ささ記_December2022

 

12月の扉絵「青い水差し、青く」









 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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佐々木美穂_miho sasaki




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12月31日(土)
大晦日。
富士山は見えなかったけど、穏やかな天気でした。
筑前煮を煮ながらの更新です。
昨日大野さんから、お手製の楚々とした清らかな新年のお飾りや
おうちで育てた小さな蜜柑(葉っぱつき)など、お正月のものが届きました。
いつも気にかけてくださることにじ〜んとしながら、午後それらを飾りました。
おかげさまで新年を迎える感じがぐっと出ました。
今日は午前中、栄子さんからこれまたたっくさんの食料。
昨年もでしたが、すぐにお雑煮が食べられるようにと予め栄子さんが調理してくれたものなどもいろいろ入っていて、
頭が下がる思いです。
届いた箱の内側に「亮太君」とメモ的に書いてあったので、
帰省しない真ん中の弟くんにもたくさん詰めて送ってらっしゃるんだなと思う。

今年も「ささ記」をのぞいてくださりありがとうございました。
相変わらず、ですが、そんな時間を変わらず綴れたら、と思っています。
来年もどうぞよろしくお願いします。




 

12月30日(金)
曇りがちでしたが、気持ちの良いお天気でした。
午後、亮太君と三菱一号館美術館での「ヴァロットン黒と白」展へ。
版画がメインの展示。
ヴァロットンだけでなく、誰の作品でも、版画となると熱心に見てこなかったのですが、
今回招待券をいただいたので、今年最後に見る展示として行ってみたくなったのでした。
見入ってしまいました。
黒と白だけでこんなに豊かに強く表現できるのかと。
黒と白だからか、いやヴァロットンだからか。
今日のこの経験を踏まえて、以前三菱一号館美術館でのヴァロットン展でみた、
色のある絵画の、構図や線、部屋の中のマテリアルがなどまたみたくなる。
こうして、見る経験が重なって、新たな眼ができていくのかもしれない。
帰る頃、ちょうど夕暮れで、東京駅を背に皇居を見ると、空が広くて美しかった。 

 

 

12月29日(木)
東京は毎日、冬らしいからりと晴れたいいお天気。
先週亮太君が買ってきた花のうち、赤いチューリップは花びらが180°開いて大輪に。
中心が黄色で、もらった時と別の花みたい。
今日も穏やかな夕暮れが始まりました。
富士山のてっぺんが雲に少し隠れていますが、月は今日も明るいうちから出ています。
やはり少しずつ日がのびてきてるような気がします。





12月28日(水)
晴。
ラジオ深夜便で昨夜、みうらじゅんが出たコーナーの再放送があったのだけど、
聴きながら寝てしまったので、午後聴き逃しで聞くも、
メモるべきワードがたくさんあって片手間では聞けなかったので、また聞かねばと思う。
今年私にはみうらじゅんが足りてなかったことに気づく。





 

12月27日(火)
快晴。
今日も明るい空に月。
午後、髪を切りにエムラボへ。
行く前は、短めに切ってもらおうと思っていたのだど、
金子さんから一度切って、もう少し切る?と聞かれた時にこのくらいでと言う。
それでも4か月ぶりのカットなので新鮮。
新鮮といえば、
昨年の今頃、ナナロク社から出版された、岡野大嗣『音楽』の3刷が先日発売されました。
この本は、増刷ごとに背の色を変えていく本になりますと、ナナロク社の村井さんがおっしゃっていて、
2刷は黄色、そして今回は白色。
この本は継ぎ表紙という造本だそうで、
背から表紙、裏表紙まで色がかかるので、ここの色が変わるとコラージュの見え方も変わります。
(買ってくださる方はそこまで思わないかもしれませんが)
今回の白、金色のタイトル文字とのバランスも含めて好きでした。



 

