ささ記_April 2016






















4月の扉絵は、「日向夏と緑のカーテン」

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今日のスキ帖18


4月30日(土)
朝と夕方、富士山がみえました。
よいお天気。
午後新宿へ。
世界堂とビックカメラで用事をすませ、
智子さんとのお茶用のお菓子を買って帰宅。
夕方から智子さんとうちでお茶。
この前、シェフTにも言われたのですが、智子さんにも、
新しい食器棚が私の絵みたいだと。
自分の理想の形と色をオーダーで作ってもらったからか。
智子さんとは先月、アンチのバザーの時に会ったばかりだけど、
こうしてゆっくりお茶をするのは久しぶり。
会うたびにごとに、美しさが増しているように思う。
映画をよく見に出かけている彼女に、最近みた映画の話も聞く。
映画や展示は、でも結局のところ、自分の目でみないことには始まらないので、
見たあとまたお茶をしながら、お互いの感想を話す時間を持つことにしよう。





4月29日(金)
晴れましたが、風が強い。
淡いブルーの空に木々の緑がよく映えます。
すごく好きな組み合わせの色の風景。

るいちゃんのインスタを見ていたら、レンズ豆とソーセージの煮込みの写真があったので、
うちも今夜はそれにする。
シェフTからこの前いただいたレンズ豆(イタリアのGIACOMO SANTOLERIの無農薬のもの)があったので。
今、煮込んでいるところで味見をしたら、おいしくできております。むふふ。
お休みの亮太君は、図書館もお休みなので1日家で勉強中。
あとで、バゲットと赤ワインを買ってきてもらおう。






4月28日(木)
雨の1日。
ひと雨ごとに緑が濃くなっていく。
ポストに、山椒さん(北海道)と、望雲さん(福岡)から展示のご案内のDMが入っていて、
福島に移店したin-kyoのちえさん、aaltocoffeeの庄野さん(徳島)、
Orangeの田尻さん(熊本)から、電話があったり電話をしたり。
今日は全国各地、ポストカードを置いていただいているお店の人たちと、
コミュニケーションのあった嬉しい1日でした。




4月27日(水)
夜から雨の予報ですが、7時前の今はまだ降っていません。
午後から自転車で渋谷へ。
ハンズとビックカメラで用事を済ませ、PBCをちらりと覗いて帰ってきました。
シンクの扉の金具がダメになっていて、しばらく扉が閉まらない状態でしたが、
帰ってきて早速取り替えました。
すっきり。



4月26日(火)
本日も実に爽やかなお天気。
午後、用事で阿佐ヶ谷へ。
用事の前にうさぎやへ寄ってどら焼きを2つ買う。
帰り、阿佐ヶ谷駅のホームで、
私の前にうさぎやの大きな紙袋を持ったおじいさんが立っていらした。
「東京物語」の笠智衆さんのような方だった。
ご家族へのお土産か。
正統なというか、うさぎやさんのイメージにぴったりでした。
家に帰ってきて早速お茶をいれて、いただきました。
先月桃居で買った岩田さんのまあるいお皿にのっけて、お湯のみも岩田さんので。

そういえば先日シェフTから、ベランダで育てている金柑、ローズマリー、レモンバーム、
お手製の蕗味噌などなどいただきました。
金柑、ローズマリー、蕗味噌はそれぞれとてもおいしくいただきました。
レモンバームはなかなか使う機会がないので、観賞用にとコップに挿して眺めていたら、
根が出てきました。
もう少ししっかりした根になったら、土を買ってきて育ててみようかと思ったりしてます。





4月25日(月)
爽やかな気持ちのよい1日。
朝食はベーグルにしよう!と買いに行った帰り道、
前から手を振りながら近づいてくる美人さん。
何度かuzuraの潤ちゃんのところでお見かけした、かわいい男の子のママでした。
この春から通っているという幼稚園が、うちのすぐ近所だった。
素敵な笑顔。ああいう人に私もなりたいものだ。

夕方、小唄と三味線のお稽古。
お稽古場の向かいの建物の門の脇に、腰ほどの丈の赤いツツジ。
葉っぱがなく花だけが咲いていて、佇まいが凛としていた。
そういうツツジもあるのだろうか。
それとも近くで見れば葉があるのだろうか。
今度観察せねば。
四季のある国に生まれてよかったと、今日はなぜかしみじみ思う。




