4月の扉絵「水たまりの鳥」
高山なおみさんが小説新潮で連載していた時の2012年5月3日の日記から、
中央公園の原っぱの大きな水たまりの中を、
スズメ、シジュウカラ、ムクドリが歩いているというあたりを絵にしたものです。
(単行本には未収録の日記です)
すべての画像、文章の無断転載禁じます
4月30日(日)
4月最後の日は日曜日で、晴れて爽やかな気候でした。
1日中、ぼ〜んやりと富士山が見えていました。
こんな日は小津の「晩春」の冒頭の北鎌倉の風景を思い出します。
あとでちょっとDVDで、見てみようかな。
いつか、「晩春」の中の、父(笠智衆)と娘(原節子)が旅した京都を辿ってみたい。
清水寺に行って、龍安寺の石庭をみて、瓢亭でお昼を食べる。
(この中で行ったことがあるのは清水寺だけ)。
さて夕飯の支度でも始めるとしますか。
4月29日(土)
風の強い1日。
洗濯はしましたが、飛ばされないか気が気じゃありませんでした。
夢の中で、何度も出てくる町があります。
知らない町で、日本なのか外国なのかも分からない。
幹線道路のような道を、目的地に向かって、時に車で、時に自転車で走っています。
でもいつも、道を間違っているような気がして、心配しながら走っています。
たいがい、高い土地から低い土地に向かっていて、
自転車の時は、もし間違っていたら、今来た道を引き返すとなると、大変だなと思っている。
でも引き返す前に目が覚めるので、引き返したことはない。
昨日の夢の中では自転車を走らせながら、この町、夢でみたことがあると思っていました。
4月28日(金)
いいお天気でした。
先日お伺いした時に、堀井さんからまた、文旦のジャムとマーマレードのジャムをいただいきました。
彩さんのイチゴジャムもまだたっぷりあるので、この数日の朝食は、
トーストに堀井さんのジャムをぬって、ヨーグルトに彩さんのジャムを入れたり、
トーストにいちごジャムをぬって、ヨーグルトにマーマレードを入れたりと、リッチ。
おふたりの、ジャムの煮詰め方とか、素材の風味の活かし方とかが似ているように思います。
こんなおいしいジャムが食べられるなんて、しあわせだなあ~と味わっていただております。
夕方前から、渋谷と青山と新宿に出かける。
Zakkaで偶然お会いしたおしゃれでかわいいOさんに、
今日も昔の映画に出てくる人みたいですねと言われてしまいました。
前にも同じことを言われました。
その時は風呂敷にお餅を包んで、眸さんにお持ちした時だったので、
風呂敷がかな?と思いましたが、
今日は、レジ横の机のところに座ってカプチーノを飲んでいただけなのですが。
いい意味で言ってくださっているようなので、素直に受け取りたいと思います。
彼女も松山出身で、松山の方ととてもご縁があります。
それもみんな冴子さんのおかげ。
今日もOさんと少し冴子さんの話をしました。
4月27日(木)
天気予報には雨マーク☂も出ていましたが、晴れ間🌞ものぞく1日でした。
🌹🌺🍒🐂🐄🐅🚅🚛⚡☆
ブログに絵文字が挿入できることを発見して、好きな感じの絵、意味なく羅列してみました。
🐯さん、只今2位浮上中。
たぶん、今日で絵文字卒業。
4月26日(水)
今日も風が強い。
雨が降りそうですが、まだ降ってはいません(午後6時過ぎの東京)。
ここ数日、部屋の中が静かになると冷蔵庫がため息をついている音がきこえます(笑。
どうしてこんな音がするのだろう。
いやな音でもないので、ちょっと擬人化してみたりしてます。
お昼、銀行のソファに腰掛けて順番を待っていたら、私の前の人が関西のおっちゃんで、
窓口の担当のお姉さんやその隣のお姉さんたちに、
おもろいような、おもろないような話をずっとしてました。
かなりの大金を現金で振り込みたいらしく、
なぜなら「いつもニコニコ現金払いや」そうで。
膝が、がくっとなりました(気持ち的に)。
4月25日(火)
風が強かったけど、陽ざしがあって暑いくらいでした。
堀井さんに、新緑の頃、"家の山型パンとマーマレードジャムで、遅めの朝食を食べてからお散歩”はいかがでしょうと、
4月の初めにいただいたお手紙にあって、待ち遠しかった日が今日でした。
