったらいいのに」と言ってましたが、ほんとにそう思います。
まだチクテロスから立ち直ってませんもの。
チクテがよかったのは、メニューはもちろんのことだけど、
やはり牧内さんをはじめ、安奈ちゃんや加奈さんたちスタッフの接客の気持ちよさにもあったと思います。

安奈ちゃんの素敵な笑顔を見たあと、もう1軒お店を覗いて思わぬ買い物をして、
智子さんはこれからストレッチに行くとのことで原宿で別れて帰ってきました。
最寄駅からうちまでの帰り道、空にはうろこ雲。秋の空でした。
智子さん、今日もオシャレさんで美人さんで、一緒に歩いているとうきうきしました。
あたし、おっさんですわ。






11月20日(金
午前中、一時雨がぱらつきましたがすぐに上がり、曇り空の1日。
niloのサイトのshoppingのページにある、ハンカチとポストカードは引き続き購入ができます。
ただ、更新ができないため、ハンカチで在庫がないもののお知らせができておりませんが、
今現在、plusのハンカチは3色とも販売終了となりました。
ポストカードはそれぞれ在庫は少なめですが、まだございます。
こちらから
昨日本屋さんで洋雑誌をみていたら、どこのファッション誌だったか忘れてしまいましたが、
頭に兎を乗せている女の人の写真がありました。
以前ポストカードで、兎を頭に乗せているお猿さんの絵を描いたのですが、
兎の乗り方が同じで笑ってしまった。
昨日は久しぶりにイタリアンヴォーグを買いました(CASAつきだったので)。
youthという特集ページを撮っているmert alas&marcus piggottが気になって検索してみたら、
とてもたくさん仕事をしている人たちでした。






11月19日(木
気持ちよく晴れました。
4時前に表参道。
まずはディーズホールで上田快・亜矢子「それぞれの石」の展示をみました。
DMで見るのと実際に見るのとではサイズ感がぜんぜん違った。
存在感があるのだけど静かで、
地中の深いところと繋がっているようにも見えました。

展示は明日金曜日までです。

ディーズをあとにして、Zakkaにポストカードの納品。
これまでにも何度か刷ったことのある「カトラリー」のカードを再刷しました。
いつもポストカードを置いてくださっているお店へも本日発送いたしましたので、
土曜日あたりにはお店に並ぶと思います。
Zakkaには「カトラリー」のカードと一緒に、
欠品していた「December」と「ぱん」も納品いたしました。
よろしくお願いいたします。
納品のあと、ゆっくりお茶をしてから渋谷経由で帰ってきました。
実は今日、ディーズに行く前に立て続けにおふたりの方とばったり会いました。
そのうちのひとり公美さん。
もう5年近く会ってなかったのだけど、彼女のツイッターを読んでいるので、
なんとなくつかめている気でいました。
しかし、生身の人間から伝わる空気やニュアンスは、言葉からの想像をはるかに超えていました。
小顔でスレンダーで、シックで、パリのマダムのようなハイセンスな着こなし、
美しさにますます磨きがかかっていました。
眩しかった。
同じ女として自分のことが恥ずかしくなってきて、そわそわしてしまう。




11月18日(水
昼過ぎまでまあまあよいお天気でしたが、夕方前から本降りに。
午後、エムラボへ。カットとパーマをかけてもらいました。
すぐにとれてしまう髪質なので、今回もどのくらいもつかは分からないけれど、
ひさしぶりのパーマヘアは気分的に新鮮。
亮太君は気づくかな。
エムラボの金子さんとのおつきあいも、もう28年近く。
私がセツに通っていた時からですもの。
 Y姉さんと一緒に行き始めたのでした。
まだろくも産まれてなくて、
「ろくちゃんがひとりで予約してカットしに来るんだからね」と金子さんが
しみじみ言ってました。
ろくは今年二十歳の大人になり、私がエムラボに行き始めた歳に近くなってきた。
エムラボの30周年の時は何かやりましょうよと言って帰ってきました。
10周年の時は熱海のヴィラ・デル・ソルのフレンチレストランでの
お祝いの席に参加させてもらいました。
なにもかも素敵な時間で、思い出すたびうっとりとします。
そういえばそのあと、いつか蓬莱に泊まりたいと思っていたのですが、
今は別の経営の旅館になってしまいました。
この頃「いつか」というのはやめておこうと思うようになりました。
会いたい人とは会いたい時に会い、好きなお店には足繁く通おうと。