4月24日(日)
雨かと思いきや朝のうちに上がり、午後から晴れ間もありました。
先日父と話していた時、「ブラタモリ録画しといたぞ」と言われました。
頼んだ覚えはないのだけど、なぜかブラタモリを録画しておいてくれます。
タモリ好きなのを見破られていたらしい。
ラジオを聴いていたら、若冲の番組の紹介をしていて、面白そうだったので、
それは録画をお願いしました。
そういえば数日前にyoutubeでスチャダラの新しいMVを見ました。
やっぱスチャダラすごいっすと思ったっす
その前に見ていた、RUN DMCが笑っていいともに出た時(1986年とありました)の、
タモリとのラップ共演でのタモリもすごかったのYO。






4月23日(土)
昨夜は夕飯の買い物の帰り道、
雲の合間から一瞬だけまあるい月が見えました。
今日は曇り空。
ず〜〜〜っと使っていた洗濯機がついにダメな見込みになり、
夕方慌ててMUJIに買いにいく。
有楽町MUJIに頼もしい友達が働いているので、有楽町に行き、
手続きなどお願いして、少し立ち話をしてどこにも寄らずに帰ってくる。
劣化でホースに穴が開いて水が漏れたのです。
このホース、お隣のベランダの排水溝につながっているため(お隣さんの事情で)、
一応応急措置はとったものの、多分漏れると思う。
今使っている洗濯機もMUJIのもので、
いつから使っているのか覚えていないくらい前のもの。
こんなに長く働いてくれたことに感謝。
でも配送が立て込んでいて届くのが10日後。
明日お隣さんに事情を話しに行かなくては。。。





4月22日(金)
雨かと思いきやいいお天気。
風もなかったので洗濯日和でした。
本日、一気に緑が濃くなり、花も開いた印象。
ジャスミンの花の香りもしてきました。

午後から自転車でZakkaへ。
お茶をしながらゆっくりしていたら、
器と一緒にポストカードをたくさん買って下さるお客さんと遭遇。
私がZakkaに居合わせた時にカードを買って下さったお客さんには、
これを描いた作家ですと眸さんが、さりげなく紹介してくれます。
今日の方はなんと、以前山椒さん(北海道弟子屈)での藤原さんとの2人展の時に、
絵を買って下さった方でした。
その時はお会いできなかったのでお顔は分からなかったのですが、
先日もniloでポストカードを注文して下さって、
メールのやりとりの中で、4月に東京へ行く予定があるのでZakkaさんに行きますとありました。
でもまさかそれが今日で、こんな風に偶然にお会いできるとは!
羽田からZakkaへ直行したとのこと。
大変嬉しい出来事でした。






4月21日(木)
朝から風が強く、夕方から雨も降り始めました。
父の誕生日。77歳。
数え年で77の昨年、喜寿のお祝いをしなくてはいけなかったらしいと母が言っていた。
母が今年76歳だから、今年母の喜寿のお祝いをするのか。
これまで、そういうお祝いをなんにんもしないで来てしまった。
ふたりとも元気でいてくれていることをありがたいと思う。






4月20日(水)
先週から台所の排水溝の詰まりがひどくなってきて、
ここ数日は洗い物もちょっとずつしかできずにいましたが、
今朝修理に来ていただいて直りました。
よかった。
思ったよりもずっと早く終わったので、
1回目の洗濯を終えたあと、お昼はuzuraの潤ちゃんのお弁当を。
今日もおいしくいただきました。
帰ってきてからもう1回洗濯機を回し、
そのあとルームシューズも洗って干しました。






4月19日(火)
爽やかないいお天気でした。
朝8時台に井山さんから電話。
早起きの人にとって8時台はもうとっくに活動している時間なのだな。
井山さんと松山からいらしている南條さんと娘さんと神田の藪でお昼をしました。
新しくなってから初めて行きましたが、
中庭に面したところにカウンター席があって、目の前に緑の景色。
一人で来たときはそこに座ってみたいと思いました。
藪のあとは竹むらで甘いものをいただく定番コース。
井山さんとはそのまま神田で別れ、南條さんとは表参道までご一緒して、
私は本屋さんなど経由して帰ってきました。





4月18日(月)
東京は26度くらいまで上がったようで、それほどとは思わなかったけど、
洗濯物はとてもよく乾いたので、湿気も少なかったのかな。
夕方小唄と三味線のお稽古。
お稽古に行く時、ノースリーブの女性とすれ違いました。
私はといえばウールのセーターにスプリングコート。
梅は咲いたかの三味線は大体できるようになりました。
唄いながら弾けると春先に楽しいだろうから、弾き唄いの練習もしようかな。
夜になってぱらぱらと降った雨もやみました。