おうちに伺うと、テーブルには新緑色の麻のテーブルクロスの上に、茶系のクロス(野上さん作)、
ミルクティ用のカップとお皿とバターナイフ、紙ナプキン、
ガラスのトレイの上には3種類のジャムと、レモンの蜂蜜と、バターが用意されていました。
窓の向こうに見える木々の緑まで色が続いているようでした。
席に着いてから堀井さんがDualitのトースターで山型パンを焼いて下さいました。
Dualit、やっぱりかっこいいなと思いました。多分、堀井さんが使ってるから。
堀井さんの丸パンは何度かいただいたことがありますが、山型パンは初めて。
やや小さめで、生地がしっかりしていて(バターは使っていないそう)、
表面がかりっとトーストされ、それはそれはおいしいパンでした。
バター(エシレ!)を塗って、お手製ジャム(文旦、ママレード、イチゴ)も3種類ともいただきました。
チーズスライサーでチーズ(マリボかなぁ)もスライスして下さり、
たっぷりのミルクティも2杯もいただきました。
新緑の季節になると、今日のこの時間を思い出すことになるんだろうなと思いました。
遅めの朝食のあとのお散歩は、まず松濤の戸栗美術館で柿右衛門展をみました。
堀井さんの父上がチケットをいただいたとかで、そのチケットで入れてもらいました。
何度も前を通っている美術館ですが、初めて入りました。
こじんまりとした気持ちのよい美術館でした。
江戸時代に作られた器を見ながら、フェルメールと同じくらいの時代かなと思ったりしました。
美術館のあとは、八幡から上原までぶらぶら歩いて、上原でゆっくりお茶をしながらおしゃべりしました。
堀井さんは私のちょうどひと回り上。
堀井さんが30代半ばくらいの時にZakkaで眸さんに紹介していただいて、それから25年余り。
眸さんもそうですが、30代、40代、50代、60代と、
芯にあるものがぶれない、そのかっこよさに憧れ続けています。
お茶をしながら、福岡に堀井さんと旅行した時(20年くらい前)に、
岩田さんと美智子さんのおうちにもお邪魔させていただき、
夜は博多のお寿司やさんで岩田さんにご馳走になった話にもなりました。
すごーく楽しい旅でした。
*写真は堀井さんに了解を得て載せております。
4月24日(月)
まあまあのお天気でした。
ダウン、「なるようになる」なんて書いておきながら、
昨夜はドライヤー片手に、ほぐしながら懸命に乾かしておりました。
結果、ふっくらと仕上がりつつあります。
まだ羽根の匂いがするので、もう少し乾かす予定。
今朝、床のあちこちにふわふわの羽根が落ちていました。
午前中、早坂さんのお野菜が届く。
冷蔵庫の中が山菜や春野菜でいっぱいに。うれピー。
お昼、お味噌汁をあたためて、卵焼きと納豆と海苔かなと思いながら、
冷凍のご飯を取り出そうと冷凍庫を開けたら、冷凍ご飯がもうなかった。。
時計を見ると12時20分。
潤ちゃんに電話をして、まだお弁当があるか聞いたらあるというので、
お昼は潤ちゃんのお弁当になりました。
メインはかきあげ。さつまいものサラダにはりんごが入っていて、
質素なお昼から豪華なお昼になりました。
夕方は小唄と三味線のお稽古。
お向かいのお屋敷の塀越しに、小さな赤いサツキの花が見えました。
4月23日(日)
い〜いお天気でした。
ハナミズキが満開で、ヤマブキや藤も花盛り。
ミモザのおうちは、生成り色のモッコウバラが咲いていました。
黄色いミモザが終わると、生成り色の花が始まるなんて、素敵。
湿度が少なくからっとしているので、そうだ、ダウンを洗おう!と思い立ち、洗濯しました。
何年か前に一度手洗いして成功しているので、
今回も成功するだろうと適当に洗ったら、ダウンが偏ってしまいました。
ほぐしつつ乾かしてはいますが、どうなることやら。。
このダウン、15年いやもっと前に買ったzuccaのもの。
デザインも好きだし、何せすごーく暖かくて、袖口がほつれてきたりしてますが、
捨てられずにずっとあるもの。
冬の間に数回着るくらいですが、生成り色なので汚れが目立つ。
汚れはすっかりとれましたが。
ま、いまさら心配してもしょうがない、なるようになるか。
虎さん、昨日は巨人に負けましたが、今日勝って勝ち越し〜。
4月22日(土)