12月26日(月)
快晴の1日。
まだ暮れていない空に三日月が浮かんでいました。
ちょこちょこと並べていたクリスマスのものを片付ける。
昨夜、塩竈の雪子さん(亮太君の伯母さん)から、生牡蠣(むき身)と酢蛸が届きました。
ちょうど亮太君が帰ってくる10分ほど前で、夕飯のおかずはもうできていましたが、
せっかくだからと早速、酢蛸も少し切っておいしくいただきました。
今夜は生牡蠣(レモン)、酢蛸は、ワカメ(酢の物にして)と生姜と一緒にあえて、
それぞれ、どちらも岩田さんの黒い鉢に盛りつけたら、さらにおいしそうにみえました。




12月25日(日)
気温は低めですが、本日も快晴。
昨日、大家さんのEさんから頂いたメールの文面の中に、
Merry Christmasとさりげなく入っていたのがとても素敵で、スマートな方だとあらためて思う。
片や、
午前中、母と電話をしていたら、
腰の頭蓋骨が痛いって言ったので、腰に頭蓋骨はないよって返すと、
ふふっと笑って、腰の骨盤って言い直してました。
ま、いいでしょう。
腰が痛いのでそのあたり全体に温めるものを貼ってるとのこと。
昨日の電話の声があまり元気がなかったので気になって今日も電話をしたのですが、
いつもの調子が戻っていて安心しました。
Eさんとうちの両親はほぼ同い歳です。

Merry Christmas



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

12月24日(土)
本日も快晴。
富士山もよく見えました。
今朝はミルクティじゃなくて、
先日aaltocoffeeのショーノさんから頂いたクリスマスブレンドで亮太君が淹れてくれたカフェオレ。
テーブルの上には、昨日亮太君がまた!プレゼントしてくれた花が飾ってあって、
窓の外の空は青く、そんな風に1日が始まりました。
朝食のあと、鍋つかみとキッチンクロスも赤系にかけ変えて、クリスマス気分。
夜はスペアリブのトマト煮込み、ルッコラとトマトのサラダ、カリフラワー(軽めに塩茹してオリーブオイル)、
ほうれん草のニンニク炒め、普段とあまり変わらないメニュでしたが、
ルヴァンのチーズボルケーノ、亮太君は赤のスパークリングワイン、
ペーパーナプキンを赤系にして、全体的に赤メインの食卓で盛り上げました。
開けっ放しの隣の部屋で蝋燭をつけて、炎がやさしく揺れていました。





 

12月23日(金)
晴れましたが、西寄りの風が強くて寒いです。
今朝もまだ少し頭が痛かったので、結局バファリンを飲んだら、午後にはすっかり痛みはとれました。
熱はなかったから風邪ではなかったかな、それとも葛根湯のタイミングが良かったのかな。
昨日は冬至でしたね。
ということは、今日から少しずつまた日が延びてくるってことで、やはりうれしい。


 

12月22日(木)
午後から予報通り雨が上がってきました。
朝から頭痛で、家でダラりと過ごす。
いつもはバファリンを飲むのだけど、今日は葛根湯を飲んでみる。
もしかしたら、風邪のひき始めかもしれないとも思って。
お休みの亮太君は、先週も見た「ケイコ目を澄ませて」を今日も見に行ってました。
先週映画を見た後、三宅唱特集の『ユリイカ』も買って読んでいます。
亮太君がそんな風なので、私も上映中には見に行きたいと思ってます。



 

12月21日(水)
思っていたより暖かい。
夕方、世界堂へ。
ボールペンは20年以上ずっと同じのを使っています。
ZEBRAのJIM-NOCK 0.7のブルーとブラック。
以前はインクがなくなると、ボールペンごと取り替えていたのですが、
数年前に中の芯だけ取り替えて使えることに気づいて、もっと早く気づけばよかったと思いつつ、芯だけ買っています。
今日もついでに買っておこうとお願いしたら、まとめ買いがあったとかで、在庫切れでした。
そういうこともあるのかと。
ブルーのボールペンは4本あるし、インクがなくなって使えないのは1本もないので、また今度。
ちなみに鉛筆と消しゴムはずっとSTAERDTLER(ステッドラー)です。




12月20日(火)
朝からずっと空が青く、思ったより暖かい。
ムスカリの球根6コの最後のひとつも土から芽が出てきました。
それぞれどんな色の花を咲かせてくれるのだろう。
夕方、窓の外の南の空は、青から薄紅色に変わって、
穏やかにゆっくりと暮れていきました。