11月17日(火
昨夜降った雨は朝には上がっていて、思いがけず晴。
そんなに洗濯物もたまってないけど、洗濯をしてしまう。
気温も上がり、上着がいらないくらいでした。
お昼、ミワコさんと待ち合わせをしてuzuraの潤ちゃんのお弁当をいただきました。
3人で計画中のあることの打ち合わせも兼ねて。
われわれ、セツに同時期に通っていたので、3人集まれば、当時の話に花が咲き乱れます(笑)。
おいしいお弁当をいただいたあと、ミワコさんとお茶をして帰ってきました。
雨がぽつりぽつりと落ち始めてましたが、今のうちにと、
帰ってきてすぐスーパーへ夕飯の買い物に。
ぽつりぽつりのままだったので、濡れずにすみました。
昨日、パソコンで原節子さんの調べ物をしていたら、
YouTubeで黒澤監督の「白痴」を見始めて、ちょっとのつもりがどんどん引き込まれて結局全部みてしまい、
実は今日も、今度は吉村公三郎監督の「誘惑」という映画をみてしまった。
今日、「誘惑」をみて気づいてしまった。
わたくし、佐分利信のことがすごく好きだったのだということを。








11月16日(月
朝から快晴。
とはいえ、夕方前にはもう曇っていましたが。
自転車のカゴ(スチール製)に、バナナの房をそのまま入れて、
自転車に乗っているおじいさんをみかけました。
なんかよかった。
ALESSIのフルーツバスケットかと思いました。
今日はあちこち落ち葉が多かった。
マスクをしていたのだけど、マスクをとって、落ち葉の香ばしい匂いを思いきり吸い込みました。
夕方、小唄と三味線のお稽古。
来週の月曜日は祭日でお休みなので、30日までお稽古が空く。
家で真面目に練習しないと。
お稽古から帰ってくるとポストにうれしいお手紙が入っていました。
お手紙と一緒に、Piero della Francescaの大きなポストカードも。
手紙をくれた友達がかつてアレッツォの教会を訪れた時に買ったものだとか。
アレッツォは、月に2度だったか、けっこう大きな蚤の市があって、
フィレンツェに住んでいた頃は毎月のように行っていた(電車で30分くらいだった)のですが、
当時はPiero della Francescaに対しての認識が曖昧だったので、
その教会のことも知らず、今となってはなんてもったいないと思うのでした。





11月15日(日
予報では雨のち曇りでしたが、午後から晴れました。
夕方、西の空には、雲の上の富士山がみえました。
明日は朝から快晴のよう。





11月14日(土
予報通りの雨。
火曜日に買った横澤パンの朝食も今日でおわり。
数日、おいしい朝が続きました。
また次回、かつお節を買いに行く時までおあずけ。
その代わり、でもないけれど、今晩からのご飯は栄子さんが送ってくれた早坂さんの「つや姫」になりました。
炊き上がって鍋の蓋を開けたとき、確かにつやつや!!
ひと粒ひと粒存在感があってしっかりとしたお味。
おいしいパンやお米が食べられること、なんて贅沢なことかと思います。
おいしいといえば、先日彩さんからいただいたお手製プラムジャム。
秋姫という品種。
朝食の時、ヨーグルトにまぜて食べてます。
だんだん残り少なくなってきた瓶を見るとせつなくなります。
つや姫に秋姫。姫づいてます。





11月13日(金
週末は雨のようなので、今日のうちに2回洗濯。
午前中、今日はうちの母から荷物が届く。
いつものお米、味噌、梅干しのほかに、
カイロを足用も合わせて5箱も入れてくれてました。
そんな季節になってきました。
ありがたくいただく。
夕方夕飯の買い物の前に、本屋さんでちらりと立ち読み。
先日、打ち合わせの時に話に出た、文芸誌の「文藝」。
前回秋季号からリニューアルをしていて、その時変わったんだと手にとっていたのですが、
今出ている冬季号は、リニューアルの方向がよりよく分かります。
とてもいい雰囲気。デザインは佐々木暁さん。
河出書房から出ている石井好子さんのご本で、これまで5冊ご一緒させていただいてます。
その「文藝」と、「ミセス」などを見ました。
ミセスはモデルさんが美人さん揃いなので、目の保養に見ています。
中でも好きな高橋マリ子さん、今月号はいつもよりもさらに美しく、絵画のようでした。
美しいはいいなぁ。