4月17日(日)
午後からしばらく暴風雨でしたが、今はすっかり晴れて月も星も鮮明に見えます。
暴風雨の間、友達に手紙を書いたり、本を読んだりして過ごしました。
大山君の先生でもある前田英樹さんの著『小津安二郎の喜び』を、
昨日亮太君に買ってきてもらったので、読み始めました。

大山君の本もいよいよ発売です。
「ドゥルーズ 抽象機械」





4月16日(土)
雲は多かったけれど、暖かく晴れ間も見える1日。
午後からシェフTとうちでお茶。
一緒にお店をやっている夫君が、イタリアへワインのことで出かけていて、
その間お店をお休みにしているので、ゆっくり会えたのでした。
こんな風に彼女とプライベートで会えることは1年に1度あるかないかなので、
話したいことが山のようにあるはずなのだけど、
いざ会うと、会っているということ自体が嬉しくてそれだけでよくなってしまう。
話していると、自分が見透かされてしまうような気がすることがある。
毎日いろんなお客さんと接しているからか。
貴重な時間はあっという間でした。



4月15日(金
初夏のようなお天気。富士山もよく見えました。
昨夜はラジオも聞かず、パソコンも開かなかったので、地震のことを今朝知りました。
熊本に住んでいる友人にメールをすると電話をくれました。
声を聞いて少し安心する。
午後から友達のうちへお茶をおよばれに。
ベランダからすぐ手が届くところに咲いている八重桜の眺め、
お手製のスコーンにキューカンパーサンドイッチ。
お皿やカトラリー、飾ってある彼女のおじいちゃまおばあちゃまの絵など全部含めて、
春の麗しき思い出として残っていく時間。
今年の分も積み重ねる。






4月14日(木
朝のうち雨が残っていましたが、午後には上がりました。
北風が強い。
この数日で草花や木々がぐんぐんと育っているようです。
白い花を咲かせていたハクモクレンには丸い葉が茂り、
ミモザ、柳、枝垂れ桜、イチョウ、モミジの葉も濃くなってきました。




4月13日(水
朝と夜、雨が降る。
祖父の命日なので、育てている水仙をお仏壇に供えたと電話で母が言っていました。
東京もあちこちで水仙を見かけましたがそろそろ終わり、ツツジが出番待ち。

新しい食器棚になって、並んでいる器をみながらお茶を飲んでいると、
またちょこちょことレイアウトを変えたくなって、あっちへ持っていったり、
こっちに置いてみたりと、楽しい時間が続いております。
シンクの上の作り付けの棚の中に置いていた青木さんの大きな鉢2つを、
新しい食器棚の一番下の段に置きました。
1993年ペーターズギャラリーでの初めての個展の時に、
青木さんが見に来てくれて、作品と交換しようと言ってこの大きな鉢を2つ下さったのでした。
大事な大事な器。





4月12日(火
晴れましたが寒かった。
洗濯をしてから、午前中のうちに外出。
築地、東銀座、銀座、表参道で用事を済ませ、2時前に家に戻り、
お昼ご飯を食べて洗濯物をとりこみ、夕飯の買い物に出かけ、
軽く下ごしらえをしてから神保町へ。
7時15分からの「晩菊」を神保町シアターでみました。
チラシに出ていた写真が杉村春子が上原謙の前で三味線を弾いているシーンだったので、
その場面を実はとても楽しみにしていたのですが、1分ほどしかなかった。
弾いていたのが「葉桜や」であることが分かったことは、よかったですが。
杉村春子が逃げるように走る後ろ姿が、「晩春」の中での、
鶴岡八幡宮でお財布を拾って駆け出していくシーンとよく似ていて重なる。
同じ人だから同じ後ろ姿なんでしょうが、走り方に特徴があるのだと気づく。
女性たちがそれぞれ生き生きと面白く描かれていて、ご年配方の多い館内は、
いろんな場面で笑い声が高々と響いていました。

映画が終わる時間と亮太君の仕事が終わる時間が同じくらいだったので、
神保町から一緒に帰ってきました。
なかなかアクティブな1日でした・





4月11日(月
月夜。
夕方小唄のお稽古に出かけるとき、マンションの入り口で管理組合の理事長さんに会いました。
「今日は寒いんだかあったかいんだか分からないね。行ってらっしゃい」と
声をかけられて出かけました。
お稽古場に行くと、おじさま方は「今日は寒い」と。
北風が強かったので、日が落ちると寒かったというのが私の実感でした。
先週はお客さんとのご飯の日が2回あったので、
ランチョンマットや、キッチンクロス類の洗濯物がだいぶたまって、
今日はまとめて洗ってアイロンがけ。
好きなCDをかけながら、1枚1枚アイロンをあてていく。
眸さんが縫った布ものの風合いのよさに、気持ちが満たされるのでした。