 

12月19日(月)
晴れましたが、寒い。
午後、孝子姫の展示をみに自転車で出かける。
展示会場のすぐそばに彩さんが住んでいるので、
先日会った時にお邪魔許可をとりつけ、展示前に彩さんのところへ。
部屋に入ってマスクを外すと、キッチンから甘い香りが漂ってきて、
お茶と一緒に出してくれる焼きりんごがオーブンに入っているとのこと。
先日会ったばかりだけど、お茶とおいしい焼きりんごをいただきながら、いろいろおしゃべりする。
広い縦長のリビングの両側は壁になっていて、片方の上半分は本棚、
もう一面は、おじいさまやおばあさま、父上の絵がずらりとかかっていて、
遊びに行ってそれらを見せてもらえるのも楽しみになってます。
さてそれから、孝子姫の展示へ。
お兄さんのお店
(roarguns)だった空間がギャラリーになり、そこでの個展でした。
広い空間に、考えて配置されたリングやネックレス、ピアスなど、
こんなにたくさんの作品をみたのは初めて(東京では初個展)。
アクセサリーを一つ一つ置いている台は、それぞれに合うように孝子姫がデザインした白いシンプルな焼き物で、
焼き物も制作できるところも含めて(
大屋窯の娘とはいえ)、彼女の魅力だと感じる。
私の指にはもちろん25年前のフィレンツェ時代にプレゼントしてくれた、
mのイニシャルが彫ってあるシルバーの指輪。
見せたら懐かしそうにしていました。わたくしの宝物です。
帰り表まで見送りに出てくれて、今年は2回会えたねって言いながら差し出した右手をとって握手をして、
暮れの挨拶をして別れました。




 

12月18日(日)
快晴。
富士山の手前の山々もうっすら白くなっていました。
亮太君は、10時半から5時過ぎまで(途中休憩あり)、スピノザ協会学会にZoomで参加。
真剣かつ嬉々としている表情を横目に、
私は先日から読み返している、トニー・バークス著/ 西マーヤ・荻矢知子訳『ルーシー・リー』の大きな本を。
以前この本をいつ読んだか覚えてないけど、
それ以後、濱田庄司や志賀直哉を読んできた中に書かれていたバーナード・リーチと、
トニー・バークスによるバーナード・リーチ像が別人のようで、面白い。
もうずいぶん前ですが、ある方が、人は多面体だとおっしゃっていて、その言葉をふと思い出しました。

最近の富士山、更新しました。



 

12月17日(土)
棚の上の小さな器に挿している、ベランダから摘んだ背丈5センチくらいのバジルに、
白い小さな花が咲いていてびっくり。
昨日の水換えの時は咲いていなかったし、小さな葉しかついてないから、蕾の存在にも気づいてなかった。
愛おしい。
お昼ご飯を食べていたら、ドアフォンが鳴って、
お隣に越してきた若いご夫婦が引っ越しの挨拶にみえた。
とても感じの良い方達で、うれしく、安心する。
2時過ぎ、スーパーに出かけると思いのほか寒い、寒いというか冷たい。
多めに着込んで出てよかった。
今、オダギリジョーのラジオを聴きながら書いているのですが、
どの話もよくって、かかる音楽もよくって、後日聴き逃しで集中して聞こう。
いい日だな。



 

12月16日(金)
本日も晴。
朝、西寄りの空にまだ月がありました。
今日も富士山がよく見える。
ムスカリ、新たにまた一つ芽が出てきました。順調。
午後、自転車で表参道へ。
まずは、かいさんのお店に。
ちょこちょこ新しい布ものが並んでいて、きゅん。
かいさんに話そうと思っていたあれこれを、家に帰ってきてから思い出す。
ま、毎度のことですが。
かいさんの後は、ディーズホールで今日から始まった中西さんの展示を。
思いがけず、坂村さんにも会えました。
そういえば、最初にディーズで中西さんの作品をみたのは、坂村さんの花との2人展でした。
大きな1本の木(桐)から作った、たくさんのパーツを組み合わせた一つの大きな直方体の作品に、感服する。
ディーズの後は、先日岩田さんに教えていただいた渡辺林平さんの展示を見て、
ABCに寄って帰宅。
渡辺さんの作品の中で特に花器に惹かれました。




