ささ記_March 2017





























3月の扉絵「そら色の窓」
「そら色の窓」のカバーのコラージュ。2004年作。

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3月31日(金
午後から雨。昨日のあの暖かさはいずこへ?
今朝は堀井さんからいただいた文旦ジャムを、トーストにたっぷりぬっていただきました。
彩さんの作るジャムもそうなのですが、素材の風味がすご〜く引き立っている。
おいちい。。。
しかと味わって大事に食べたいと思います。
さて、今日からプロ野球が開幕しました!
虎さん、初戦はカープ。
いい札じゃあ〜りませんか。
今、ラジオを聴きながらの更新ですが、5回の裏7−1で勝ってます。
おっ、そして鯉さん3者残塁で6回の攻撃へ。
いいぞ。





3月30日(木
いいお天気になりました。
真っ白な富士山の夢をみました。
うちから見える富士山よりやや大きくて、方角は西ではなく東に見えました。
しかもその富士山、たくさん勲章をつけていて、なんだか晴れがましい夢でした。

今日は堀井さんとお散歩をご一緒させていただきました。
11時に待ち合わせをして、外苑前から青山1丁目まで歩き、
お昼はお蕎麦を食べ、外苑前に戻って表参道、千駄ヶ谷へと抜けました。
途中、堀井さんオススメのごまアイスのおいしいお店で、アイス休憩。
日中は20度近くまで気温が上がったので、アイス日和でした。
そして最後に堀井さんのおうちでお茶をいただきました。
途中からご主人のカイさんも同席下さり、わたくしちょっと緊張が増しました(笑。
東北の話になったとき、「北東北」という言葉を最初に使ったは堀井さんですよねと伺ったら
カイさんがそうだと思うとおっしゃっていました。
そういう時、堀井さんはご自分からはそうだとは言わない。
今は、けっこう普通に使われていますが、
堀井さんのご著書で初めて「北東北」という言葉を見たとき、
新しいものを目にした感じがあったことを覚えていたので聞いてみたくなったのでした。
桜の季節は、秋田に向かう東北新幹線の中から見える景色がすごくきれいだというお話に、景色を想像しました。
お部屋の家具、テーブルクロス、いれてくださるお茶、器、窓からみえる景色、
それらすべてが堀井さん。
夕方おいとまする私に、堀井さんお手製の文旦のジャムをお土産にと持たせてくれました。
そのあと表参道に戻り、東青山でふきんを買って、Zakkaへ寄りました。
Zakkaの奥のスペースは、新緑のような色合いのモノが並べられていて、
とても素敵で、しばし見入ってしまいました。
さすが眸さん。
Zakkaを出て渋谷へ向かう時、空に細い月がみえました。
夜になっても暖かくて、堀井さんと眸さん、20代の頃からずっと尊敬しているお二人に、
今もこうしてお会いできることの嬉しさが、春の空気に溶けていきました。


3月29日(水
時々晴れました。
近所のあちこちの桜がようやく少しだけ咲き始めました。
見頃は来週末かなあ。
あいかわらず、家では「寒いでしかし」と言っては亮太くんに苦笑されてます。

「今日もオモロていねいに」がメールの結び言葉でお馴染みの切手部練馬支部長から、
本日届いたお手紙の切手がお見事でした。
先日私から出した福田平八郎「筍」のハガキのお返しに、同じ絵の切手と美しい菩薩さま。
渋いでしかし。



3月28日(火
朝、ぼんやりと富士山。
ここ数日の寒さで手前の山々がまた少し白くなっていました。
朝、9時過ぎに家を出て、築地でかつお節を買ってから、
有楽町へ移動してクーリンチェ再び。
今回はスクリーンに何もかぶらず、隅から隅まできっちり見えました。
もうそれだけで満足(笑。
最初から角川シネマ有楽町でみればよかった。
チャンチェン演じる小四が、電気をカチカチと点けたり消したりするシーンが何度かあるのですが、
そういう「明暗」が映画全体を通してかかっている色という印象が強く残りました。
一番好きなシーンは、学校の白い壁越しに小四と小明が話している姿おぼろげに映っているところ。
役者さんそれぞれがみなとてもいい顔をしていましたが、
小四と小明役にこの二人を選んだエドワードヤン監督はやはりすごいと思う。
小明、眸さんの20代の頃(写真でしかみたことはないのですが)によく似ていました。