夕方から雨が降り出し、夜にかけて本降りになりました。
今朝の朝食のパンは横澤パン、バターをたっぷり塗って、彩さんのいちごジャム。
至〜福〜〜。
午前中キッチンクロス類を洗濯して、アイロンがけをしながらうっとり。。
昨年、ヘルシンキのしょうすけにお願いして、
ドラユングさんテキスタイルのキッチンクロスを2枚買ってきてもらいました。
1枚はわりと大きめのもので、持った時、手にずっしりとくる重厚できめの細かい麻です。
1年近くたって、新しいよそよそしさがとれて、少し馴染んできたところ。
これから年月を経て、しっとりとシルクのような風合いになっていくのを想像して、
アイロンをかけながらうっとりしていたのでした。
夕方、ポストをのぞくとロンドンの智子さんからハガキ。
テートでホックニー展をやっているので、ホックニーのポストカードが続いていてとても嬉しい。
虎さん、今日はジャイアンツに負けました。
4月21日(金)
くもりがちでしたが、雨にはならず。
お昼前に出かけて、銀座でいくつか買い物をしてから、
彩さんのおうちへお花見アフタヌーンティーへ。
彩さんが住んでいる部屋のベランダ越しの八重桜が満開の時期、
「八重桜を愛でながらのアフタヌーンティー」にお招きいただくようになって、
何年くらいになるのだろう。10年は経つのかもしれない。
お手製のスコーンとキューカンパサンドイッチ(超〜おいしい)がシルバー2段のトレイに盛られ、
シルバーのカトラリーに、華奢なブルーのラインが素敵なジノリのティーセット。
そして真っ白のリネンのクロス。
「紅茶をいただく時は小指を立ててね(重すぎて無理)」と、お決まりのフレーズから始まります。
今年は途中から、テツさん(彩さんのご主人)も参加下さり、
例年とはひと味違う、さらに楽しい時間になりました。
おうちにお邪魔するたび、壁にずらりとかけられている、
おじいちゃまの絵とおばあちゃまのアプリケの作品を新鮮な目で見ます。
一番大きな絵は、縦が私の身長くらいあるかな。
赤ちゃんの時の彩さんが描かれています(この絵は、彩さんの著書、
「父の椅子、男の椅子」の裏表紙に使われています)。
どの絵もとても素敵だけど、画家のおじいちゃまが描いた自分の赤ちゃんの頃の絵と、
毎日暮らしているって、なんて贅沢なんだろうと絵をみるたびに思います。
帰りに亮太君にもと、スコーンと、サンドイッチ、
そして今年のいちごジャムをいただきました。
春の優雅なひとときでした。
今日は父の誕生日なので、朝メールをしたら、夜返信が来てました。
父は今でもヘビースモーカーで、お酒(芋焼酎)も毎日欠かさず晩酌で飲みます。
「病院に行って検査すれば、この年(78歳)になれば、ひとつやふたつ何かみつかるやろな」
と言ってますが病院嫌いで病院に行く気もなし。
「酒、タバコの美味しいうちが華。1日でも長く、そうありたいですね」とのこと。
まだ「華」があるようです。
中日戦は負け越してしまいましたが、
巨人戦@ドームでの初戦は勝ったので、父にとってはよいプレゼントになったのでは。
4月20日(木)
夕飯の買い物に出たとき、ジャスミンの匂いがしました。
ツツジも一斉に咲き始め、そろそろ春も終わりかな。
ジャスミンといえば、いつだったか我孫子の白樺文学館を訪ねた帰り道、
どこからともなくにおってきたことを思い出しました。
ちょうど今くらいの季節だったんだな。
先日いただいた京都土産の老舗の和菓子屋さんのお菓子を、この数日おやつに食べています。
包みをときながら、
包装紙や紐、箱にかかっているのしなど、ひとつひとつが素敵で、気持ちが上がりました。
老舗の風格がこういうところからも伝わってきます。
昨日と今日の富士山、更新しております。
4月19日(水)
爽やかなお天気。これで風さえなかったらもっとよかったのだけど。
あんまり気持ちがいいので、午後自転車でZakkaへ。
Zakkaにひとつだけあった鍋つかみの色あいが、
出かける前まで描いていた絵の色と似ていたので眸さんに話したら、
「そういえばこの前は、「食楽」のごぼうの絵のバックの色と爪の色(眸さんの)が同じだったね」と。
にゃはは。嬉しいの巻。
この間のも今日のもブルー系でした。