11月12日(木
朝から 時々陽がさしたりもしましたが、大方曇りの1日でした。
10月のお稽古の振替で今日も小唄と三味線のお稽古でした。
左の人差し指は完治。糸もしっかり押さえられました。

午前中、亮太君のおうちからおいしい荷物が。
明日うちの母からも届く予定なでの、連日!!
頰が緩んでしまうがな。
栄子さんからの荷物には、先日出かけた京都のお土産もいくつも入っていました。
旅行に出かけるたびにおいしそうなお土産を買って送ってくださるのです。
それから早坂さんのお野菜たくさんと、新米。
早坂さんはお野菜だけじゃなくお米も作られている。
今回は「ひとめぼれ」と「つや姫」というお米。楽しみぃ。
亮太君リクエストの栄子さんが漬けた梅干しも追加でまた送ってもらいました。
今晩は、お野菜中心の夕飯に。





11月11日(水
朝から晴。傘を干し、洗濯を2回。
午後電話が鳴って「もしもし」と出ると応答がない。
もう一度「もしもし」と言うと「はい」と母の声。
母と分かったので「もしもし」と言うとまた「はい」と母。
「はい って、お母さんから電話をかけてきたんでしょ」と言うと、
「ふふふ」と笑う母。ふふふが冗談なのか本気なのか分からなかった。
用事はといいますと、おいしい荷物を送ってくれるとのこと。
ありがたい。
昨夜亮太君が神保町シアターのチラシを持って帰ってきてくれました。
今月21日から始まる「森繁久彌の文芸映画大全」のチラシです。
「夫婦善哉」のワンシーンがチラシの表紙になっていたので、
夫婦善哉を今の俳優さんで撮った作品も見てみたいなあ。
森繁の役は小林薫さんで、淡島千景の役は誰がいいだろう。。。
常盤貴子さんもいいな などと脱線しつつ、またチラシの作品の紹介に戻ってと、
楽しい時間でした。
厳選して何本かみにいこうと思っています。
神保町シアター






11月10日(火
眸さんと築地をご一緒いたしました。
いつも買っている鰹節を何度かお裾分けしたことがあって、いつか一緒にと話していて、
多分2年越しくらいの今日でした。
眸さんと一緒に買い物に出かけるのは初めてのことで、気持ちが高ぶっていたのか、
今朝は目覚ましが鳴る1時間前には目が覚めました。
出かける前、一時強く降っていた雨も出かける頃にはやんで、傘をささずにすみました。
眸さん、築地はずいぶん久しぶりだそうで、お刺身の柵や野菜などおいしそうだねと言いながら楽しそうに見ていらした。
そんな眸さんを見てうれしい私でした。
築地のあと、岩手物産館経由(横澤パンとクルミクッキー)、東銀座でお昼。
昨日彩さんに電話をして、築地周辺で眸さんとお昼を食べるお店の相談をして、
いくつか教えてもらった中のお店に行ってみました。煮魚のおいしいお店。
初めてのお店なのでどきどきしましたが、とてもおいしくいただきました。
ご飯のあとWESTでお茶をして、一緒にZakkaに戻ってきました。
表参道で3時半から打ち合わせの予定があったので、3時過ぎまでZakkaに居させてもらいました。
眸さんは、買い物をする姿もご飯を食べている時もコーヒーを飲んでいる時も、
すべての佇まいがかっこいい。静かで美しい。







11月9日(月
夕方から小唄と三味線のお稽古。
一昨日切った左手人差し指に絆創膏とさらにその上から布のガムテープを巻いて、
三味線のお稽古に臨みました。
押さえづらく、したがって音もひどかった。
昨日、食器洗い専用のゴム手袋を新調して、この2日間はゴム手袋をつけて洗いものをしていたのはとてもよかったのだけど、
まさかゴム手袋をつけて三味線を弾くわけにもいかないですしね。






11月8日(日
朝からしっとりと雨。
夕方、夕飯の買い物へ出かける時は傘がいらないくらいでしたが、今日は歩きで。
春に白い花をつけていたハナミズキは、真っ赤な実も落ち(鳥がついばんだのか)、
赤く色づいた葉っぱが道を染めていました。
昨日、料理の支度中に、左手人差し指の爪とその中をちょっと切ってしまい、
痛みはだいぶ薄れましたが、三味線の糸を抑えるのが難しい。。。
何事も気を入れて、ひとつひとつ丁寧にやらないといけませんな。


