11月の扉絵『時が満ちる』
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佐々木美穂_miho sasaki
ポストカード
引き続きよろしくお願いします
11月21日(金)
今日もとてもいいお天気。
空も青くて、富士山がよく見えました。
夕方、陽が落ちる少し前、今日まだ一歩も外に出ていない亮太君を連れ出して、近所を散歩。
銀杏の葉っぱが地面を黄色に染めていて、その上をカサコソと音を立てて歩くつもりが、
葉っぱと一緒に大量のぎんなんも含まれていて、いい音はしなかった。
昨日ブックセンターの洋雑誌コーナーで、
目尻のしわも含めて、あまりにも美しいその写真に吸い込まれるように手にとった雑誌がありました。
ジュリア・ロバーツが表紙のEE72という雑誌。
家に帰ってから調べてみると、イギリス版VOGUEの編集長を務めていた、
エドワード・エニンフル(Edward Enninful)が作った雑誌の創刊号のよう。
ジュリア・ロバーツが出ていた映画は1本しか見たことがなくて、若い頃ももちろん美しいと思ったけど、
こんな風に歳を重ねていると知って、今はどんな映画に出ているのか気になってくる。
11月20日(木)
風もなく穏やかな明るい光の1日でした。
午後、自転車で青山へ。
ブックセンターをゆっくりみてから一つ展示をみて、vironでバゲットを買ってお店を出た瞬間、
ポンと肩をたたかれて、誰かと思ったら荒木さんでした。
すごーくびっくりする。なぜなら今朝みた夢に出てきたから。
とはいえ、荒木さん、なぜかここ数年何度も夢に登場するので、夢の中ではお会いしていたのですが、
実際に会うのは5年以上ぶり。
少し立話。
大きなお仕事をどんどんされていて、銀座に行ってエルメス隣のSONYを見るたび、
ここも荒木さんの仕事なんだよなといつもじっとみてます。
でも見かけも話すことも、ぜんぜんっ変わってなくてすごいなと思う
うれしくて、そのあとの時間もずっとうれしい気持ちで過ごしました。
11月19日(水)
窓から見える、遠くの桜の木々の葉の紅色が今まさにピーク。
この桜の木々も、小さな部屋の空間に日々四季の移ろいを感じさせてくれています。
さて大相撲は、
直哉(「草野」改め「義ノ富士」)が昨日は大の里、今日は安青錦に勝ち、
これで大ノ里、豊昇龍、安青錦と3力士が2敗で並びました。
3敗は直哉、時疾風、錦富士。
若隆景はあと3つ勝てば勝ち越し、若元春はふた桁勝利の可能性もある。
終盤後半、どんな展開になるかしら。
11月18日(火)
今日は少し寒くなりました。
三浦半島にハイキングに行くと言って早朝5時に出かけた亮太君は、
11時過ぎにはもう家に戻ってきて、びっくり。
テーブルの上のメモには帰宅は13時頃と書いてあったので。
森の中でたくさんのリスに出会ったそう。
なんとなく風邪っぽいので、葛根湯を飲む。
葛根湯って飲むタイミングによって効き目が変わるので、見極めが大事と思う。
背中にカイロも貼っておく。
11月17日(月)
東京の最高気温は22°を超えたようです。
もうずい分前に買ったラルフローレンのトレンチコートがあって、
あんまり着ないままずっと畳んでしまってあったのですが、今年は着てみようかなという気分に。
出してみたら折ジワが気になったので、水通しして脱水して干したら、折ジワはすっかりなくなりました。
鏡の前で何と合わせようかなと、
まずはhomspunの白のコーデュロイのパンツと合わせてみたら、あら素敵!
この冬はたくさん着ようと思う。
夕方ラジオで相撲を聞いていたら、解説の方の話していることがいちいちかわいい。
お名前が聞き取りにくかったので調べたら、元千代鳳の錦島(にしきじま)親方。
千代丸関の弟さんでした。
11月16日(日)
少し曇ったりしましたが、あたたかな1日でした。
大相撲は中日。
若兄弟、白星が増えてきてよかった。
若元春は勝っても自分の相撲をとれていないので、というインタビューにそうなんだろうと思う。
この調子でひとつひとつと思うけど、どの力士にもそうですが怪我のないことを願う。
明日の東京の最高気温は21°!
明日も洗濯しなくっちゃ。
11月15日(土)
今日もすこぶる快晴!