4月10日(日
桜がだいぶ散った日曜日。
かわりにいろんな木々に淡い葉っぱが芽吹き始めています。
昨夜はご飯のあとのデザートタイムに、先日四女ちゃんが送ってくれた、
「ツルヤオリジナル信州まつもとブレンド珈琲」を甘いものと一緒にいただきました。
四女ちゃんと凡子さんも長い知り合いなので、とてもタイミングがよかった。
亮太君がいれてくれる珈琲はとてもおいしいのだけど、
そんな関係性も含めてなおさらおいしく思えました。

午後は吉祥寺のOUTBOUNDへMAROBAYAの展示をみに。
上村氏勇太君小林さんに会うのも久しぶりでした。
そもそもMAROBAYAが東京で展示をするのが久しぶり。
気持ちのよい展示でした。
展示の仕方も作っているものもさすがMAROBAYAでした。
展示は18日まで。ぜひ。






4月9日(土
午前中楽しみにしていた食器棚が届く。
TKMの水島さんにお願いして、オーダーで作っていただいたのでした。
全体をグレーにペイントしてもらい、戸はガラスの引き戸、
脚は鉄で濃紺にしてもらいました。
サイズ感が想像しにくかったのですが、届いてみると思っていたよりどっしりとした感じ。
美しい丁寧なお仕事。
水島さんにお願いできてよかった。
しばらく食器棚に並べる食器のレイアウトなどで楽しい時間が続きそう。

夜は宇都宮より、18番の凡子(なみこ)さんと荒井君夫妻がうちに来てくれて4人でご飯。
お店が終わってから車で来てくれたのと、亮太君の帰りがいつも遅いので、
10時前くらいからの夜ご飯(うちはいつもこの時間ですが)でした。
そんな時間からお客さんとご飯というのが大人っぽくて嬉しく、おしゃべりも楽しくて、
つい遅くまでひきとめてしまいました。
おいしいお土産をたくさん下さって、これでしばらくの間、亮太君の朝のおめざは充実。
小さなお子ちゃまがふたりいて、お店もちゃんとやっているからなかなか自分の時間が持てないけれど、
今夜みたいな感じで出かけられる時間がまたあるといいなと思う。








4月8日(金
朝、雲雀の鳴く声がして、聞きながらウトウトと眠ると、夢の中にも雲雀が出てきました。
ベランダには桜の花びらがひとひら落ちていました。

プロ野球始まりました。
タイガースは金本監督になり、父いはく、
「監督が変わるとこんなにチームが変わるのかと思うほどの変革ぶり。まさに超変革!」だそう。
今年は期待できるとのこと。毎年期待している父ですけどね。
巨人3連戦は2勝しましたし、今のところセリーグでは2位をキープ。

先週の土曜日、日本橋三越から銀座へ向かう時、
英語圏の家族(両親と小学生くらいの兄弟)が話ながら私の前を歩いてました。
高島屋に通りかかった時のこと。
弟のほうが、お店を見ながら「たかしやま」とつぶやいたのを聞いてしまった私。
関取かと。
ローマ字でも読み間違いするのですね。
昨日急に思い出したので、書いておきます。



4月7日(木
昼過ぎまで雨でしたが、そう荒れず、夕方からは空が明るくなりました。
大山君と亮太君との哲学会話を聞きながらのランチ、楽しい時間でした。
二人が楽しそうに話しているのが楽しいのでした。
大山君が習っているある剣術の動きとお能の動きが似ているという話から、
お稽古つながりで、亮太君が私が小唄と三味線を習っていると言ったばっかりに、
ぜひ聞いてみたいとご披露するはめに。
こんなことになるなら、昨晩練習しておけばよかった………
優しい大山君はお上手ですねと言ってくれましたが。

大山君の本は河出書房より、4月22日に発売予定。
「ドゥルーズ 抽象機械」


夕方、雲が風に流されて西から東へと動いていくのが見えました。
今日もよい1日だった。





4月6日(水
久しぶりに薄ぼんやりと富士山が見えました。
そんな富士山をみて、
「春霞ひくや〜〜〜」などと小唄を口ずさむ自分に少々驚きました(笑。
東京は20度を超えたらしい。
洗濯物がよく乾きました。
夕方から明日のランチのメイン煮込み料理を作っておく。
煮込んでいる間にしばらく使っていなかった食器やカトラリー、グラスなども洗って拭く。
これで半分は準備ができました。
明日は全国的に春の嵐だとか。
ひどく荒れないといいんだけどな。