まだ画像はありませんが、What's newのページを作りました。
このページの下のほう、今日のスキ帖18の下にあります。
最近の仕事などを更新していこうと思っております。





11月7日(土
朝、少し晴れ間も出ていましたが、午後小1時間ほど雨。
夕方から気温も低く肌寒い。
この前、uzuraの潤ちゃんから教えてもらったベーグル屋さんのベーグルがとてもおいしくて、
今朝も急に食べたくなって、朝食用に買いに行きました(うちから自転車で5分!)。
金、土、日、月しかやっていなくて、朝9時から開店でなくなり次第おしまい。
人気店らしく、初めて行った時は午後2時前でしたが、プレーンが1種類だけでした。
初回はそれを2つ買い、先週は意気込んで、開店と同時に行ったら、5種類ほど焼き立てが並んでいました。
その中から自分たちの朝食用とその日に会う友達に5つ買って、
今日も開店と同時に行って、5種類ほどの中からまだ食べてないものを2つ。
焼き立てだからまだあったかくて、もっちもちで、
それぞれの具もしっかり入っていて、ひとつで充分おなかが満たされます。
お品書を見るとベーグルだけでも15種類くらいあります。
前日に予約をすればひとつからでも買えるとのことなので、次回は予約をしてみようかな。
いいお店を教えてもらっちゃいました。

さて「食楽」冬号が出ました。
連載の「たべもの、いろ色」は「芋」です。
絵、これまでに食楽で描いた中でも、「葡萄」「お餅」と並ぶくらい、
自分ではよく描けたと思っております。よかったら読んで見てみてください。






11月6日(金
今日もいいお天気になりました。
午後、自転車で渋谷経由表参道。自転車日和でした。
用事を済ませてからZakkaでお茶をして帰宅。

このところ寝る前に読んでいる本は、塩野七生さんの「イタリアからの手紙」/新潮社。
いつどこで買ったのか覚えていないのですが、何度も何度も読んでいるのに、
毎回新鮮な気持ちで読みます(つまり忘れてしまっているのです)。
初版は1972年で、私が持っている本は1993年版の26刷。
塩野さんは1937年生まれだから、この本が出た時は35歳。
昨夜は「シチリア」のところを読んでいたのですが、
建築物もアイスクリームも、シチリアの歴史や文化に繋がり、それらが豊かな言葉で書かれています。
海の青色ひとつにしても表現がいく通りもあって、画家にもなれそうだと思ったりしました。
写真などなくてもシチリアの情景が浮かび、想像が膨らみます。
行ったことのある街もいくつか出てきましたが、
残念ながら塩野さんのような目でアイスクリームも建築物も見ていなかった。
見ることができなかったと言うほうが正しい。
塩野さんでひとつ思い出すエピソードがあります。
もう20年近く前になりますが、フィレンツェに住んでいたことがあって、
当時つきあっていた人と、フィエーゾレ(フィレンツェ郊外の街)のインド料理屋でご飯を食べていた時、
店内にいた日本人の女性が帰りがけに我々のテーブルに来て、
彼に「塩野七生さんのご子息ですか?」と聞いたのでした。
もちろん違うので人違いですと答えたのですが、似てるのかなと話しました。
塩野さんの本をよく読んでいた彼は、ちょっと嬉しそうでした。
そのことを本を読みながらふと思い出し、先日ネットで検索してみたら、どことなく似ていました。







11月5日(木
穏やかな晴れの日が続いています。
ちょっと前までは日陰を探して歩いていたのに、いつからか日向を選んで歩いています。
先日、大きいまな板を新調しました。
これまで使っていたまな板も使い勝手がよかったのですが、
黒ずみがだんだん広がって、とれなくなってしまったので。
いろいろ探していた(吊り下げられるものを)のですが、東青山にて理想のまな板が見つかりました。
先日、写真家の久家さんから、東屋のチラシ(チラシというか、東屋のモノをひとつひとつきちんと紹介したカタログのような紙)のことをちらりと聞きました。
写真が久家さん、文章は敏腕ライターの大谷さん、デザインをブンちゃん(有山デザインストア卒業生)がやっているというので、この前ふきんを買いに行った時に、これまで作ったチラシをまとめていただきました。
家に帰ってその美しい写真の紙を1枚ずつ見ていたら、そのまな板の写真もあったのでした。
お店にはなかったので早速翌日問い合わせたところ、取り寄せてもらえるとのことで、数日後我が家へ。
包丁当たりもソフトで音もよく、気持ちよく料理ができます。
デザインは猿山さん。
カティングボード#3の長方形のまな板で素材は山桜。
お値段もお手頃です。
決して東屋の回し者ではございませんぜ(笑)。