12月15日(木)
晴れましたが、夕方になるとぐっと冷えます。
ムスカリの鉢にまた2つ新しい芽、発見。
6つの球根のうち4つ。うれしい。
昨日、叔父(父の弟)から、お歳暮が届く。
今回は、ラ・フランスとりんご(サンふじ)。
うれしい。
叔母(母の妹)も、いつもとてもよくしてくれるし、しあわせな姪(私)だと思います。




12月14日(水)
暖かくていいお天気でした。
今、神保町シアターでは、女優・山田五十鈴 特集をやっています。
チラシを見ながら、まだ見ていない映画やまた見たい映画をチェックしていましたが
今日ようやくそのうちの1本を見ました。
成瀬の「歌行燈」/1943年
最初のクレジット部分、
脚本_久保田万太郎 時代考証_木村荘八 という名前をみた瞬間、すっと映画の中に入る。
能の場面から始まり、最後は山田五十鈴が舞う場面で終わる。満月。
三味線の音色、会話の間やテンポの気持ちよさ、
松の林の光、カメラアングルのことなど詳しいことは分からないけれど、それらに酔いしびれました。
映画の中で、能楽師
恩地喜多八を演じた花柳章太郎は、安藤鶴夫『わたしの東京』で名前だけは知っていました。
本の中の「ゆめ、今戸橋」を読み返す。
と、そこには、

ー「そうか、やっぱりいたいた」
花柳章太郎が、そっくり、〈歌行燈〉の、恩地喜多八のようなこしらえで、のぞきこむと、
わたしの顔を見て、なんでえ、やっぱり、ささふねにいたじゃァねえか、そうか、そうか、と、すっかり、満足した笑い顔で、すぐ、ひょいと、うしろを振りむいて、
「先生、木村先生」
と、大きな声で、呼んで、また、
「いましたよ、鶴さん、やっぱり、ここにいました」
そういって、入ってきた。ー
 

く〜〜〜。

 

 

12月13日(火)
予報より長く雨が降っていました。
雨が上がってしばらくして、陽がさして明るくなってくるのを部屋の中から見る。
昨日、野上さんとウェッジウッドブルーのやりとりをしていた時に、
ルーシー・リーが1963年にウェッジウッドのために制作したカップ(製品化はされなかったよう)のことを思い出して、
その図版が掲載されている本を見返したりしていました。
初めてそのカップ類をみたのはニューオータニ美術館での展示で、
美しいデザインと深いブルーの前にしばらく動けなかったことを覚えています。
イギリスのリサ・セインズベリーの陶器コレクションの本の中に18点掲載があって、
こんなカップが一つでも、暮らしの中にあったら、、、と妄想しました。




12月12日(月)
気温は低めでしたが、陽ざしがたっぷりの1日でした。
小津の誕生日で命日。
天気も良いので深川にでも行ってみようかしらと思ったけれど、やめておく。
小津関連の動画を1本見ました。30年ほど前に撮られたもの。
読み物でしか知らなかった、小津と吉田喜重の喧嘩の話を吉田喜重が語っているのを見れたのもよかった。
(その吉田喜重監督も先日お亡くなりになってしまいました)
ビシバシステムの「晩春」のコントには笑ってしまいました。
杉村春子が小津が亡くなる年、文学座の分裂などで心を痛めていて、
その時、里見弴と小津から届いた電報の言葉。
ボクガツイテル  サトミトン 
ボクモツイテル オヅヤスジロウ


夕方、近くの大学の敷地内を散歩。
イチョウの木々はすっかり葉っぱが落ちて、枝になっている。
あちこちに、落ち葉を詰めたゴミ袋が山になって積んでありました。
それでもまだたくさんの落ち葉があって、その落ち葉の上を、
ギンナンを避けながら、カサコソ音を散らしながら歩きました。

現代に蘇る小津安二郎の世界

 



