ささ記_March 2018






























3月の扉絵は「ごぼう」 
すべての画像、文章の無断転載禁じます
佐々木美穂



ポストカード_絶賛販売中!





3月31日(土) 
3月最後の夜は満月の夜です。
ここ1週間ほど、引っ越しのトラックをたくさん見かけました。
トラックの社名をみながら、いろんな引っ越し会社があることを知りました。
明日から新生活を始める人たちも多いのでしょうね。
さて開幕戦2日目はデイゲーム。
明るい光の中、部屋でラジオを聞きながら、
阪神戦のラジオ中継の音こそ、子供時代の夏の思い出だなと。
父も祖父もタイガースファン。
それぞれの部屋でラジオ中継を、それはそれは熱心に聞いていました。
ラジオの音と、蛙の鳴き声と、 夏の黒い夜の色が思い出されます。
たまに父とキャッチボールをした思い出まで蘇りました。 
子供用のグローブも父が買ってきて、それをはめて本格的に(笑。
私が男の子だったら野球をさせたかったのだと思います。
で、今日は4−0から4−8で負けました。
8回表に上原登場で3者凡退、その裏に3点入れられた時点でラジオを消し、
夕飯の買い物に出かけました。




3月30日(金) 
月夜。プロ野球開幕。
虎さんはドームにて、開幕戦初戦から1勝!

日中は晴れましたが、風が冷たかった。
今日は根津あたりをお散歩。
在住のワタナベさんが案内して下さいました。
根津で待ち合わせてまずは腹ごしらえから。
釜揚げうどん屋さんで、釜揚げうどんを。
待合で順番を待っていたら、ストレッチでご一緒していた方と偶然お会いしてびっくり!
谷中にお墓があって、お墓参りのあと、お姉さんご夫婦とこちらに来たそう。
初対面のワタナベさんも交えて、おしゃべりに花が咲きました。
釜揚げうどん、こしがあって薬味もおいしかったです。
お店を出てぶらぶら歩いていたら、小さなお寺が目にとまり入ってみました。
桜と椿と屋根瓦の景色が静かに調和していて、
だれもいない境内にも、春がひっそりと満開でした。
坂が多くて角を曲がるたび、登り坂がみえました。
亀の子束子をのぞいたりしながら、ワタナベさんおすすめの往来堂書店に寄り、 
そこから千駄木の方へ。
千駄木では、「古書ほうろう」へ。
1冊迷った本があったのですが、状態があまりよくなくてあきらめました。
 志賀先生の常盤松のおうちを建てた、あの建築家の箱入り限定エッセイ本。
サインとシリアルナンバーが入っていました。
こういう本があったことを知ることができてよかった。
先の往来堂書店では、高峰秀子の「にんげん住所録」/文春文庫を。
先週の週刊文春に掲載されていた、たけしの書き下ろし小説を読んだばかりだったからか、
「にんげん住所録」をぱらぱらめくっていたら、
「たけしの母と秀子の母」というタイトルが目にとまって、 そんなわけで買いました。
 最後にゆっくりお茶をして、千駄木にて解散。 
楽しい時間はあっという間ですな。


 

3月29日(木) 
月が丸くて、桜がまだ満開の夜。
冬が寒かっただけに、こんな春を待ちわびていました。
昼前に家を出て、お休みの亮太君と、近くの公園へお花見に。
今年は亮太君がサンドイッチのお弁当を作ってくれました。
キュウリのサンドイッチ、玉子のサンドイッチ、(刻んだグリーンオリーブも入っていました)、
そしてトマト、生ハム、ベビーリーフ、カマンベールが入ったサンドイッチ、
なんと3種類も!!!
亮太君は白ワイン、私は水筒に紅茶、甘いもの、クロスやシート、文庫本などざくっと大きい紙袋に入れて。
公園はちょうどいい場所が空いていたので、そこに落ち着いて、
満開の桜と、時折降り注ぐ花吹雪の中、サンドイッチをほおばりながら、1時間半ほどお花見を楽しみました。
この景色、一緒にみたいなあと、友達の顔を何人か思い浮かべました。
帰ってきてゆっくりしたあと、私は夕方から銀座へ。
いくつか買い物を済ませて、そうだ、カンパーニュを買おう!と、初めてのパン屋さんで買ってみました。
夕飯は、ランチの残りの食材と、カンパーニュなどで。
もちろん私は堀井さんのマーマーレードをたっぷりつけていただきました。




