6月の扉絵『夏の窓をひらく』
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佐々木美穂_miho sasaki
ポストカード引き続きよろしくお願いします
6月9日(火)
本日も梅雨空、時折小雨。
歯医者さんへは自転車で行けました。
歯医者さんのあと、12時近かったけど、ダメもとで瑞穂に行ってみたらまだ買えました。
ラッキー。
先週の土曜、知り合いの方が出るので、亮太君はまたお能を見に一人で能楽堂に出かけたのですが、
マンションのエレベーターで、時折おしゃべりするおばさまと一緒になって、
亮太君が「どちらかへお出かけですか」と聞くと落語を見に行くとのこと。
「僕はこれからお能を」と言うと、「高尚ね」と言われたそう。
おばさまとは、もうずいぶん前に上野の美術館での「高橋由一展」の時にばったりお会いして以来、
お会いすると少し立話をしたりするようになりました。
美術館や落語など楽しんでらっしゃる方。
夕方、スーパーに買い物に出かける時、そのおばさまとばったり。
どこかからお帰りの様子で、「落語ですか?」とお聞きしたら、そうなのと。
「この前お宅はお能に行ってらしたでしょ、高尚ね、お能、いいわよね、落語は気楽でいいのよ」と。
半分冗談で高尚ねっておっしゃってるんでしょう。
落語を気楽に楽しんでらっしゃるの、高尚な感じがします。
6月8日(月)
曇り。湿気多め。
午前中、福田君(chajin)と久しぶりに長電話。
久しぶりに連絡をとるきっかけを作ってくれたのは、野上さんと堀井さん。
(きっかけの話は長くなりそうなので省略いたします)
福田君のアトリエは、鎌倉のロングトラックフードのアトリエの一角にあるので、
話し始めてすぐ、福田君の目の前を通った馬詰さんに、私と話していることを軽く説明して
馬詰さんとも話せたこともうれしかった。
いろんな話をしたけど、福田君のおじいちゃんの話を今日もまた。
前にも聞いたことがあったのだけど、
野上さんに伝えないといけないことがあったので、あらためて聞いてみました。
鎌倉文学館のバラ園を作ったメンバーのおひとりで、福田君が子供の頃のおじいちゃんの印象は、
バラを育て、家では大きな音でジャズを聞いていた人 だったそう。
福田くんと私は同い年だから、おじいちゃんもうちの祖父とそう変わらないだろうから、多分明治生まれ。
なんてかっこいいんだ。
なんだかんだと1時間半もおしゃべりしてしまいました。
さて、写真は、4月に行った「岡田謙三展」の展示にあった、画家の絵具とパレット。
パレットもだけど、絵具の箱の重なりにキュンでした。
6月7日(日)
曇りで肌寒く、夕方になって静かに雨が降り始めました。
東京は梅雨入りした模様。
写真は冷蔵庫の上とサイドのお気に入りメンツ(4月22日撮影)
カードはロンドンの智子さんが送ってくれたホックニーの、
紫の猫は、年末にmojiの柴本さんからいただいたもの
目玉焼きは千駄ヶ谷のtoroで買ったもの
白い鳥はずいぶん前『チョコレートな夜』のサイン会をパルコブックセンターでやった時、
来てくださった方からいただいたもの、などなど。
6月6日(土)
晴れて爽やかな空気の中、午前中から出かける。
まずは目白の明日館での大野さんの展示から。
雑誌「明日の友」の表紙絵を長年描かれていて、今回はその表紙画展。
早い時間だったので大野さんいらっしゃらないかなと思っていたら、いらっしゃいました。
しかも、婦人の友社で刈られた杉の枝をもらってきたとかで、
