ささ記_December2020

 

12月の扉絵珈琲工場






 

 

 


 

 

 

 

 

 

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佐々木美穂_miho sasaki

 


ポストカードとハンカチのご注文、お受けしております。
9月の個展の時に作った新しいポストカードも、追加しております。
ポストカード
ハンカチ



 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

12月31日(木)
東京は快晴。
昨日からの寒さで、富士山も白くなりました(下の写真)。
今年は映画館にも美術館にもほとんど行けない年でしたが、
9月に個展「青青(ブルブル)」ができたことは、
思い出しても胸がいっぱいになります。
会期中も終わってからも、みに来てくださった方たちから、
あたたかなエネルギーをもらった時間でした。
ありがたかった。
外出自粛要請で、周りの大切なひとたちのお店が休業せざるをえなくなり、
その間に、この先どうやっていくのがいいのかを真剣に考え、
そして今、お店を続けていることに、尊敬と感謝の思いです。
微力ながらも自分にできることは何か、考える時間をもらいました。

東京は感染者が1300人を超えたと、さっきラジオから聞こえてきました。
集まりたい気持ちを抑えて、静かに新年を迎えようしている人が、
ここを読んで下さっている方の中にもきっとたくさんいると思います。
今年も「ささ記」を読んでくださり、ありがとうございました。
来年もどうぞよろしくおねがいします。


 




 

 

 

 

 

 

 

 

12月30日(水)
夜になって、北風が強く吹き始めました。
音が寒そう。
朝、亮太君が出かけようとしたら、また!
ドアにまさとさん、ともこさんたちからの紙袋がかかっていました。
袋を開けると、今日はゴッホのポストカードのお手紙と、
まさとさんのご実家から送られてきたものから、
「お正月に色を添えてもらえれば」とすじこやお餅など。
色を添えたいと思います。
明日のささやかなおせち作りが楽しみになってきました。
写真は今日いただいたもの。
小さい黄色いラベルの3つは、ともこさんのお友達からのフィンランドのハチミツだそう。









 

 

 

 

 

 

 

 

 

12月29日(火)
今日も洗濯物がよく乾きました。
レモン、3つともとても黄色くなりました。
そろそろ収穫しても良いのだろうけど、もう少し待ってみようかと。
少しずつ実りあるものに変化しているのを、日々みられるのは、
いいものだなあと思う。


 

 

12月28日(月)
午後から晴れました。
月曜の夕飯は、日曜深夜の細野さんのラジオをラジコで聴きながら、
というのが習慣になっています。
細野さんが選んだ曲を聴きながら、音楽っていいなぁと今日も思いました。
かかっていたコシミハルさん選曲のひとつから、
20代の頃にライブも行ったネグレス・ヴェルトのことを思い出し、
youtubeで当時の動画をみたり、
亮太君が最近のパスカル・コムラードが見たいというのでみてみたり、
そんな夜になりました。




12月27日(日)
今日も晴。
例年なら帰省していますが、今年はこのからりと晴れた東京の空の下にいる。
感染しない、させないことが帰省しない理由なのだから、
気を緩めず、亮太君と二人静かに穏やかに、でも面白い年末年始の時間にしたいと、
あらためて思いました。



 

12月26日(土)
今日もいいお天気でした。
数週間ほど安かった野菜類が、年末にかけてじりじりと高くなってきて、
スーパーの棚は、おせちの材料が紅白の布の奥に並び始めました。
今年は東京で新年を迎えるので、簡単なものを少しだけ作ろうかと、
ずいぶん前に買った「小林カツ代のやさしいおせち」/講談社 を眺めたりしました。
いい本だなぁ、とみるたびに思います。
さて、昨日の写真、亮太君は写っていないと書きましたが、
手前の太めの影は亮太君だそう。
本人が言ってるのでそうなんだと思います。




 

12月25日(金)
晴れたので、暖かく感じられました。
午後、母のお使いと自分の用事で銀座に出かける。
和光の鐘が鳴る時間にちょうど外にいたので、ラッキー。
3時だったかな。
お茶もせずに、帰る。
写真は、干しているルームシューズに冬の光。
左上の水色は空。
昨日の午前中の写真です。
写ってはいませんが、亮太君が窓拭きをしています。