3月28日(水) 
春霞。
桜は満開。
夕方前、自転車でZakkaへ。
Zakkaのはす向かいの空地の桜がはらはらと舞っていて、
その花びらが、水を貼った大鉢の中に数枚浮かんでいました。 

先月の堀井さんのお誕生日に、
愛媛のサンクファームさんの伊予柑をお送りしたのですが、
その伊予柑で作ったというマーマレードを、昨日いただいてしまいました。
風味豊か、色も華やかで、 気持ちも華やぎました。
ハード系のパンに合うとおっしゃっていたので、今度、おいしそうなカンパーニュを買ってこようと思う。
そういえばずいぶんカンパーニュを食べてない。
ジャムがなくならないうちに。




3月27日(火) 
晴。
今日は堀井さんとお出かけしました。
虎ノ門から日比谷公園まで。
お昼ご飯は、虎ノ門で松山のご飯を。
鯛飯とにゅうめんと小鉢がセットになっているランチをおいしくいただいてから
CURATOR'S CUBEでの宮崎直人さんという方の作品をみました。
彫刻と平面とあって、どちらも面白くみました。
一度行ってみたかったギャラリーだったので、堀井さんに連れていってもらえてよかった。
そのあと、先月彩さんに教えてもらって一緒にお茶をした、田村町木村屋でTeatime(今日もケーキセット)。
やっぱり紅茶もケーキもおいしい〜と思いました。
この前買っておいしかったオランジェットを今日も買って帰ろうと思ったら、
季節限定だったのか、もう売ってなくて残念でした。
お茶のあと日比谷公園までぶらぶら歩いて、噴水や景色を眺めながらおしゃべり。
私が編集者だったら、堀井さんが話した言葉を全部書き起こしてページにしたいくらい。
独り占めしてしまうのがもったいない、けど独り占めしてしまった時間。
4時過ぎに家に帰ってきてすぐ、白馬出版から出ていた堀井さんの本を眺めました。
まだ堀井さんに出会う前に読んでいたこのシリーズは、今もすぐに読めるところに置いてあります。
そういえば、立花大先生が、かつてヴァーモントに数ヶ月作品制作で行ってた時に、
堀井さんの「ヴァーモントへの本」を持って行ったって言ってましたっけ。
どの本の写真にもそれぞれの場所の空気や光が写っていて、
頭の中で景色がどんどん膨らんでいくのでした。





3月26日(月) 
朝夕にぼんやり富士山がみえました。
桜、桜と浮かれているわいな
夕方お稽古の前に大学の敷地内の桜に、ひとり静かに浮かれてきました。
そういえば何年か前に、智子さんと一緒にこの桜をみました。
大きな立派な木ですが、毎年そっと咲いています。
柳ももうすっかり芽吹いていました。






3月25日(日) 
穏やかな晴。
明るいうちから月がみえていました。
夕飯の買い物からの帰り道、
桜を見上げたら月も同時にみえて、なんとも風情がありました。
今月は横澤パンの食パンを買う機会がいつもの月よりたくさんあって、
ここ数日もそんなおいしい朝食です。
しかも窓から遠くの桜がみえる。
やがてその桜のあたりが淡い緑色から濃い緑色になり、
その色がすっかり落ち着いた頃、今日は暑かった〜、なんて言ってるのでしょうな。



3月24日(土) 
東京は今日桜満開の発表がありました。
近所の桜は、まだ満開感はありませんが、この数日が見頃なのでしょう。
昨日から春の高校野球も始まり、プロ野球もいよいよ来週から開幕。
今年の虎さんは、どうなのかな〜。