ビニール袋いっぱいのそれらを少しずつ束ねる作業をすみっこでされていました。
表紙の絵は、たまに本屋さんで見かけてましたが、まとまってみられて良い機会でした。
植物と、虫や動物あるいは人間、が絵の中に描かれていて、大野さんのまなざしが感じられ、すてきでした。
少し大野さんと話してから、銀座へ。
初めて池袋から丸の内線に乗っての銀座で、いつもとは逆回りのルートだったから、
停車駅の名前がいちいち新鮮でした。
銀座で用事を済ませてから、いつものように歩いて日本橋へ。
銀座1丁目の交番の隣に山車が準備されているところがあって、お祭りかな?と思いながら日本橋へ向かっていくと、
道の両脇、ところどころにお祭りの準備の景色がみえて、日枝神社のお祭りということを知る。
高層ビルの立ち並ぶビルの前なのに、お祭りの準備の場所だけは、昔からの空気が感じられ、気持ちのよい景色だった。
6月5日(金)
今日も曇り、湿気はなく肌寒い。
エアコンの除湿をつけたら寒くなって、ウールのセーターを着る。
写真は昨日大野さんからいただいた紫陽花「ありがとう」。
ガラスのピッチャーは、30年ほど前にフィレンツェの蚤の市で買ったもの。
6月4日(木)
くもり。
朝、大野さんからご連絡があり、
もし近々私がZakkaに行くようでしたら、今日Zakkaに植物のお手入れで行くので、
紫陽花「ありがとう」を私の分も持っていきますが、と声をかけてくれました。
6日に行こうと思ってましたが、せっかく今日大野さんがいらっしゃるのなら、今日にしよう!と、午後Zakkaへ。
先日、ばったり会えた方がいいなんて書きましたが、本日大野さんとニューザッカで会えてしまいました。
でもお店じゃなく、建物の入り口でばったり会えたので、ばったり感もありました。
Zakkaに入るとすぐ、大きなバッグから、
青の紫陽花(ありがとう)と、白い紫陽花(キングオブホワイト)、何種類かの植物(サギ草など)を大事にとり出し、
佐藤さんに渡しつつ説明をする大野さん。
そして麻のエプロンをギュッとしめて、いざ作業体制に。
今回、みかんの木にかぶせる網(ネット)を大野さんが持ってきてくださってました。
ベランダに出しておくと青虫に葉っぱを全部食べられてしまうので、
今年は春から、みかんの木をお店の中に入れてたから。
その白いネットのサイズが私がちょうどすっぽりおさまる感じで、
私がかぶっているところがみたいと何度か言うのをやんわり拒否していたら、眸さんが「私がかぶろうか」と。
えええ!!😳と思いましたが、眸さんにかぶってもらってました。
かぶると言っても上下が空いている筒状のもので、
「吉村さん、まるでコムデギャルソンの洋服を着ているみたいで、かっこいいです」と。
確かにかっこよかったですが。
作業が始まるとベランダの戸をしめて、もくもくとされていました。
見るのはいけないかなと思いつつも、時々その後ろ姿を盗み見し、
流れるような動線や、水のやり方、摘むべき葉っぱの選定の仕方など、拝見して感じ入ってました。
プロ。
その間、今日は眸さん、佐藤さんともたくさん話ができました。
眸さんが、大野さんが終わるまで待って一緒におやつにしたら?と言ってくださり、
恐縮しつつも、はい!と長居させてもらいました。
3時間ほどみっちり作業され、あと片付けも美しく終え、
眸さんが心をこめて用意してくださった、大野さんと佐藤さんのおやつタイムに、何もしていない私もちゃっかり。
三人、それぞれの席で。
お客さんがこの時間はいらっしゃらなくて、眸さんも交えてのおしゃべりの楽しかったこと!