鍋つかみ、Zakkaで見かけるたびに買いたいな〜と思うのですが、
なかなか買ってもいいですかと言い出せない。
OGの「さが」とでもいいましょうか(笑。
4月18日(火)
昨夜は暴風雨でしたが、起きた時にはやんでいました。
高崎では30度を超えたそう。
東京は今日も夏日でしたが、暑くはなかったかな。
日中も富士山がみえていました。
さて虎さんは今日からドラゴンズ戦。
ひとつずつ貯金を増やしてカープとの差を縮めてもらわないと。
4月17日(月)
予報どおり夕方から雨になりました。
雨の降り始めはアスファルトの匂いがして、夏の雨のようでした。
コットンの長袖ハイネックのカットソーの上にスプリングコートを着て、
渋谷へまず出てから下北沢まで自転車で出かけたら、汗だくになってしまいました。
今日も夏日だったようです。
fogで今日から美奈ちゃんも参加している展示が始まったので、見に行ってきました。
美奈ちゃんのものはパジャマとピロケースと、パジャマのズボンだけのとがあって、
イタリアのシャツ生地のストライプのズボンをひとつ買いました。
裾のところは横縞になっていて、素敵っす。
夕方からは小唄と三味線のお稽古。
お稽古場の前のお屋敷は八重桜が咲いていました。
4月16日(日)
いいお天気でした。
東京は夏日とのことでしたが、それほどの暑さは感じず。
午前中は、お風呂の壁と天井をカビハイター、亮太くんのシーツ類を洗濯して、スッキリ。
この時期になると、セツの時のヨーロッパ水彩の旅のことを思い出します。
「旅のしおり」がまだとってあって、今日久しぶりに出してみてみました。
4月18日から旅が始まっています。
30年近く経って記憶に残っているのは、それぞれの街の空気の色だということに気づきました。
今度「旅のしおり」、uzuraの潤ちゃんに見せなくっちゃ。
鯉さんとの3連戦も2勝1敗と勝ち越した虎さん。
只今、2位をキープ中。
4月15日(土)
南風の強い午前中。
時々眺める写真集は、カプリ島でバカンスを過ごすジャクリーンのファッションがどのページも素敵。
下の写真は中でもすごくスキなショット。
今日の富士山更新しました。
4月14日(金)
晴れましたが、南風やや強し。
今夜も月がきれいです。
夕方亮太君と美術館前で待ち合わせて、「オルセーのナビ派展」を三菱1号館でみました。
ボナール、ドニ、ヴュイヤール、ヴァロットンなど、素晴らしい作品をみることができました。
3年ほど前に三菱1号館でみた「ヴァロットン展」に出ていて好きだった作品の何点かまたみることができたこと、
セリュジェという画家の「タリスマン、愛の森を流れるアヴェン川」という作品を、
知ることができたこともとてもよかった。
こんな風に風景を描けたらなあと見入ってしまいました。
さて虎さんは、今日から甲子園にて鯉さんとの3連戦。
で、鯉さんの連勝を10で止めました!
やるがな。
父は、
「これが9月、10月の優勝争いの時期だったら、喜びも倍増するんだがね・・・」と。
たしかにね。
でも、その喜びに向けての今ですから。
4月13日(木)
晴れているような雲っているような天気。
風が冷たく感じました。
午前中ストレッチ。
毎回「細胞のひとつひとつが純度と密度の高いエネルギーで満たされて、
にこにこ笑っているイメージ」と先生がおっしゃるのですが、このイメージ、わりとスキです。
ストレッチのあとは、ミワコさんと潤ちゃんのお弁当をいただきました。
お弁当のメインは肉だんご。
れんこんが入っていてしゃきしゃきの歯ごたえ。
今日もおいしかったです。
帰りに、家の近くの大学の構内の桜チェックに。
先週民芸館に行ったときにも通り抜けましたが、今日は自転車でぐるりと。
花もまだ残っていましたが、葉桜のほうが多かった。
そして目に入ってきたのは紅葉の青々とした若葉。
新緑でしかみられない緑の色。
ストレッチに行く前に、郵便局の前でボンボンの久保田さんにばったりお会いしました。
4月からは金、土とお菓子のテイクアウトができるようになったそうで、
近々、おいしい焼き菓子を買いに行かなくてはと俄然思いました。
うちのトイレのドアには、立花君デザインのボンボンのポスターが貼ってあって、