映画のあとは、岩手物産館で横澤パンとくるみクッキーを買って帰宅。
夕方はすっかり曇って、また寒くなりました。


3月27日(月
午後には雨が上がりましたが、寒かった。。
午前中栄子さん(亮太母)から早坂さんのお野菜やお煎餅や羊羹、焼海苔など届く。
荷物を届けてくれたヤマトのお兄さんが
「今日はほんと寒いです」と寒そうに言ってました。
栄子さんに亮太君のズボンの穴のあいたところを繕ってもらうためにズボンを送って、
出来上がったのを送ってくれるにあたって、こんなにたくさんのおいしいものがついてきたのでした。
ズボンもばっちり。すご〜く上手なのです。
栄子さんの父上は仕立て屋さんだったらしく、
子供の頃は、父上が作ってくれた洋服を着ていたそうです。羨ましい。

夕方、小唄と三味線のお稽古。
今日は新しい唄を習いました。
粋な節回しの春の唄。
三味線は何年か前に習った「八重一重」のおさらい。
先生が替手を入れて下さって、美しい音になりました。
肝心の桜はまだもうちょっとのようです。



3月26日(日)
朝から1日雨。
昨日、雨を見越して今日の分の食材も買ったはずだったのだけど、
足りないものがあって、夜になって出かける。
ひとりだったら適当に食べるんだけど、
おなかペコペコで帰ってくる人がいるとなると、出かけなくてはと思うのでした。
午後、母から電話。
友達が母に豊島屋とWESTのコラボセットを送ってくれていて、受け取ったと嬉しそうな声。
コラボセットの中にある、リーフパイのストラップが欲しくて、
私も販売当日(木曜日)にのれん街に行こうと思っていたのですが、行けず、
当日で完売だろうなとあきらめていたのですが、まさか友達が母に送ってくれたなんて。
娘より優しい友達のその気持ちに、途中声を詰まらせる母でした。
わたしはといえば、今度帰った時に、リーフパイストラップをもらおうと企んでいる悪代官。ヒヒヒ。
お相撲は、稀勢の里が優勝。すごい精神力。
同じ田子ノ浦部屋の高安も12勝。
稀勢の里の優勝が決まったとき、高安が大粒の涙を流していたとラジオで聞いた瞬間、
こみあげていたものが最高潮に達しました。



3月25日(土)
開花宣言はあったものの、桜はまだまだ。
夕方ミワコさんと長電話。
なんとミワコさんも昨日クーリンチェをみたのだそう。
彼女は有楽町だったそうですが。
わたくしは消化不良とはいえ、ミワコさんと映画の話をしていると楽しかった。
もやはり前の方の頭で見えていなかった部分が多々あり、リベンジ意欲が湧いてくるのでした。
ミワコさんはケンローチの映画もすでに見たらしく、それもみなくちゃいけないし、
ユーロでは「エル・スール」も始まったし、
5月にはエドワードヤン監督の日本初公開(なんと侯孝賢が主演)の映画も始まるし、
充実しそうです。




3月24日(金)
今日もまだ風が冷たかった。
本日、見るのを心待ちにしていた映画の日でした。
エドワード・ヤン監督のクーリンチェ少年殺人事件。
感想はもう一度みてから。
(前の人の頭がスクリーンにかぶってしまって、70パーセントくらいしか映画に入っていけなかったため)。
70パーセントでもかなりの密度で入ってはいましたが。
隣の席の亮太君はちゃんと見ることができたようでよかった。
楽しみにしすぎていたため、この現実にけっこうめげる。
一昨日映画館に行って座席を決めてきたのは自分なのに、罪のない亮太君につんけんしてしまう。