11月4日(水
快晴。朝にも夕にも富士山が見えました。
本日は亮太君より早く家を出て、新宿でちょこっと買い物をしてから、Y崎さんのおうちへ。
12時に駒込駅前のロータリーに車で迎えに来てくださいました。
以前、雑誌で拝見したことのある、ピッカピカのキッチン。
そこで作って下さったお弁当!をお昼にいただきました。
栗ご飯、お野菜とお肉がバランスよく色どりよく入ったおかず、
お味噌汁(小松菜とお揚げ)、全ておいしかった。
今年の春に退職されたご主人もいらして、何度かお目にかかったことはありましたが、
まさかお昼をおうちで3人でいただく日が来るとは。。緊張しました。
仕事の話のあとは、いつか見せてもらいたいなと思っていたお弁当の写真を見せてもらいました。
今年から大学生(なんと京大)になった息子さんのために、
中学の時から高校を卒業するまで、毎日作っていたお弁当を写真に撮っていらして、そのファイルを。
圧巻でした。
お弁当のおいしそうなこともそうですが、母の愛があふれていました。
毎日ハンを押したようなお弁当を持っていく亮太君には見せられませぬ)
お弁当の写真を見せていただいたあとは、Y崎さんのお着物を何枚か見せていただきました。
この1年あまりですっかりお着物にはまったというお話を聞いていたので。
おしゃれな方だからきっとお着物もと思っていましたが、やはり。。。
私は着物のことはほとんど分かりませんが、物が違うことはなんとなく分かりました。
素敵でため息が出ました。

夕方また駒込駅まで送って下さって、夕焼けの時間に家に戻ってきました。
出して下さったお茶の急須や茶碗、お菓子を載せた小さな豆皿などひとつひとつを思い出しながら、
自分のためにゆっくりお茶をいれたりなんぞしてみました。





11月3日(火
今日は祭日なのですね。文化の日。このうえなく良いお天気でした。
今日の洗濯は私のガーゼケット。
先日洗濯した亮太君のと合わせて2枚、きっちりたたんで押し入れに仕舞う
この夏もこのガーゼケットのおかげで気持ちよく眠れました。
教えてくれた彩さんに感謝。

夕方富士山が見えるかなとベランダに出てみましたが、雲の中。
今朝、雲に隠れる前に見た富士山はこの前より白くなっていました。






11月2日(月
午前中降っていた雨は午後にはやみました。昨夜から暖房をつけてます。
夕方小唄と三味線のお稽古。
来月の「おさらい会」の唄と糸が大体決まりました。
家でもお稽古しなくては。

昨日、北村君にデジカメのことで電話をして、カメラ以外の話もいろいろと。
北村君がやっているデッサン会、もう6年になるそうです。
セツのスタイルをとてもいい形で引き継いでいます。
週に1回のペースですが、続けることはそう簡単なことではないと思う。
毎回星先生もいらっしゃってるとのことで、先生がその場にいてくれることは、
北村君にとっても心強く、セツの空気が伝わる場になっていると思いました。
デッサン会のこと、北村君のサイトに詳細が出ています。
こちらから






1月1日(日
穏やかな陽ざしの日曜日。
3回も洗濯をしました。
3回目に単独で洗った亮太君のガーゼケットは、さすがに乾ききらないまま取りこみ部屋干し中。
寒いのはとても苦手なのですが、ほうれん草や小松菜などの葉物や、かぶ、お芋などなど、おいしい季節になってきました。
早坂さんから届く野菜のおかげで旬のものがよく分かります。

そういえば昨日野上さんとりんごの話になった時、ブラムリーの名前があがりました。
ブラムリーでジャムを作ったら、すごくおいしかったと。
私の中でブラムリーといえば、高野のジェリーでして(今の季節限定)、
そっか、ジャムを作るというのもありかと。
あまり売っているところを見たことがなかったので、どこで買ったのと聞くとやはり高野とのこと。
今年はまだジェリーを買っていないので、買いに行ったついでに見てみなくては。

10月のささ記はこの下のアーカイブから見られます。