3月23日(金) 
午後から晴れました。
朝は手前の山々だけくっきりみえて富士山は雲の中でしたが、
出かける前にみたら、真っ白な姿が出てきてました。
午前中のうちに築地、東銀座、銀座で買い物を済ませてからZakkaへ。
Zakkaへ行く時は、MUJIの脇道を入ってポールスミスの前を通っていくのですが、
今日は大野さんに会える気がしていたら、やっぱり、木の剪定をやってらした!
彼女はずっと、ポールスミスのお店の木や植物の手入れをされています。
しばし立ち話。ニット帽がかわいらしかった。
いい気をもらって、Zakkaへ向かう足どりがますます軽やかになりました。
Zakkaでは麻子ちゃん(眸さんの娘さん)にも会えました。
並んで一緒にお茶をしながら近況などおしゃべり。
ゆっくり居させてもらったあと、ABCを覗いてから国立新美術館へ。
「至上の印象派展」ぜ〜〜んぶ、ビュールレという方のプライベートコレクション。
なんという眼!!
ここ数年、エドゥアール・ヴュイヤールの絵に惹かれている私ですが、
今回も2点あって、 1巡したあとまた戻ってゆっくりとみました。
同じ部屋のボナールの2点もよかったし、
セザンヌの「庭師のヴァリエ」も見られたし、「風景」のうねうねとした緑、
それからピサロもシスレーも、クールベも!!!

心豊かな時間でした。





3月22日(木) 
午後から晴れました。
朝も夕も富士山は見えませんでしたが、
夕暮れ時、光があちこちの建物に反射してピッカピカでした。

下の写真は父が録画してくれた、平昌オリンピック男子フィギュアの父の字。
まるで、氷の上を滑ってるみたいです(笑。






3月21日(水)
午前中雪。積もるかのような勢いでしたが、午後には雨に。
雪を見ながら久しぶりに父に電話。
「東京は雪降ってるよ」と言うと 
「いい所やの〜」と速攻。
福井の雪はすっかり解けたようです。
夕方、長靴をはいて夕飯の買い物へ。長靴っていいなぁ。
枝垂れ桜、白木蓮、椿、それぞれの木の下の道がそれらの花びらの色に染まっていました。

ところで、
ローズバーミリオン、バーミリオンオレンジ、ルージュボルドー 
この3色でピン!と来た方はいらっしゃるでしょうか。
17日にデビューしたニューロマンスカーGSEの車体に使われている色だそう。
まだ走っている所はみていませんが、この赤い色、実に萌えますな。 
ロマンスカーの制服も新しくなったようで、色合いがかわいい。
GSE



 
3月20日(火)
予報どおり雨。
午後2時間ほど手紙を書いたりFAXを書いたりする。
手紙を書いたり、電話をしたり、新聞の切り抜きを送ってもらったりそういう時間がいい。
数日前から、濱田庄司の「無盡蔵 (むじんぞう)」講談社文芸文庫 を読み始めました。
言葉のひとつひとつが体内に吸収され、沁み渡ってきてます。
どうしてもっと前に読まなかったのだろうと思うけれど、今だったのかもしれません。
ハマショー。

 



3月19日(月)
曇り。明日から崩れるらしい。
午後ちらりと新宿へ。
紀伊国屋の洋書売り場が1階になったので立ち寄りやすい。
洋雑誌をチェックして、そのまま向こう側に抜けて伊勢丹メンズ館を覗いて帰ってくる。
セツに通っていた頃、セツのない日の週3回、DUGで1年ほどアルバイトをしていたことがありました。
その時、いつもこうして紀伊国屋書店の1階を抜けてアドホックビルから靖国通りへというルートでした。
夕方、小唄と三味線のお稽古。
帰るとポストに黄色い封筒が。
お手紙と一緒に、先日のエルメスでの展示のことが書いてある、
福岡伸一さんの連載コラムの記事の切り抜き(コピー)も入っていました。
こうして手紙と一緒に、新聞の切り抜きを送ってくれる友達があとふたりいます。
みんな私より少し年下ですが、新聞をとっていて、私によかれと思う記事を送ってくれます。 
恵まれております、わたくし。




3月18日(日)
曇り時々晴。風が強め。
午後、うとうとソファで昼寝をしてしまいました。
夕方買い物に出ると、まだ暖かかった。
上京したての30年以上も前のことを急に思い出す。
春の空気。




3月17日(土)
晴。富士山も見えました。
東京も本日桜の開花宣言発表。
ここ数日、あちこちで桜が咲いているのをみかけていたので、
もうあってもいい頃と思っていたところでした。
近所の枝垂れ桜も、8分くらい開いてます。
ハクモクレンはこの週末で咲ききってしまいそう。