3月23日(木)
お昼、昨日N女史からいただいた仙台土産の海苔に納豆をくるっと巻いて食べながら、
これまでに海苔を下さった方たちのことを思い出して、
食べることに真剣な人ばかりであるという法則を発見しました(笑。
あの人も、あの人も、あの人も。。。。
おいしいものを食べている人たちの究極は焼海苔なのかもしれないと。
夕方、月曜日の振替で小唄と三味線のお稽古。
部屋の仕切りの障子があいていて、向かいのお屋敷の木々がよく見ました。
次のお稽古の時には桜が咲いているかな。





3月22日(水)
晴れましたが、風が強くてまだ寒い。
午後、食楽のN女史とZakkaで待ち合わせて、春号の絵の返却していただきお茶をしました。
絵の返却時に(場所はZakkaと決めてあったので)文章に眸さんのことを書いたことを報告しようと思っていたのですが、
前々回Zakkaに行った時に、「あの酢ごぼうの女の人は誰かしら」
と笑って聞かれてしまいました(テヘ、ペロ。
N女史がひと足先に帰られたあとも、しばらくZakkaでゆっくりしました。
今日も眸さんにお見せしたい雑誌を2冊持っていきました。
1冊は1994年のmarie claire maison、もう1冊は2005年のCASE DA ABITARE。
marie claire maisonは、ノルマンディーに住んでいるロシア人画家の住まい。
庭の緑がどの部屋の窓からも見えて、草木の匂いがしてきそう。
何を大事に思い生活しているかが、写真から伝わってきます。
眸さんとのそんな写真をみながら話す時間は、贅沢でしあわせなひとときでした。
Zakkaのあと新宿へ出て、伊勢丹と世界堂で用事を済ませ、
前売りを買ってある映画のチケットの座席を予約して帰ってきました。



3月21日(火)
1日雨でしたが、東京は本日桜の開花宣言があり、嬉しい気持ちがしました。
雨なので、歩いて夕飯の買い物へ。
気温は昨日より10度ほど低いそうですが、覚悟していたほど寒くはなかった。
ハクモクレンの大きな花びらが数枚、道路に落ちて雨に打たれていました。
やがて茶色くなって朽ちていく。
「今日のスキ帖」のポストカードは松田正平の「鳥」。
鎌倉近代美術館での展示の時に買ったもので、表情も含めて存在が好きな絵でした。
そういえば展示をみた日は、大変暑い夏の日でした。
桜が終わると、新緑から濃い緑になり、梅雨を越すとまた夏が来るんだなあ。




3月20日(月)
春分の日。
近所の枝垂桜がほころび、ハクモクレンの花もいくつも大きな花を咲かせていました。
今日はプチ模様替え。
といっても、絵を移動したり、机の上に立てかけてあるポストカードを変えてみたり、
棚のモノを並べ変えたり。
そんなちょっとのことだけど、前よりいい感じになりました。
おやつの時間は、昨日井山さんからいただいた広島土産のスークのチャイ用の茶葉で、
チャイを作りました。
休日の春めいた午後を満喫しました。
缶に巻いてある紙のラベルは立花君によるもの。
立花デザインスークのエコバッグは前に立花君からもらっていて、
それもかっこよかったけど、ラベルもさすがでした。