12月11日(日)
午後から急に翳ってきました。
その前に洗濯物は乾いてとりこんでいたのでよかった。
棚の上などいくつかの場所に、クリスマスの小さなものを配置する。
するとそんな気分になる。
写真は、昨日歩いていた六本木の空。
トキョタワーではありません。






 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

12月10日(土)
暖かくて、いいお天気。
ムスカリの鉢に2つ目の芽が出てきました。
軽くお昼ご飯を食べて、今日から始まる展示2つを見に出かける。
まずは広尾に岩田さんの展示を。
初日在廊の岩田さん、今日もなんか、かっこよかったです。
器とオブジェがいい具合に配置されていて、ゆっくり見せてもらう。
形と、内側に線の模様のようなものがあるのに惹かれた器をいただくことに。
模様のことを尋ねると、
アジアかアフリカで器として使われていた古いココナッツボウルの、
外側全面に施されていた線刻を型取ったものとのこと。
模様を写してはいるけれど、今の(時間を重ねてきた)岩田さんが作る器だと思う。
お茶をいただきながら少し話をして、次の展示を見に六本木へ移動。
上田亜矢子さんの展示。
(上田さんの展示のことを岩田さんにもお教えしたら、
渡辺林平さんという陶芸家の方の展示を教えてくださったので、会期中行ってみようと思う)
上田さんの彫刻にはどれも「時間」を感じる。
自分の記憶とかではなく、上田さんが制作しているその時間というか。
美術雑誌で上田さんの作品が特集されて、
きちんと作品をみることのできる方が書いた言葉を読みたいと、ずっと思っています。
亮太君が何年か前に、上田さんの展評はないの?と言った時に、はっとして、
上田さんにお聞きした時、いつもの控えめな調子で、ないですっておっしゃっていて、
持っている昔の『みづゑ』の中に、空想で上田さんの特集を組んだりしてます。
どちらの展示も、いい時間になりました。


写真は今日買った器(上)と、
棚に収納する時に重ねた3つ(上は2年前桃居で、真ん中は25年くらい前に眸さんから頂いたもの)



















 

 

 

 

 

 

 

 

 


12月9日(金)

本日も晴。
ゆうべのレモングラス湯は、ほとんど香りはなかったけど気分はよかったです。
お休みの亮太君、昼間散歩に出かけて、お花を買って帰ってきました。
たま〜になので、効果的です。
薔薇、チューリップ3本、ラナンキュラス、それぞれ違う色の5本は、素敵なまとまりになって束ねられていました。

写真は、昨年2021年11月6日に撮ったもの
いつも(今も)机の上に重なっている箱。
下の2つは岩田美智子さん、一番上のは何年前だったか、
UHA味覚糖から出ていたアンディウォーホル・タブレットケースのひとつ 








 

 

 

 

 

 

 

 

12月8日(木)
満月の夜。星もよくみえます。
あたたかな1日でした。
先日お裾分けでいただいた乾燥レモングラス、
茎が長いままだったので、束ねてお風呂に入れたら菖蒲湯みたいになるんじゃない?
と亮太君がいいこと言ったので、そうすることにして、
今お湯をためている間に「ささ記」を更新。





12月7日(水)
いいお天気。
真っ白な富士山。
今日で今年のZakkaは終わりだなぁと思ったりする。
昨日はZakkaにいらしたお客さんが帰られる時、
眸さんが少し早いですがと、おひとりおひとりにていねいに暮れのご挨拶をされていました。
今朝、ふと、!。
Zakkaは、もはや老舗なんだと。



 