4月5日(火
曇り空で寒い。
もう貼らないかな〜と思っていたカイロをしっかり背中に貼って出かけました。
お昼はuzuraの潤ちゃんのおいし〜いお弁当。
潤ちゃんとおしゃべりもできて充実のお昼でした。
そのあとルカフェデュボンボンに寄って焼き菓子を買って帰宅。
亮太君の友達の大山君の脱稿祝いと称し、
あさってのお昼、うちでランチの予定なので、その日のデザート用に日持ちのするお菓子を買ったのでした。
チーズケーキもおいしそうだったけどまた次の機会に。
(ボンボンは火曜日だけケーキが買えます)。
夕方、2件のスーパーをはしごしてあさっての食材など調達。
何を作ろうか、何のお皿にしようかなど、あれこれ考える準備の時間が実は一番楽しい。





4月4日(月
今朝も雨でしたが、じき上がりました。
気温が高く、少し蒸しました。
夕方から小唄と三味線のお稽古。
お稽古場の向かいのお屋敷の桜は満開を過ぎたところで、時折花吹雪。
道路のあちこちに花びらが落ちていました。
そんな景色を見ながらしばし小唄の世界に浸っておりました。





4月3日(日
朝は雨でしたが、午後にはやんで少し陽もさしました。
桜は散り始めましたが、若い葉っぱが芽吹いてくる淡い緑色の景色が始まると思うと、
かなりうれしい。
この季節、緑色ってこんなにたくさんあるのかと、毎年目と心を奪われます。

今日は家ではずっと、小唄のCDを聴いていました。
昨日、唄われた方の唄も何曲も入っていることに気づきました。
昨日は超ベテランの三味線の方が、間違ったのかあるいは出てこなかったのか、
舞台上でこれまた超ベテランの唄の方に謝って、弾き直しておられました。
その時のおふたりの表情は迫力のある場面でした。
見ていてきゅっと身が縮みましたもの。




4月2日(土
花曇り。
午前中に家を出て日本橋の三越劇場へ。
先生も出演される古典小唄鑑賞会。
今年で25回になるのだそう。
やはり三越劇場での会は華やか。
桜柄を取り入れたお着物の方も多かった。
早い出番だった先生と糸の安本さん、替手の八重さんが舞台に座っていらっしゃる風景も、
ぱっと花が咲いたようでした。
出番のあと安本さん(先生と同じくらい唄も糸も上手な方)が隣に座って、
説をしてくださったおかげで勉強になりました。
1部だけ聞いてから、先生のお弟子さんの男性方にお昼をご馳走になり、会場をあとにしました。
1階の「猪熊弦一郎と華ひらく」展をみて、うさぎやでどら焼きを買って、
銀座三越で亮太君の折りたたみ傘を修理に出して帰ってきました。
1995年、新宿の三越美術館での猪熊弦一郎遺作展の時にも、
三越の包装紙の原画や、モチーフになった石が展示されていて、
見慣れた包装紙の原点に驚いたことを覚えています。
その展示の時に、もう買えないと思っていた「画家のおもちゃ箱」が売っていて、買えたのでした。
猪熊弦一郎の絵を初めてみた展示は1992年のミキモトホールでした。
そんな記憶をさかのぼって思い出しました。






4月1日(金
曇り空。
昨日、お花見に行けてよかった。
ボートを漕いでくれた亮太君は腕の内側が筋肉痛のようですが。
昨日、一緒に潤ちゃんのお弁当を買いに行ったあと、
潤ちゃんのお礼の時の姿勢がきれいだったと亮太君が言っていたので、
そのことを潤ちゃんにメールで伝えると、
この年になると、褒められたり叱られたりすることも無くなり非常に嬉しいとありました。
褒められることは潤ちゃんのことだからいっぱいあると思うけど、
叱られることって、確かになくなったなと思う。
叱ってくれる人の存在はありがたい。

さて新しく出た「つるとはな」の白髪のカップルというページに
穂積氏が奥様と一緒に出ていらっしゃいます。
写真は久家さん、文章は山崎さん。
いつだったか、小唄でご一緒した時、校正をご覧になったあとだったのか、
写真も文も上手いんだよとおっしゃっていました。
大御所のお二人ですからと申し上げました。
大変かっこいいページです。
まだその「白髪のカップル」と「ひとり甘味も、、、」のページしか読んでないのですが、こちらもよかった。
写真は増田さんでかつて久家さんのアシスタントをされていた方。
被写体の女性方がみなさんとてもいい笑顔でした。