3月19日(日)
晴れて暖かい1日になりました。
本日、井山さんとゲージツの1日でした。
11時半に上野のトーハク正門で待ち合わせて、まずはさかむらさんの花の会。
トーハク敷地内庭園のいくつかの茶室にて、さかむらさんの花をみました。
さかむらさんの花を茶室でみたのは初めてで、
花と花器とお軸と空間、見事な景色で、心の内にひたひたと沁み入りました。
さかむらさんの世界を、おくればせながら少しだけ分かったような気がする。
そのあと、トーハクの常設展を。
常設といっても見応えがあるので、ふたりがみたい部屋だけに絞ってみました。
そして「みはし」で炭水化物と糖分を摂取して、丸の内へ移動。
井山さん宛の招待券のうちの1枚を分けていただき、アートフェア東京2017をみました。
日動画廊のブースに、岸田劉生の美術館級の油絵が何点もあって、
しかもほぼ売約済みで、ど迫力でした。
作品が売買されていることにも驚きました。
油絵ではない作品もいくつかあり、
以前「小津安二郎の図像学展」でみた、映画の中に使われていた岸田劉生の作品に似ていたので、
家に帰ってDVDで確かめてみました。
「彼岸花」の佐分利信の部屋の床の間のものは墨絵、
「秋刀魚の味」の佐田啓二の部屋の、「いちじく」、あるいは「くわい」のタッチが、
今日みたものと似ていました。
「秋刀魚の味」の佐田啓二は、岡田茉莉子と新婚で、アパートに暮らしているのですが、
そういう年代の夫婦が、岸田劉生の小さな絵をアパートの部屋に飾っているという設定が、
優雅だと改めて思いました。小津だからでしょうが。
会場で以前「たからし」にいらして、そのあと「ミヅマ」に移り、
今は中目黒でギャラリーをされている青山さんにも偶然お目にかかれて嬉しかった。
ゲージツでいっぱいいっぱいで会場をあとにし、井山さんとはそこで別れて、銀座経由で帰宅。
へとへとでしたが、満たされた疲れでした。




3月18日(土)
晴れましたが、まだ寒かった。
先日眸さんにお見せしたエルデコのクリスティーナ・キムさんのページに、
Favourite artistの一人にボイスがあげられていたこともあり、
今日は久しぶりにボイスのポストカードが入れてある箱を開けてみました。
一番上には1991年にワタリウム美術館で行われた展示のパスポート。
このパスポートで何度でも入館できるシステムで、
入館した日のハンコが押してあり、4回見てました。
「経済の価値」という棚が衝撃的で、その部屋にずっといました。
パスポートの下には、1993年フジテレビギャラリーでの展示のDM(「スキ帖」にアップしてます)
フジテレビがまだ曙橋にあった時代。
1990年代に、パリのポンピドゥーでの展示も見てますが、
ボイスについての本を実は読んだことがないのです。
そろそろ読んでみようかと思う。



3月17日(金)
晴れましたが、外出しなかったので暖かかったのか寒かったのかはあまり分からず。
午前中、早坂さんのお野菜が届く。
ふきのとう、ほうれん草、人参、ラディッシュ、ブロッコリー、紅菜苔、ちぢみ菜、長ネギ。
嬉しい。
what's newのページの、「食楽」と「食と健康」を更新しました。
食楽の「ごぼう」の文章に出てくる女性は眸さんのことです。


3月16日(木)
朝、久しぶりに富士山が見えました。
暖かいという予報でしたが、寒い感じがしました。
午前中ストレッチ。
センセイの「実感」の話がよかった。
そういえば、今年になってストレッチに行くとき、
ほぼ同じ場所で、同じおばあさんとすれ違っています。
けっこうなお年の方とお見受けしますが、
きちんとお化粧をして髪をまとめて、カートを引きながらゆっくり歩いています。
家を出る時間が毎回違うのに、同じ場所ですれ違うって面白い。
ストレッチのあとは、潤ちゃんのお弁当。
今日のお弁当は野菜づくし。今日もおいしかったです。
午後、母から食料の荷物。
毎回荷物の中に、新聞を何日分かまとめて入れてもらっているのですが、
母は私が福井のことを知りたいから福井新聞を送ってほしいと思っていたと、
この間の電話で知りました。
もちろんざっとは読みますが、読むのが目的ではなく、
野菜を包んだり、絵を描くときに床に敷いたり、
雨の日に帰ってきた亮太君の革靴の中に入れたりなどなど、
新聞はうちでは大活躍なのです。
明日は早坂さんのお野菜が届くので、新聞に包んで冷蔵庫に保存しなくては。



3月15日(水)
雨は午前中でやみましたが、今日の東京は真冬並みの寒さでした。
でも、あちこちで沈丁花、水仙、木蓮、ミモザ、椿の景色が目にとまり、
春なんだなと思う。
今年の東京の桜の予想開花日は23日だそうで、つまりもう来週!