12月6日(火)
月の明るい夜です。
お昼過ぎ雨が上がって、近美の大竹伸朗展に出かける。
2006年東京都現代美術館での「全景展」が、あまりに作品がすごくてしかも多くてヘロヘロになった記憶があったので、
今日は覚悟して出かけましたが、静かに滲み入るようにひとつひとつ見ることができました。
「モンシェリー」。
家に帰って図録でタイトルを確認したら、「スクラップ小屋としての自画像」とあって、感じたことはまさにそれだったと。
広い空間に、遠くの作品も近くの作品も見えて、
俯瞰じゃないけどそういう目で作品をみることもできたし、
細部まで見逃してなるものか的な必死な気持ちを大らかに防いでくれたようにも思いました。
スクラップブックがまとめて展示してある細長い通路のような空間の照明が蛍光灯で、なんでしょう、この哀愁。
今回の展示は静かに発光しているという印象。それは自分の内部にも移動してくる感覚でした。
もちろん常設展も。
今回は安井曽太郎もマチスもボナールもなかったけど、
昨日その地をみたばかりの岸田劉生「道路と土手と塀(切通之写生)」を、あらためてじっと見ました。
それから古賀春江の「花」という作品(これまでも出ていたのかもしれないけど)好きな絵でした。
常設展を見終わり、大竹伸朗グッズの売り場を見始めると、
ちょうどご本人が通られて、何人かが気づいて一緒に写真を撮ってもらったりしていたので、私も慌ててロッカーに預けてあったバッグをとってきて、
会えたらサインをもらおうと持って来ていたマイバイブル「倫敦/香港 一九八〇」にサインをもらいました。
実はこの本には、29年前の今日、1993年12月6日にもサインをもらっていて、
先日ラジオに大竹さんが出演されていた時、わりと会場に行っているとおっしゃっていたので、
12月6日に展示を見に行って、いらっしゃったらこの本にサインをと思っていたのでした。
わたし、もってました⭐︎
嬉しくって、地下鉄に乗るくらいまでマスクの下で笑っていました。
そしてもちろんZakkaに寄って帰宅。









 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

12月5日(月)
寒くなりました。
冬物のコートを着て出かける。
今日は彩さんと参宮橋散歩の日。
原宿駅で待ち合わせをして、明治神宮の杜を抜けて参宮橋へというコースから始める。
杜は空気が清々しくていい気をもらう。
参宮橋に出てまず、塩見でパンを買ってから、彩さんの父上がかつて設計したマンションを探しに。
ここから入ってみようかと彩さんが選んだ道がなんと、
いつか確かめてみたかった、岸田劉生のあの切り通しの坂の絵の道でした。
ここだったのか!とあらためて見ましたが、我々がいたのは坂の上だったので、
目の前に見える景色はゆるかやな下り坂。
岸田劉生の絵は上り坂なので、いまいち感じが掴めず、下りてから振り返って眺めてみました。
絵の中の風景とは何も重ならなかったけど、感慨深かったです。
そのあと、探しあてた父上宮脇檀設計のマンションは、外観が当時のまま残っているようで、維持できていることはすごいことだと思う。
お昼は、かいさんから
水餃子がおいしいと聞いていて行ってみたかった街の中華屋さん。
チャーハンと焼きビーフンと水餃子を頼んでシェアしていただきました。
どれもおいしかった〜。満足。
そしてお向かいのマルマンで、これまたかいさんお勧めの、あるお菓子を彩さんにおすすめして、
お肉売り場では、彩さんが夕飯のレシピを教えてくれたので手羽元も買って、八幡まで歩いて本日の散歩終了。
二人であれこれ気ままに話しながらの散歩、たいへん楽しかったです。
家に着いてまもなく雨が降り始めました。
夕方から雨との予報でしたが、思ったより早かった。





 

12月4日(日)
日中は暖かかったですが、夜になって冷えてきました。
富士山はわりと1日中見え、てっぺんの雲がいろいろな形に変化していました。
午前中栄子さんから宅急便が届く。
お米や梅干し(お手製)干し柿(お手製)、干し芋、早坂さんの野菜などなどなど、いろいろぎ〜っしり。
お礼の電話をして少しおしゃべり。
昨日うちの母とも電話で話したそうで、
声がとても元気そうだと言ってくれて、栄子さんがそう言ってくれるのがうれしかった。
夕方、母とも電話、
テレビで、カイロをどこに貼ったら効果的かというのをやってたそうで、
私にも得意げに教えてくれました(知ってましたけど、知らないふり)。
先日母が送ってくれた桐灰のカイロが、これまで使ったカイロの中で一番長く温かさが持続していて、
貼るたびにびっくりしてます。
14時間持続と書いてあるけど24時間近くあったかい。