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

12月24日(木)
思ったよりは、晴れず。
久しぶりにお昼はuzuraの潤ちゃんのお弁当。
今日もおいしかったです。
年の瀬の挨拶を交わす。
今年も潤ちゃんのお弁当に力をもらいました。
そのあと、Zakkaへ。
Zakkaでは井山さんにも会えたし、またまたhomspunの稲船さん、そしてお休みの佐藤さんにも。
嬉しい偶然が重なりました。
夜は、亮太君とうちでいつもよりちょっとだけ豪華な夕食を。
先日友人からいただいた、赤ワインを開けて、
Zakkaの赤いナプキンを膝に置いて、クリスマスな夜でした。

 

 

12月23日(水)
暖かく穏やかに晴れて、今日も1日富士山が見えていました。
夜ベランダに出ると、足元に月明かりが。
その明かりに空を見ると、月がありました。


 

 

 

12月22日(火)
東京は毎日よいお天気で、富士山がよく見えます。
午前中、母より今度は梅干しなどが届く。
今庄(いまじょう)のつるし柿もたくさん入っていました。
今庄のは、燻してあるのです。
子供の頃はあまり好みの味ではなかったけれど、大人になって好きになりました。

 

12月21日(月)
冬至。
明日から、また少しずつ日が長くなりますね。
今日の夕焼けも、美しかった。
一昨日のZakkaのことを、ふと考える。
いらしてた方たちが、眸さんとZakkaをとても好きなことが伝わってきて、いい雰囲気だったことを。
その場にいたからこその、場面。
だからお店に行くのです。

 

 

 

12月20日(日)
今日は、おいしい頂き物が重なりました。
栄子さんと叔父から宅急便が届き、
本日お餅をお分けした友人たちから、
お菓子やワインのお返しをいただいたり(海老で鯛ってやつです)。
ありがたい。
このうれしい気持ちのまま、年が越せそう。
お餅は、早速昨日から食べています。
すぐにカビてしまうので、冷凍しないで食べられる分だけ残して、
数日だけの、つきたてのお餅の美味しさを味わっています。
今日のお昼は、小松菜と長芋のスープに入れて。



 

 

12月19日(土)
午前中、母よりお餅が届く。
午後、眸さんと土器さんに届けに出かける。
今年も母からお餅が届き、こうして届けることができてよかった。
Zakka、今日は次々とお客さんがいらして、
それぞれの方が選んだものを見るとはなしに見ていると、みんな素敵〜!
眸さんが選んだものの中から、それぞれの方たちの目でまた選ばれていく。
組み合わせや色合いなど、見ているだけで嬉しくなりました。
お茶をしている時、短い時間でしたが雨とあられが降りました。
Zakkaの窓からみると、いい景色に思えました。
亮太君は午後、スピノザ協会の学会が初のズームであるので家で参加していましたが、
Zakkaから戻ってもまだ続いていました。
ちょっと画面を覗くと、これまで亮太君からお名前を聞いていた先生たちのお顔が見れて、
あの先生はこういうお顔で、こういう話し方なんだと分かったのが、私は面白かったです。
夜ご飯の後、亮太君の髪を散髪。
ずっと、今度、今度と先送りになっていて、やっと今日短く仕上がりました。


 

 

 

12月18日(金)
今日も富士山がよく見えました。
この時期にしては、山頂の雪が少ない。
かいさんからよかったと教えてもらった、
youtubeの柳田邦男さんがラジオで話していた回を午後聞きました。
その話の中に出てくる「星の王子さま」。
小学生の時に祖父が買ってきてくれて、
もしかしたらその時に読んだのかもしれないのですが、
読んだ記憶がないまま今に至っています。
箱入りのシンプルな表紙のその本が、うちにあったことだけは覚えています。
柳田さんの話を聞きながら、祖父のことを思いました。
私が小さい頃の祖父は、県立高校を退職した後、私立の女子校で教えていました。
家に帰る電車に乗る前、駅前の勝木書店(当時の「だるまや」の向かい)で、
自分の本のついでに、私にも年に何度か本を買ってきてくれました。
本はいつも勝木書店の包装紙で包まれていて、その紙の匂いも好きでした。
柳田さんが後半「死後生」の話もされていて、
まさに、祖父や祖母、親しくさせてもらった方たちが、
私の心の中でずっと生き続けていること、そして「今」を生きることをあらためて思いました。