さくら、さくらと浮かれているわいな
昨年習ったこの小唄の三味線のおさらいでもしましょうか。



3月14日(火)
曇りで、時々雨。
昨夜、寝る頃、しとしととやさしい雨の音がしていて、
こんな音を聞きながら眠りにつけるのはしあわせだなと思う。
夕方からZakkaへ。
傘をもって出かけましたが、一度も開くことなくすみました。
眸さんと佐藤さんに、クリスティーナ・キムさんが出ている20年前のエルデコをおみせする。
Zakkaにも何度も来店くださっているようです。
やっぱりね。
キッチンにずらりと並んでいる大振りの白いマグカップの形がいいねとか、
楽しそうにページをめくる眸さん、素敵でした。
Zakkaのあと、ABCに寄って洋雑誌やら新刊の本などみていたら、
思いのほか時間が経ってしまい、渋谷で夕飯の買い物をして帰宅したら、8時半!
急いで夕飯の支度をして、亮太君が帰ってきた9時40分頃に、ちょうど出来上がりました。
ABCでカバーの装画がいいなと目にとまった本が数冊ありました。
林真理子さんの新刊(文藝春秋)、壇蜜さんの「泣くなら、ひとり」(文春文庫)。
絵の力ってすごいなとあらためて思いました。





3月13日(月)
曇りがちの1日でしたが、空気が春めいてきました。
夕方小唄と三味線のお稽古。
お稽古から帰ってきてラジオをつけると、
ちょうどこれから4横綱の取り組みが始まるところ。
昨日の初日は白鵬と日馬富士が負けてしまいましたが、今日は横綱全員白星。
よかった。

niloで販売しているポストカードですが、
注文を下さった方に発送したあと、
お手元に届いたら、ご一報下さるようお願いしています。
「届きました」とメールを下さる時に、
ポストカードの感想や「ささ記」の感想などが書かれていて、
拝読するのがとても嬉しいのであります。
今日も2通、嬉しいメールをいただきました。
ありがとうございます!




3月12日(日)
風もなく、陽ざしが暖かかった。
昨年の秋だったか、藤原さんの革のルームシューズを1足新調しました。
眸さんが革も洗濯すると言っていたので、私ももう何度も、
布のルームシューズを洗う時についでに一緒に洗っています。
バケツに洗剤を入れてしばらくつけておいて、
たわしでゴシゴシしてから、洗濯袋に入れて洗濯機で脱水。
今日はルームシューズ洗濯日和でした。
うちには今、藤原さんのルームシューズが4足。
どれもわりと新しめのもの。
これまで一体何足藤原さんのルームシューズをはいてきただろう。
20足以上であることは間違いないのだけど、
歴代のルームシューズ、せめて写真だけでも撮っておけばよかったな。。
藤原さんの技術、すごいんですわ。




3月11日(土)
月がきれいですが、寒かった。


ひな祭りの日にバラと一緒に買ったラナンキュラスも、大きく開きました。
水を替えた時、黄色い花びらがはらりと数枚落ちました。
落ちた花びらも美しかった。


3月10日(金)
近所のミモザのおうち、どうしてあんなにミモザがきれいなのか、
屋根瓦の色がフィレンツェみたいな赤茶色だからだと、今日気づきました。
玄関のポーチの上にも屋根瓦が施されていて、ミモザの黄色がとても映えるのでした。