大野さんを知れば知るほど、面白い方だと分かってきました。
今日もとてもいい時間をZakkaで過ごす。
そんな時間を作ってくれる眸さん、素晴らしい。
帰宅してすぐ、紫陽花を活けて、
3週間ほど前に大野さんからいただいて青木さんの花器に入っているミントの隣に並べました。
今日は青木さんのご命日。
みんな元気です!とご報告する。
6月3日(水)
台風6号。
お昼、亮太君とお能をみに行く日だったので、ずぶ濡れかな、、午前中は窓の外ばかり見ていました。
でも出かける時は、雨も風もほとんどやんでいて、濡れずに能楽堂に着きました。
亮太君はここ数年、たまに能楽堂に出かけて楽しんでいましたが、私は初めてのお能でした。
演目は
狂言(大蔵流)「呂蓮」
能(金春流)「氷室」
初心者の私用に、「氷室」の謡本を亮太君が現代語に訳してくれたのをもらっていたので、予習して出かけました。
舞台の上のあちこちどこもかしこも気になって、どんと気持ちを据えてみれなかったけど、狂言も能もどちらも楽しみました。
建物の中庭の雨に濡れた木々や、展示室、ロビーなども、ゆったりした気持ちになれて、
連れてきてくれた亮太君に感謝。
一人でいらしているご年配の男性やご婦人も多くて、そういう感じもかっこいいなと思う。
帰りもほとんど降られず、家に着いてしばらくすると、少しずつ晴れてきて富士山も見えてきました。
さて、智子さんは無事ロンドンの家に戻り、
昨日Zakkaで買ってくれたミホ碗小を窓辺に置いた写真と、
これまでに買ってくれていたミホ碗大、小と一緒に重ねてテーブルの上に置いた写真を送ってくれました。
昨日の午後は、東京でお茶をしていたのに。
6月2日(火)
曇り、朝はくっきり富士山がみえました。
午後、智子さんとえーこさんとお茶。
二人はお茶の前にZakkaに行ったので、
Zakkaと眸さんのことが大好きな智子さんは、Zakkaのことをうっとり話してくれました。
智子さんとえーこさんは大学の時からの友達で、二人の関係がとても微笑ましく、
こんなに長く付き合える友達がいてくれることは宝物だなと思う。
ちなみに智子さんのご主人の真人さんとえーこさんは、高校も同じだったそうで、
まさか、二人が結婚するとは思ってもいなかったという話もしてくれました。
お茶とケーキを食べながら、また相撲の話。ふふ。
今回、智子さんの帰国中に2回も会えてよかった。そして相撲の話ばかり。
今夜遅い便でロンドンに戻る予定なので、台風の影響が心配ですが、飛行機が飛びますよう。
6月1日(月)
暑くなりましたが、朝も夕も富士山がみえました。
昨夜の満月もきれいだった。
亮太君の目にはウサギが餅つきしているのがみえたそうですが。
6月のZakka始まる。
ちえさん(千さん)と11時にZakkaで待ち合わせしていたので、早めに到着。
眸さんが今日もドアを開けてくださり、入店。
まずはpostcardを納品して、店内をゆっくり見る。
今月は亀田さんと石田さんの器が多めで、岩田さんと美智子さんのものも!
思いがけずミホ碗も並んでいて、どきっとする。
ちえさんとお会いするのずいぶん久しぶりでしたが、会って話せてよかった。
Zakkaのあと、映画を見に渋谷へ移動。
篠田監督の「はなれ瞽女おりん」。
岩下志麻さん主演の映画で、子供時代を嶺川貴子さんが演じています。
1977年の映画で、撮影当時7歳だった嶺川さんがスクリーンに。
前に嶺川さんとお茶をした時に、撮影時の話を少しお聞きしたことがあったので、
雪の中、裸足に草履で歩くシーンをみた時、話していたことを重ねてみていました。
山に海に川、木々や花、雪に雨、風、それから地方独特の祭りや宴、
それら壮大な景色や文化の中に、瞽女のおりんさんがいて、
目がみえる人以上にいろんなことがみえ、感じていることが伝わる。
嶺川さん演じる子供時代のおりんちゃんの声と、うた声が、
終盤、大人になったおりんの歩く姿に重なる場面にじんとしました。
ラストシーンをみた時、ケリー・ライカートの「ファースト・カウ」の場面が頭をよぎる。