今日の富士山、更新してます。




12月17日(木)
よく晴れました。
かいさんと築地へ。
待ち合わせに現れたかいさん、
着ているもの持っているかご、全てがお洒落で、きゅん〜としました。
築地ではかつお節など買ってから、東銀座の方へブラブラと。
いくつかお店を覗いて、彫刻の上田亜矢子さんの展示をみに六本木に移動。
ランチをしてから展示に。
作品、やはり素晴らしかった。
(DMもすごーくかっこよくって、机の上に飾って毎日みてます)
展示の後、乃木坂まで歩いて千代田線にひと駅乗ってZakkaへ。
乃木坂までの道すがら、20代の頃、やはり同じルート(千代田線乃木坂駅から歩く)で、
六本木のシネヴィヴァンに映画をみに行ったねなんて話をしました。
Zakkaに着くと、ちょうど帰るところのオーハラさんに会えました。
かいさんとオーハラさんがZakkaで会う確率が高いので、かいさんのおかげかな。
佐藤さんに入れてもらったお茶をしながら、ゆっくりさせてもらいました。
隣の紅葉の木の葉が真っ赤でした。





12月16日(水)
ぐっと寒くなりました。
早朝は富士山がくっきり見えていたそうですが、
私がみた8時過ぎは、縦半分雲の中でした。
夕方、ともこさんがちらりと寄ってくれて、小一時間ほど、お茶をしました。
夕暮れの富士山も一緒にみました。

 


12月15日(火)
晴れましたが、寒くなりました。
ずっと少なかった富士山の雪が、少し増えていました。
今日も夕暮れの空がきれい。
亮太君のおうちから、おいしい便が届き、
亮太君が夜、お礼の電話をしたら、雪が積もっているとのこと。
福井の道情報ページをみたら、
うちの方は今のところまだ積もってはいなくて、ほっとする。




 

12月14日(月)
この冬、初焼き芋。
いつも行くスーパーとは別のスーパーの地下に、
グラム売りで一つずつ紙の袋に入っている焼き芋があります。
小さめのを一つ、おやつにいただきました。
おいしかったですっ。
電気ストーブが、大活躍の日々。
眸さんが言っていたことがよく分かる。
電気ストーブ、眸さんがご自宅で使っているのと偶然にも同じでして、
テストで100点をとったみたいで、
使うたび、眸さんといっしょ〜と嬉しくなっちゃいます。



 

 

12月13日(日)
午前中のうちに、キッチンクロスの洗濯とアイロンがけ。
2日限定で無料配信されていた、
シャンタル・アケルマンが撮ったピナバウシュのドキュメント映画を(1983年)見る。
pcで映画は見たくないのですが、今回は特別。
アケルマン監督の映画をいつか見てみたいと思っているけど、
まだ1本もみたことがなくて、やっと1本。
アケルマン監督が少し話している場面や、最後のピナバウシュの言葉もよかった。
(今は二人とも、こちらの世界にはいませんが)
夕方、ミワコさんと電話。
今年はミワコさんとお茶ができていないので、たくさんあれもこれもとおしゃべりできて、
楽しかった〜。
夜、フェイスタイムで電話をかけるテストをともこさんに。
問題なくつながって、納得する。
フェイスタイムのことをともこさんが少し教えてくれました。
昨日と今日、pcでメッセージ、フェイスタイムを開通させ、ズームを取り入れてみたのです。
ズームは来週、亮太君が使いたいと言っていたので。
どれも、難しいことではないということが分かる。





12月12日(土)
夕暮れの空が、坂本繁二郎の絵のようでした。
先日、敦賀の叔母に恒例のアアルトコーヒーの豆を送ったら、
本日、奥井海生堂の出汁昆布がたくさん届きました。
いつもは帰省の時にもらうのですが、今年は帰れないので送ってくれたのでした。
この出汁昆布と、母が送ってくれるお餅とお味噌で、最強美味しいお雑煮になります。




 

12月11日(金)
外に出たら、思っていたより暖かかった。
用事でちょいと立ち寄ったhomspunのお店で、眸さんに会えてしまう幸運。
てっぺんからつま先までかっこよかった。
心の準備ができていない時にお会いすると、
何を話していいのか分からなくなる自分がいることを知りました。
『そら色の窓』にも書きましたが、Zakkaで働くことになる前、北出さんが、
「Zakkaは眸さんの表現」という話をしてくれました。
そこから30年余りの時間が続いていて、
その表現を見られることがどんなに豊かなことかと、
この頃、ますます思うようになりました。

 

 