この間、眸さんとdosaの話になった時、
20年くらい前のエルデコUK版に出ていた、
クリスティーナ・キムさんのおうちのページがどんなに素敵だったか話しました。
今度お見せしますと話したので、午後そのエルデコ探し。
1997年6月号でした。
ページの英語のテキストにはところどころ線が引いてあって、
その頃フィレンツェに住んでいて、イタリア語の学校で知り合った、
アリソン(とってもかわいいアメリカ人の黒人の女性)にときどき英語を教えてもらっていて、
そのテキストとしてエルデコを使っていたことを思い出しました。
1990年代半ばのエルデコUK版は、毎号とにかく素敵でため息ものでした。
探すついでに他の号の寄り道ばかりで、あっという間に時間が経っていました。
ときどきミワコさんとの話にも出る、ジェームス・ディーンの部屋が掲載されていた号(1996年)も、
またじっくり見ちゃいました。
下の写真は1997年のエルデコの中の大好きなページ。
当時流行っていたきれいな色のプラスティクのデザイナーのアトリエのひとコマ。





3月9日(木)
月がだいぶふっくらしてきました。
お昼間は空が青かった。
昨日は、おいしいいただきものが重なりました。




















写真は井山さんからいただいた文旦と、ひな祭りの日に買ったバラ。
バラがかなり開いて、白いのはイナバウワー始めました。
文旦の香りがとてもよくって、昨日から何度も顔をうずめて匂いをかいでます(笑。
今日は午前中ストレッチから潤ちゃんのお弁当のゴールドコース。
家に帰ってきて、キッチンクロス類の洗濯、アイロンがけ。
小唄のCDをききながら、お手紙を書いたり、FAXを書いたり。
今日もいい1日でした。





3月8日(水)
ミモザの日。
晴れて昨日よりはあたたかったけどまだ寒かった。
「食と健康」4月号の絵の受け渡しで11時にbuikへ。
次号4月号は「スコッチエッグ」と「イースターエッグ」なるものを描きました。
「食と健康」は毎号、先方から描くものが指定されます。
スコッチエッグという食べ物、今回初めて知りました。
絵に描くために買ってきて、セッティングして写真を撮ったあと、その日の夕飯に食べました。
メンチカツの中にゆで卵が入っている感じ。
ボリュームもあってお子ちゃまが喜びそうだなと思いました。
仕上がった絵は、担当のKさんに喜んでもらえてほっとしました。
buikでキッシュのランチをいただきながら、次号の話など。
私はそのままお店に残って、井山さんとのお茶の時間まで待機。
その間にお渡しするものを受け取りに智子さんがちらりとbuikに来てくれて、
ロンドン前にもう一度会えてよかった。
井山さんとゆっくりお茶をしたあと、Zakkaへ。
井山さんは私に会う前にZakkaに寄ってきたそうなので、根津美術館の交差点で別れる。
Zakkaへは欠品していた「めし」と「煎茶」のポストカードを納品しました。
徳島のaaltocoffeeさんに「march」と「april」、
愛媛のsotosuさんに「march」のカードを納品してます。
よろしくおねがいいたします!
「煎茶」も「めし」も眸さんがとても好きなカードと言って下さっていて、
納品して封を開けた時に今日も「いいねえ」と。
すご〜く嬉しい気持ちになりました。
眸さんは今日もエプロンを縫っていました。
何かの話から、眸さんが時々骨董通りでお見かけするというある女性(世界的に活躍されている眸さんより年上の方)の、
後ろ姿が若々しくてほんとかっこいいんだよねとおっしゃっていて、
そうなんだろうなと想像がつきましたが、
そういう眸さんも相当かっこいいですけどと思います。





3月7日(火)
月も星もくっきり見える夜。
夕飯の支度をしていたら、室内と外との温度差で窓が曇る。
寒かったけど春が近いというだけで、この寒さも悪くないなんて思える自分がいる。
Y姉さんから「食楽」みたよとメールをもらう。
昨日から春号が書店に並んでいるはずですが、うちには届いていないので、
印刷された自分のページはまだみていませんが、「ごぼう」を描いています。
春ごぼう、おいしいですよね。