さて「ささ記」を読んで、ヒカリエのプラグインに行って下さった方々がいらしたようで、
わざわざ足を運んで下さりありがとうございました。


ポストには、静岡へご主人と旅行中の友達からの葉書が。
切手はスーパー踊り子号からの車窓からみえるみかんと、
これから食べにいくという伊勢海老の組み合わせ。
さすが、切手にも食いしん坊感が出ていました。
何年か前に、その友達夫妻と一緒にスーパー踊り子号に乗って、伊豆高原に行ったことがありました。 
季節も今頃だったのか、やはり車窓からみかんの木がたくさんみえたことを思い出します。







3月16日(金)
あいにく雨になりました。
今回栄子さんがうちに泊まって下さったので、朝食から一緒に。
よく眠れたようでよかった。なにせ、狭いうちなので。。
亮太君と二人だと、朝食は、トースト(バターはちみつ)と、
ヨーグルト(ジャムつき)とミルクティだけですが、
今朝は、トーストに目玉焼きとソーセージとカリフラワーがつきました。
栄子さんが仙台のイワサコーヒーの豆もお土産に買ってきてくれたので、
私と栄子さんにはカフェオレを亮太君が作ってくれました。
久しぶりのカフェオレ。おいしかった〜。
支度をして、10時頃に家を出てヒカリエの展示へ。
この展示をみるのを目的に、今回わざわざ来て下さったのでした。
個展の時も毎回ツヨシさんと見に来てくれて、なんというか、そういう気持ちが身にしみます。
3人で会場をゆっくりみせてもらったあと、Zakkaに行きました。
栄子さんは前のお店の時以来だから久しぶりのZakkaだそう。
Zakkaもゆっくりみてから、お昼をして、 スパイラルを覗いて、お茶をして、
2時過ぎ栄子さんは東京駅へ。 
6時半頃、着きましたとおうちから電話をもらいました。 
つかの間でしたが、非日常的な旅のような時間でした。




 
3月15日(木)
雲が多めながらも、気温はどんどん上がりました。 
今日は栄子さんが宮城から1泊で上京の日。
お休みの亮太君は、栄子さんを東京駅まで迎えに行ってから、
国立新美術館とサントリー美術館をみて、お茶をしてワインとバゲットを買って帰宅。 
私は家でお掃除やら夕飯の支度やら。
雲に隠れていて夕暮れの富士山は栄子さんにお見せできませんでしたが、
暮れてゆく空をみながら、夕飯。
栄子さんも亮太君も、今日みた国立新美術館「至上の印象派展」が、
思っていた以上に大変充実していたと。
亮太君と栄子さんは、というか、家族みんな仲がよくて、た〜くさんお喋りをします。 
今日も展示の感想や、本の話や、
亮太君の下の二人の弟君の近況なども栄子さんが話してくれました。
ツヨシさん(亮太父)はお留守番だったので、
夕飯の途中、栄子さんが電話をして私も少し話ました。
栄子さんが作りおいてくれたカレーが、ツヨシさんの晩御飯だったようです。




3月14日(水)
昨日よりさらに春。
洗濯三昧でした。
さっき夕飯の支度の時に、またやってしまった。。
左人さし指の爪の内側をざくっと。
それほど深くはなかったようで、もう血もとまり、ドクンドクンした痛みもだいぶ引きました。
がっかりです、しかし。
急いでなんかいないのに、せかせかと包丁を使うあたしに。
消毒をして、ワセリンぬって、絆創膏を2枚貼って、
その上からキッチンペーパーを小さく切ったものを巻いて、
さらにサランラップ、マスキングテープでぐるぐる巻きの指。
(こうしないと、料理の続きができない)。
今、パソコンのキーボードを打つ時、左人さし指のところは、
代わりに中指がやってくれてます。
助け合いですな。