12月10日(木)
午後、銀座へ。
この冬初めて分厚いコートを着て、
久しぶりにスカートとヒールの靴を履いて出かけましたが、足元が寒かった。
銀座で用事を済ませてから、Zakkaへ。
オーハラさんにお会いできました。
「今週、Zakka初めてですか?」と聞かれたのがおかしかった。
彼女も私も週1以上の仲間なので。
それなのに、ここふた月ほどばったり会う機会がなかったのでした。
しばらくすると、お休みの佐藤さんが顔を出して、そのあと磯部さんが(ZakkaOG)。
明るい夕方のZakkaで、なんともいえないよい時間が流れていきました。



 

 

12月9日(水)
まあまあのお天気。
昨日、自転車での帰り道、
うちの近くの、定食もやっている喫茶店(入ったことはないけど)の前で、
年配の男性が煙草を吸ってらした。
お店の方なのかどうかは分からないけれど、
うつむいて目を閉じていて、顔にだけ陽ざしがあたっていて、表情や光の具合が渋かった。
一瞬のうちに、その方の人生を感じるような。
昨日は、そのあともお二人ほど、そんな風に思う人を見かけました。
私のピントが合ったのか、感じ入るものがありました。





 

12月8日(火)
今日も、昼間は晴れて暖かくなりました。
歯医者さんのあと、井上庸子さんの展示を見にオカイユへ。
補充にいらした井上さんにも偶然お会いできました。
ユトレヒトのバターの展示の時とはまた違う、
でも井上さんだなあと思う作品が整列していました。
そのあと、homspunストライプルームのチーズの展示を見に。
こちらも、隅々までその世界の空間で、気持ちが上がりました。
家に帰ってきてもまだ2時過ぎ。
もう1回洗濯をしました。

写真は、井上さんの紙のバッグから選んだ「CHOCOLAT」と
毎年一つずつ増えている白い靴下。
毎年12月に井上さんから白い封筒が届きます。
赤い靴下や木のスプーンが入っている年もありましたが、写真のは白い靴下です。





 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

12月7日(月)
あたたかい1日。
ペリカンの食パンの朝食。
おいしいね〜と自分に言ってる気がする。
たまにだから、またいいんだと思う。
そういえば、近所のたわわに実っていた柿は、数日前に収穫されていました。



 

 

12月6日(日)
亮太君が出かける時、ドアに紙袋が。
まさとさん.ともこさんからのペリカンのパンでした。
素敵なポストカードのお手紙も添えられていました。
朝食に間に合うようにかけておいてくれたようでした。
朝はメールを見なかったので、今朝の朝食には間に合いませんでした。
けど、明日からの朝食の時間を考えただけで、頬がゆるみます。
夕暮れも美しい日曜日。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

12月5日(土)
夕方頃、やっと雨が上がる。
今日は、洗濯はやめておきました。
9月に、園芸家の大野さんからいただいたレモンの木、
いただいた時から青い実が3つついているのですが、少しずつ黄緑色になってきました。
3か月でこれくらいだから、黄色くなるのは春なのかしら、と春を想像する。
今日は、電気ストーブ、大活躍の日でした。

 

 

 

12月4日(金)
いいお天気でした。
昨夜というか今朝というか、
寝ている部屋に置いている棚(8段中、上の4段分)のディスプレイを変え始めたら、
集中してしまい、寝たのが4時前になってしまいました。
すごく変わったわけではないけれどスキと思う配置になり、昼間、何度も眺めました。
この作業、コラージュを作っている時の感じと重なります。


 

 

12月3日(木)
天気予報は晴でしたが、思ったより晴れず。
夕方前、自転車でZakkaへ。
先にいらしていた方に声をかけられ、
眸さんが紹介して下さって、少しお話しました。
背が高くて細くて、ショートカットがお似合いで、お洋服の着こなしも素敵な方でした。
その方がカプチーノを頼んだタイミングで私も!と、同じものをお願いする。
キッチンの前の席だったので、眸さんがカプチーノを作るところをさりげなさを装って拝見。
所作の一つ一つがかっこよかった。


 

12月2日(水)
午後から雨になりました。
気温も低く、この冬初めて暖房をいれました。
そして、ついに電気ストーブを買いました。
眸さんが、ご自宅で電気ストーブを使っている話を冬になるときくたびに、
あったかそうだなと思いつつ、ずっと買わずにいました。
先週Zakkaでお茶をした時に、佐藤さんが近くに電気ストーブを置いてくれて、
あまりにあったかいので、心が決まりました。
早速本日、夜になってつけてみたら、すぐに暖かくなってびっくり。
あったかいって、こんなにうれしいものかと。
 

 

12月1日(火)
早、12月。
東京はいいお天気でした。