3月6日(月)
曇りから雨へ。
でも夕方小唄のお稽古の頃にはやんでました。
今日は何かとハンセーマンデーでした。
明日はイケイケチュージュデーにしたいっす。




3月5日(日)
木村忠太展と美術館での堀井さんのトークを聞きに、
高崎市美術館へ、野上さんと一緒に行ってきました。
野上さんのところにも私のところにも堀井さんがチケットを送ってくださって、
それで木村忠太展をやっていること、そして堀井さんがトークをされることを知り、
これは行くしかないでしょっ!と野上さんと計画していたのでした。
かつて近美での展示をみていますが(堀井さんとご一緒した記憶があります)、
その時よりも今回のほうが、絵の中に深く入っていく感覚がありました。
絵の中というのは、色の中、光の中。
安井曾太郎の「奥入瀬の渓流」をみた時の感じ。
そんな作品ばかりで、途中クラクラしてしまいました。
堀井さんのお話もとてもよかった。
年をとるにつれて、忘れてしまうことは増えるけれど、
色の記憶は積み重なっていくという言葉が堀井さんらしくてとても印象深かった。
美術館のあとは、以前ポストカードを置いてもらっていたSABIさんへ。
お店はin-kyoと雰囲気が似ていて、気持ちのよい空間に、
選ばれたモノたちが、居心地よさそうに並んでいました。
ご挨拶ができてよかった。
SABIさんで教えていただいたカフェでお茶をしてから、高崎をあとにしました。
プチ旅行なので、ちょっとだけ贅沢気分で行きも帰りも新宿湘南ラインのグリーン車両にして、
お菓子を食べながらおしゃべりをしていたら、あっという間でした。
楽しかったね〜と名残惜しいような気持ちで新宿で別れ、
世界堂へ寄って帰ってきました。





3月4日(土)
晴れ。
午前中、早坂さんのお野菜が届いたすぐあとに、藤原さんからルームシューズが届きました。
先日のfigsでオーダーしたもの。
ボイスみたいでかっこいい。
一緒におやつも入っていました。
藤原さんは時々地元のおいしいものをついでみたいに送ってくれるのですが、
送ってくれるお菓子はどれも素朴で、堅実なおいしさというか。
地元の人にとってはきっと馴染みのお菓子なんでしょうが、
そういうのを選んでくれるところがさすがだと思う。
ジュウハチバンの凡子さんからいただく宇都宮のお菓子も、
いっつもおいしくてお菓子を通じて、ふたりから地元愛が感じられます。
夕飯の支度の時、亮太君のお酒のお供に、早坂さんの蕗で蕗味噌も作りました。
蕗を刻むとあたりに蕗の香りが漂い、ああ春〜、でした。






3月3日(金)
いいお天気でした。ちょっと風が冷たかった
朝、富士山がみえました。
春になってきたので、そろそろ早坂さんのお野菜も送ってもらえるかなと
午前中電話をしてみました。
今、収穫できるお野菜を教えてもらって注文しました。
明日届きます。
にゃは。



3月2日(木)
午後に降った雨も夜にはやみました。
明日の天気は晴。一気に春らしくなりそうな気配。
明日は雛祭り。
今年もお雛様を出したと母が先日電話で言ってました。
掛け軸もお雛様の絵柄の軸にかえたようで、花器には桃の花と菜の花が活けてあるはず。
子供の頃にみていた雛祭りの景色。
思い出はいいものですな。




3月1日(水)
3月が始まりました。
少し陽もありましたが、夜になって雨。
3月の扉絵は拙書「そら色の窓」のコラージュです。
いつ出た本だったかなと本をみたら2004年。13年も前でした。
ついちょっと読み返したりしたら、それほど変わってない自分がいました(笑。
さてポストカードの販売ページを新しくいたしました。
今回は5種類です。
ポストカードのページからみられます。上と下にリンクが貼ってあります。
どうぞよろしくお願いいたします。