3月13日(火)
春。
近所のマンションの足場が、午後外されました。
今朝は富士山は見えませんでしたが、 これでまた写真が撮れます。 
午後Zakkaへポストカードの納品へ。
お店のポストカードの在庫が少なくなると声をかけてもらえること、
ありがたいなと思います。
佐藤さんが淹れてくれたカプチーノを飲みながら、
眸さんの仕事の邪魔にならぬよう、作業の様子をみていました。
帆布のエプロンの生地をたくさん、一生懸命裁断してました。
私もZakkaの帆布のハーフエプロンロングを、長年リピートしながら使っています。
長年使って生地は柔らかくなっても、縫い目のピシッとさは変わりません。
裁断する前の何メートルもの生地をおうちに持って帰って洗って、乾かして、
丁寧に慎重に裁断して、縫ってアイロンをかけてまた縫って。。。
だから、眸さんの気でずっとピシッとしているのだと思う。
 Zakkaに置いている作家さんからも、お客さんからも聞いたことがありますが、
同じ器でもZakkaに置いてあると、よくみえると。
それは眸さんが、器もポストカードも、貝殻も石も植物も、
ひとつひとつ、それらが一番よくみえるように配置してくれてるから。
貝殻も、そこにあることが嬉しそうで誇らしそうに見えます。


さて、3月6日にもお知らせいたしましたが、明日からヒカリエで「PLUG IN」始まります。
先日、Tシャツとバッグに絵を使って下さったメーカーさんが、
「100% a hundred percent」というブランドでブースを出店します。 
ブースは「AH-31」とのこと。
もし、ご興味のある方は覗いてみてください!


PLUG IN
2018.3.14-16
10:00-19:00
渋谷ヒカリエ9F ヒカリエホール
入場無料





 3月12日(月)
朝のうちぼんやり富士山がみえていました。
1日、晴。
ハクモクレンは蕾から一気に白い花になって、今にも開きそうでした。

下の写真は先日のおさらい会の時に踊って下さった八重さん。
見目麗しゅうございます。






 




































3月11日(日)
雲は多めでしたが、時々晴れ間も出て、暖かくなりました。
午後、久しぶりに野上さんとお会いしました。 
ドゥマゴでお茶をしてから、nidi galleryの奥村麻利子さんの展示にご一緒させてもらいました。
移転されて新しくなったばかりのギャラリーだそうで、真っ白な壁が清々しい印象でした。
3つの壁面それぞれに、イラストが額装されて並んでいて、
色のきれいな女の人が描かれている壁面が好きでした。
奥村さんもいらして、初めて少し話ができてよかった。
ゆっくり見せてもらったあと、渋谷まで来た道を歩いて、
渋谷駅で野上さんと別れ、フードショー経由で帰ってきました。

東日本大震災から7年。
今日、野上さんと東急本店にいた時に店内アナウンスが流れ、
館内で黙祷の時間になりました。




3月10日(土)
午後、神楽坂にて小唄のおさらい会でした。
三味線を持っていくので、傘をさす天気じゃなくてよかった、
それだけで今日はもう、いい1日と思う。 
おさらい会は、先生のお弟子さんでもあり、江戸川橋で先生もされている房まさ香さんの、
お弟子さんたち6名いらして、みなさんとってもお上手でした。
房まさ香先生の教え方もきっと上手なんでしょう。
わたくしの出来はあまりよくありませんでしたが、
もう終わったことだし、楽しかったことにしましょうっと。 
今回も、おたのしみ会の時に踊った八重さんの美しかったこと。
眼福〜。
食事会の時、最後に出た鰻は今回もお土産にしてもらいました。
私は鰻はあまり得意ではないのですが、亮太君は大好物。
昨日から楽しみにしていましたから。 
折詰の包装もぴしっときまってました。




























3月9日(金)
明け方は大雨だったようです。もっとも私はグースカ寝てましたが。
夕方、銀座へ。
1件用事を済ませてから、資生堂ギャラリーでやっている、渡邊耕一展「Moving Plants」へ。
イタドリ(スカンポとも呼ばれている)という雑草の写真。
世界中どこを旅していても、イタドリをみつけてしまう目になっているかのような写真。
イタドリの虜。 
とってもいい展示でした。
写真をみていたら、以前フォトグラファーズギャラリーで見た、
大友真志さんの南大東島と、北大東島を撮った写真のことを思い出す。
そのあと、グラフィックギャラリーで「平野甲賀と晶文社展」をみて、
最後にギャルソンのDover を覗いて帰宅。
毎年行っている浜離宮朝日ホールでの、
高橋悠治さんのピアノコンサートのプログラムの表紙は、平野甲賀さんが手がけてらっしゃいます。
会場には、昨年の「めぐる季節と散らし書き 子どもの音楽」が展示されていました。
プログラムはモノクロなのですが、会場でみたのはカラーで、印象がずいぶん違いました。
平野甲賀さんと晶文社との関係も知らなかったので、
地下にずらりと並んだ本をみて、これもあれもそうだったのかと驚きました。