12月3日(土)
まあまあのお天気。
3時過ぎ洗濯物をとりこむ時、朝は見えなかった富士山が見えて、
紅茶を淹れてラジオをつけると好きだった曲が流れてきて、
窓の外、明るい陽がさしてきて、夕飯は何にしようかと思いながら、ふと、しあわせだと感じる。
そうだ、メインはいただいた鯵の干物を食べるんでした。
一昨日、Zakkaで麻子ちゃん(眸さんの双子の娘さんのひとり)からいただいた鯵の干物。
昨年ももらったのですが、小ぶりで、油がのっていて、すごくおいしかったのを今年もいただけたのでした。
一昨日さっそく食べて、今日は残りの分を。
ささ記に書いたことがありますが、
私がZakkaにいたころ、麻子ちゃんと鮎子ちゃんは小学生でした。
5年生だったか6年生だったか、原宿の小学校に通っていて、
二人とも背が高かったから、黄色い帽子とランドセルが不似合いで、
学校から帰るとまずZakkaにランドセルのまま「ただいま」って寄って、
眸さんと一緒に自宅に上がって(当時眸さんたちはZakkaがあった宮崎ビルに住んでらしたので)
眸さんは、その間にきっとおうちのことをいろいろして、夕方またZakkaに戻ってらした。
二人と私は11歳違うのですが、小学生と20代だとずいぶん年の差を感じていたけど、
今は、鯵の干物をくれたりするのです。
前のZakkaの時に、麻子ちゃんが北出さんの椅子に座ってパソコン作業をしていて、
その感じが北出さんに似てるって言ったら、「やだ〜」って即答されました。


 

 

12月2日(金)
晴れたり曇ったり、気温は低め。
今日は亮太君がお休みなので、ゆっくり寝てました。
昨日かいさんからお借りした本の続きをベッドの中で読み終えてから起きる。
いろんな思いが頭の中をめぐる。
それらをすぐ書き留めておけばいいものを、、、そのうち忘れ去るのでしょう。
昨日、弟子屈の北原さんから今年もころ芋が4種類送られてきました。
シタカラ農園のお芋です。
ポストカード「芋」のモデルさんも、北原さんからいただいたシタカラ農園のころ芋で
「ゆきつぶら」という品種のものです。
写真は、袋に入った状態と、出したところ。
左上から時計周りに、シャドークィーン、ワセシロ、ノーザンルビー、さやあかね。
今日の夕飯は、ワセシロとさやあかねの2種類を皮付きのまま
ローズマリーとニンニクでじっくり時間をかけてフライパンでソテーしました。
ほくほく、ねっとり、ぺろっと食べてしまいました。














 

 

 

 

 

 

 

 


 

12月1日(木)
12月のZakkaが始まる日。
小雨が降っていたので、久しぶりに電車で。
思っていたほど寒くはなく、ほっとする。
Zakkaに着くと、ドアの前でひと呼吸。
ドアを開けるとちょうど眸さんのお昼時でした(2時を過ぎていましたが)。
まずはポストカードの納品。いつも注文くださり、ありがたいことです。
北出さんのカードも、今回はたくさん並んでいました。
布ものも、眸さんたくさん制作されて、あちこちに。赤も多め。クリスマスかな。
ちょうどお客さんがいらっしゃらなかったので、眸さんとも佐藤さんともいつもより話ができました。
ゆっくりさせてもらってから、また来ま〜すとお店を後に。
そして今日もかいさんのお店に行ってしまいました。
かいさんが、先日とある場所で食べたツナサンドイッチがおいしかったという話から、
Zakkaにいた頃時々アンデルセンで買っていたツナサンドも、
すごーくおいしかった記憶が蘇り、ツナサンドが食べたくなる。
(ツナサンドと同じパンのタマゴサンドも美味しかったけどどちらも今はもう販売してない)
青山のアンデルセンがあったら、お店のクリスマス飾りが楽しみな季節なのに。

今月の扉絵は、2008年に描いた青い水差しの絵です。
Zakkaにあるので、みてもらえるとうれしいです。