焼き菓子の名前がフランス語とカタカナで書かれていて、
毎日何度もそれらの文字を、みるともなくみております。
4月12日(水)
晴れました。
まだ咲いている桜と芽吹き始めた新緑の景色の中を歩きながら、
なんて清々しいのだろうと思う。
夕方、出がけにポストをのぞくと、山椒の北原さんとロンドンの智子さんからの2通。
駅までの道すがら歩きながら読む。
智子さんからのハガキはホックニー。
みたことのない絵。ぱっとみ、エデワード・ホッパーかと思っちゃいました。
スキ超にあげたいと思います。
夕飯はお酒のあてに、あさつきの酢味噌あえとポテトサラダを作ろうと思っていたので、
表参道の291で地元の日本酒を買ったら、これがなかなかおいしかった。
4月11日(火)
1日、よく降りました。気温も10度に届かず。
明日からは天気がよくなりそうなので、一気に新緑の景色に移っていきそう。
お休みの亮太君は二日酔いで夕方まで寝てました。
本人いはく、「病気で頭が痛い」とのこと(笑。
ゆっくり休めたようで、すっかり回復してました。よかった。
午前中、早坂さんのお野菜が届いたので、夕飯はお野菜がメイン。
「白菜のつぼみ菜」なるものを初めて食べました。
ちょっと菜花と似ていましたが、菜花より香りがよかった。
今日は何度か小唄の一節を鼻歌で歌っていました。
笠森おせんの替歌で、この季節らしい唄。
朧夜や
木(こ)の間にゆらぐ雪洞(ぼんぼり)の
灯影まばゆき桜花
手拍子打てばちらちらと
散るを惜しまん春の宵
4月10日(月)
朝、ぼんやりと富士山が見えましたが写真には撮らず。
今日も桜の花がまだまだ咲いていました。
とはいえ、窓から見える、冬には枝だけになる大きな木は、緑が芽吹き始めました。
夕方小唄と三味線のお稽古。
「傘さして」 という唄と、
習ったばかりの唄「春霞 浮世は」の三味線を習い始めました。
帰るとき、お向かいのお屋敷の門が開いていて、
門を覆うように咲いている桜の木が来客を待っているようでした。
4月9日(日)
夕方前までずっと雨でした。
朝、霧雨の中、遠くに霞んでいる桜の花の景色は、絵巻物のようでした。
先日民芸館でみた展示の中に、三春の泥人形がいくつかありました。
昨年の夏、三春のin-kyoに行ったあと、ちえさんおすすめの場所として教えていただいた、
泥人形が展示されている資料館へも亮太父の車で連れていってもらいました。
そういう思い出が展示品と重なることを、いいなと思いました。
行った時は夏だったので、有名な三春の滝桜は青々と葉を茂らせていましたが、
もうすぐ花が咲くのでしょうな。
4月8日(土)
午後、古典小唄鑑賞会をききに三越劇場へ。
まだ小唄を習う前、小唄と三味線がどんな世界かみてみようと、
Y姉さんと初めてきいたのが、毎年この時期に三越劇場で行われている小唄鑑賞会でした。
(その時に、先生が出てらしたのかは覚えていないのですが)
会場は華やかで、春から夏にかけての唄が多く、軽やかで清らかな気持ちになります。
会場をあとにしたあと、桜が満開の日本橋を渡って、銀座から表参道へ出て、
Zakkaでお茶をし、ABCに寄って渋谷経由で帰ってきました。
Zakkaの向かいの空き地の桜も満開でした。
眸さんに表参道だと、どこの桜をみますかと聞いたら、アニエスのところの桜は毎年みるとのこと。
アニエスの2階にカフェがあった頃、窓際の席からの桜の景色がきれいでしたよねという話から、
その頃、レーカちゃんがカフェの店長をしていた話になりました。
いいお店でした。
4月7日(金)
夕方前に風がやみ、晴れて夜にはお月さま。
虎さんは甲子園で巨人との初戦に負けスタート。
対巨人戦だとラジオ中継があるので、聞けるのは嬉しいのですが。
ヤクルトには勝ち越したので、巨人戦もあと2つ勝たないと。
夕方外に出た時、強風に飛ばされることなく、満開の桜を何本もみかけました。
週末はあいにくの天気のようですが、もう少し楽しめそうです。
4月6日(木)
時々晴れて気温も上がりましたが、風が強かった。
午前中buikで「食と健康」5月号の絵の受け渡し。
次号はアサリの酒蒸しです。
絵を描くため、先月は何度か夕飯の1品としてテーブルに並びました。