家に帰ってきて、大友真志さんの写真集をみていたら、
写っている植物がイタドリにみえてきてしまう私がいました(笑。





3月8日(木)
1日雨。日中は寒かったけど、夜になるにつれて気温が上がってきたようです。
 昨夜は夕飯のあと、デザートに久しぶりに虎屋の和菓子をいただきました。
「春雷」と「春菊」をひとつずつ。
 どちらも桃色の春らしい和菓子。
ほんとは「春菊」を2つ買いたかったのですが、ひとつしかなかったので、
もうひとつを「春雷」にしました。
どっちがいい?と亮太君に聞いたら、先に好きなほうをとればと。
どっちだと思うか聞いてみたら、春菊のほうでしょとさらりと当てれられました。
昨日は桜並木もひと足先にみられたので、桃色の和菓子が食べたかったのでした。
でも今夜はデザートなし。




3月7日(水)
また寒くなりました。1日曇空。
昨日、堀井さんから日本橋のヒナタノオトさんでやっている、
舞良(もうりょう)雅子さんという織りの作家さんの展覧会がよかったという、FAXをいただきました。
展示をみた感想が堀井さんの言葉で細かく書かれていて、
作家さんがこのFAXをご覧になったら、どんなに嬉しいだろうと思いました。
会期が11日までで、火曜日と金曜日がお休みとあったので、午後早速みに出かけてきました。
作品は少なくなっていましたが、1枚ずつゆっくりみることができました。
木村忠太の作品がふと思い浮かぶような感じもあり、どれも素敵でした。
教えていただいたおかげで、みることができてよかった。
FAXには近くに濃いピンクの早咲の桜並木も とあり、
通ったらほぼ満開で、想像していたよりもずっと濃いピンク色。
どんよりした天気でしたが、そこだけ別の世界でした。
オカメザクラという品種のようです。
展示をみたあと三越をのぞいてから、新宿へ出て、伊勢丹と世界堂に寄って帰ってきました。 
帰ってきたら、出かける前に眸さんに出したFAXのお返事が届いていました。
堀井さんと眸さんからこれまでにいただいたFAXをずっと、とってあります。
20年分くらいあるからずっしりと重いですが、大事の重さです。
昔のは感熱紙だったから、もう文字がみえなくなっているかもしれませんが。





3月6日(火)
風もおさまり、いいお天気になりました。
お昼は久しぶりにuzuraの潤ちゃんのお弁当。
先週末に桃の節句のお茶会のお弁当73個!をひとりで作った潤ちゃん。
その奮闘ぶりを聞かせてもらいました。
彼女のインスタグラムにそのお弁当や、包みが掲載されていましたが、
包みにピンクを使っていても甘くなく、粋!
お弁当の彩りもバランスもさすがと思いました。
本日のお弁当も、モチのロンおいしゅうございました。
陽気に誘われて(笑)、3時過ぎお茶をしに自転車でZakkaへ。
今日も眸さんはミシン。
Zakkaでお掃除の時に使う雑巾を、たくさん縫っていました。1年分だそう。
雑巾まで素敵でした。
眸さんにカプチーノをいれていただき、岩田さんの話など。
桃居では穴窯のぐい呑みを買いましたと言ったら「おっ、かっこいいね〜」と褒められました👺。
眸さんが何を買ったかは聞けませんでしたが。
帰りがけ、私のポストカードが並んでいるラックを指して、またひとつ空きができたよと。
ありがたいことです。

さて、お知らせをひとつ。
来週ヒカリエで開催される「PLUG IN」という繊研新聞社主催のイベントに、
先日、Tシャツとバッグに絵を使って下さったメーカーさんが、
「100% a hundred percent」というブランドでブースを出店します。
主にバイヤーさんがいらっしゃる催しだそうですが、そうでない方ももちろんみることができます。
100% a hundred percent」のブースは「AH-31」。
 先日見せていただいた展示会には、ブラウスやワンピース、パンツなど、 
素材はもちろんのこと、デザインもシックなアイテムがたくさん並んでいました。



PLUG IN
2018.3.14-16
10:00-19:00
渋谷ヒカリエ9F ヒカリエホール
入場無料
詳細はこちら





3月5日(月)
雨と強風。
夕方小唄と三味線のお稽古。
行きは雨はやんでましたが、帰りは降られる。
ポストに梅の絵の葉書。
鎌倉に家族で遊びにいってらした方から。 
紅い梅の花があまりにも愛らしく描かれていて、つい笑みがこぼれる。
緑の枝とのバランスも清らか。
堀文子さんの作品でした。







3月4日(日)
東京の気温は20度を超えたようです。
でも南風が強かったので、洗濯物は部屋の中に干しました。
夕飯の買い物に出たらあったかくて、
今年の冬は寒かったなあなんて、もう冬が終わったみたいなことを思う。
こういう明るくて暖かい日は、ミモザの黄色がとてもよく似合う。
ミモザのおうちの前を通ったら、白いレースのカーテンがひらひらと揺れていました。 





3月3日(土)
午前中は晴れてましたが、午後からちょっと曇ってきました。
器を買うと、棚の中のどこに置こうかと考えるのも楽しみのひとつ。
岩田さんのぐい呑みは、岩田さんの黒い鉢としっくり合ったので、
その鉢の中に入れて、今日のところは落ち着きました。
今日も何度も手にとり、ぐるりと眺め回したりしてました。
火の余韻を感じます。
 






3月2日(金)
満月の夜。
朝から晴れました。
お昼前、今日から桃居で始まった岩田さんの展示へ。
行きの道でオーハラさんにばったり。
開店と同時にはりきって桃居に入られたようで、
きっと好きな器が買えたのでしょう、嬉しそうなお顔でした。
私は穴窯の酒杯を。
Zakkaでこれまでにいくつか岩田さんの穴窯の器をみて、
かっこいいと思ってましたが、手を出せずにいました。
本日ようやく買うことができました。  
岩田さんと広瀬さんと少しお話して、一旦帰宅。
7時からの 高橋悠治 ピアノ・リサイタルの前にいくつか展示をみたかったので、
4時過ぎ、亮太君と家を出ました。
まずは有楽町MUJIで永井敬二コレクション「ギフト デザインの贈りもの展」、
そのあとエルメスで中谷芙二子+宇吉郎展。 
霧の体験は想像以上に、身も心も霧の中に連れていかれました。
霧の中を出て6時過ぎ、銀座からぶらぶら歩いて浜離宮朝日ホールへ。
今年のピアノプログラムは「余韻と手移り」 。
素晴らしい時間でした。
帰り築地駅の地下鉄への道すがら、 ずっと満月がみていました。






3月1日(木)
早朝にずいぶん雨が降ったようですが、どんどん晴れて、
桜が満開の頃のような気温になりました。
お休みの亮太君が図書館から早く帰ってきたので、梅見がてら近くの公園へ散歩に。
華奢な紅白の梅の木々に小さなウグイスが何羽か、
チッチ鳴きながら、とまったり羽ばたいたりしていました。
桜の季節にはたいそう賑わう公園ですが、
平日の閉園時間近くということもあってか、ほぼ貸切。
ベンチに座って風の音を聞きながら、暖かい光の中、
亮太君はビールを、私は水を飲みつつ、静かに景色を眺めてました。
帰ってきてから、久しぶりに屋上へ。
近所に建築中のマンションの足場が富士山の隣に写りこんでしまうので、
しばらく写真を撮れずにいたのですが、屋上だったらかぶらないので。
屋上の扉を開けたとたん、まん丸のお月さまが東の空に浮かんでいるのがみえる。
富士山はだいぶ雲をくっつけてしまいましたが、「今日の富士山」を更新しました。
下の写真は、屋上で撮った西新宿のビル群。
360度空がみえる。せっかくだからもうちょっとマメに屋上に上がろうかなと思う。


17:32 1march 2018 _Tokyo