亮太君がアサリの出汁はおいしいね〜と汁もぜ〜んぶ平らげてました。
午後はお休みの亮太君とお花見へ。
お花見の前に、民芸館で「江戸期の民芸」展を。
こういうものが一つ家にあったら、それをみるたび使うたび、
気持ちが豊かになりそうだと、それが家にある風景を想像する。
そして民芸館から駒場公園へ。
公園内の前田邸が修理中のため、白い覆いで囲まれていて景観は少々残念な印象なのですが、
芝生の周りを囲む満開の桜景色は、今年も優雅でした。
夜になっても強風やまず、おまけに雨も降ってきたので、
明日はあちこちで桜の花びらが積もってそうです。
4月5日(水)
朧月夜。
南風が吹き、春だな〜という1日になりました。
今日予定していたことが明日にずれて、時間ができたので「エル・スール」を見に行くことにする。
ユーロスペースで5時からの回、1回だけの上映ですが、お客さんがとても少なかったのが残念。
おかげでゆったり見ることができましたが。
拙著「チョコレートな夜」(2005年)で、トリを飾ったのが「エル・スール」。
それだけ思い入れの強い映画。
私自身、歳を重ねていくにつれ、その都度映画の見方も変わっていったように思いますが、
今回久しぶりにみて新たに感じ入ったのは、エストレリャ(女の子)の祖母の存在でした。
エストレリャの父アグスティンは、このおばあさんの息子であるということ。
そんなことを漠然と思いながら、自転車を走らせて家に帰ってきました。
4月4日(火)
気温がぐっと上がりました。今日の気温で桜がだいぶ開いてしまったかな。
今年はどこにお花見に行こうかと、夜ごはんの時に話しましたが、決まらず。
近場になりそうです。
ポストに入っていたある方からのお手紙の、お誘いの言葉に胸がときめく。
夕飯の支度をしている時も、お風呂の時も、その言葉が心の内を満たしてくれる。
新緑の頃が待ち遠しい。
4月3日(月)
夕方小唄のお稽古から帰る時、ぽつりと雨が落ちてきて、家に着いたら本降り。
そして雷も。
東京で春の雷は珍しいように思う。春雷。
ようやく春になるかしら。
ロンドンの智子さんから、ハイドパークのお花の写真が送られてきました。
さすがイギリス。
赤や紫のチューリップに真紅のケイトウなど、赤、紫系の花々と、
濃い緑色の葉っぱとの色合いがすごくシックでした。
夜になってすっかり雨も上がり、半分くらいに膨らんだ月が光っていました。
4月2日(日)
東京は桜が満開だとラジオで言ってましたが、うちのほうはまだまだ。
昨日も今日も阪神広島戦のラジオ中継がこちらではなかったので、
タイガースのサイトをときどき覗きながらでしか試合の運びはわかりませんでしたが、
昨日は両チーム四球祭りだったようです。
そして、開幕戦対広島は負け越しですがな。
「今年のタイガースはどないですか」と父にメールすると、
「どないもこないもおまへん」とのこと。
この間Zakkaに行った時に、
ZakkaOGの鎌谷(かまたに)さんが久しぶりにお店に寄ってくれたと眸さんが言っていて、
その時の面白い話があって、詳細は書きませんが、
眸さんが鎌谷さんに「お店に来てみないと分からないこともあるのよ」と話したとのこと。
例えば「ささ記」でZakkaのことを書きますが、それは一部であって、書いてないことのほうが多い。
遠くにいてもSNSなどで情報を知ることはできるけど、
実際にお店に足を運んで、その空間で自分が感じることのほうが、
ずっと「知る」ということだと思います。
ね、鎌ちゃん。
WHAT'S NEWのページに「食と健康」の4月号アップしました。
スコッチエッグとイースターエッグです。
4月1日(土)
まだ寒い1日でした。
明日からは春の気温になっていきそうです。
昨日の開幕戦、虎さんは鯉さんに10-6で勝ちましたが、今日は延長の末、8-9で負けました。
昨日の父のメールには、なんとか勝ち越したいねと。
そうなんです、全勝じゃくていい、3試合中2勝したらいいんです。
これが難しいんですけどね。明日は勝ってもらいたい。
エイプリールフール、今年も気の効いた嘘、思い浮かばず。
いつもインスタを拝見している、千宗屋さんの嘘が面白かった。
今日もオモロていねいに。