キッチンクロス類を洗濯して干して、アイロンをかけながら、2回目の洗濯をする。
昨夜電気ストーブを出したので、扇風機を掃除して片付ける(どちらも私が寝る部屋用の)。
お昼を食べてから、自転車で中目黒のトラベラーズファクトリーへ。
aaltocoffeeのショーノさんがコーヒーを挿れる日なので。
ショーノさんと少しおしゃべりできる時間も楽しみ。
ついこの間お嬢さんが大学に入ったという話をしていたと思ったら、来年は社会人とのこと。
aaltocoffeeのコーヒー豆と買ってくださるお客さんの話も。
面白い人だなと今日も思う。
毎回、14gの焼き菓子を買うこともいつも楽しみにしてます。
ショーノさんの奥さんのえつこさんが作っている焼き菓子、今日はマロンケーキとブールドネージュを。
家に帰ってきてからすぐにお茶をいれて、まずはマロンケーキを。
大きいから半分に切って亮太君の分を残して食べ始めたのですが、
あまりにおいしくて、残しておいた分も食べてしまったのでした。
(あとかたもなかったけど夕飯の時のそのことは正直に申告しました)
もちろんブールドネージュも2つ食べました。
毎年おいしいなあと思ってますが、どんどんどんどんおいしさが増している。
すごいことですな。
行きと帰り、街中は色づいた木々が目に入りうれしいため息を何度もつく。
昨日と今日、豊かな晩秋を全身で感じる。
11月14日(金)
秋晴。
あんまり気持ちがいいので、たくさん歩く。
まずは乃木坂で電車を降りて、六本木にラウル・デ・カイザー展を見にいく。
ラウル・デ・カイザーは、だいぶ前にABCで小さな画集をみつけて、カバーの絵に釘づけ。
時々その画集を眺めていますが、実際に作品を見るのは初めて。
今回の展示は、82歳で亡くなる直前の作品が中心とのこと
小さい作品ばかりでしたが、作品は大きさではないなとあらためて思う。
かまぼこ板のようなバランスの板の上の、キャンバスのバランスにもはっとする。
50年という積み重ねの時間の最後に、こんなにひょうひょうと軽やかさが感じられるものが作れるなんて。
みられてよかった。
そのあと、西麻布まで歩いて桃居をのぞいてから表参道に出て、久しぶりにコムデギャルソンもみて帰宅。
心満たされ、気持ちも晴れやかな秋の散歩になりました。
11月13日(木)
空気に初冬を感じました。
午後、映画館で亮太君と待ち合わせて三宅唱監督の「旅と日々」をみる。
波の音が波が画面にあらわれる前から聞こえてきて、
その音をききながらすっと夏に入っていったことを、家に帰ってきてから気づく。
夏の山全体が風でゆさゆさしている景色や、トンネルを抜けるとそこは雪国だった的な景色もちょっと面白くて印象に残る。
夏の場面で主人公がみていた郷土資料館のような場所の古い写真が、
スクリーンに1枚1枚映し出されて、見ているのは1枚の古い写真なのに、映像みたいと思ったことが新鮮でした。
夕飯の時に亮太君と映画の話をしながらも常に、よかったねぇとなる。
11月12日(水)
晴。
午後、かいさんとうちでお茶。
手土産でいただいた和菓子を食べつつ、お茶をのみつつ。
かいさんの着こなし、今日もかっこよかった。
先日まで行われていたかいさんの展示の作品の中に、
マチスの絵のカラーコピーが貼ってあるものがありました。
その作品が載っている画集も、今日持ってきてくれました。
(もう1冊、貸してもらいたい本と一緒に)
棚の上に果物やクロス、ピッチャーが置いてある絵のコピーが、
段ボール素材の箱の側面に貼ってあって、棚の右の扉が切ってあって開くようになっていました。
絵を立体にしてしまう、かいさんのそんな感覚が好きなところのひとつ。
展示の話やら家族のことやら、読んでいる本の話などしつつ、窓の外はやがて暮れていきました。
11月11日(火)
曇りがちの1日。
午後、LUCAの三木さんと電話でおしゃべり。
先週の火曜日、銀座にシーラ・ヒックスを見に行った時、
ギャラリーで三木さんとばったり会ったのです。
かいさんの展示を見るのが一番の目的で東京にいらっしゃる三木さんから事前に連絡をもらっていて、
どこかでお茶ができたらと互いの時間の調整をしていたのですがスケジュールが合わず、
また次回にということになっていたのに、ばったり会えてしまった。
運命の人かと思いました。
三木さんは東京行きの新幹線の中で、銀座のギャラリーが10時openと分かって、
先にシーラ・ヒックスをみてから西荻に移動することにしたとのこと。
私は10時半くらいにギャラリーに着いて作品を見ていたら、奥からひょこっと三木さんが顔を出して、びっくり!
電話ではシーラ・ヒックスの作品とかいさんの作品のこと、
そしてかいさんの展示の後に行ったZakkaでのことなど聞いたり、
私は福井の帰省の時の話などしたりしました。
11月10日(月)
1日中、晴!と思いきや、昼頃まとまった雨に。
数時間でまた晴が戻り、夕方は富士山もみえました。
4時ごろだったか、ラジオからふいにMETAFIVEの「環境と心理」が流れてきて、
きゅんとなって手をとめる。
外は夕暮れ前のまだ明るい光の空。
なんていい時間の中にいるんだろうと思う。
コーネリアスの「環境と心理」も好きだけど、
META版の小山田氏→LEO今井氏→幸宏さんと移っていくボーカルに、
きゅん感まします。
11月9日(日)
朝から雨が降ったりやんだりで、気温も低い。
午後、暖房をつける。
5日(水曜)から福井に帰省して、昨夜帰ってきました。
今回は亮太君と一緒だったので、ちょっと旅気分なお出かけもありよかった。
帰省中は4日間とも、とってもいいお天気でした。
(叔父が「美穂ちゃんが帰ってきたからや」なんて、うれしいことを言ってくれたりして)
移動中の電車や車の車窓から、たわわに実った柿の風景をあちこちで見かけました。
行きは米原経由の東海道新幹線、帰りは北陸新幹線で切符をとったので、
行きは敦賀でおりて、お寿司屋さんでお昼を。
夏に叔母たちに連れて行ってもらったお寿司屋さんもとてもおいしかったのですが、
今回のお寿司屋さんも一度行ってみたいお店でした。
お品書きから「季節の地物の魚の握り」をたのんで、たいへんおいしくいただきました。
他のお客さんが、カニ解禁の話をしているのが聞こえてきたので、
大将に聞くと、今夜漁船が一斉に沖に出て、0時きっかりに網をおろすという話を聞かせてくれました。
スーパーやお寿司屋さんに並ぶのは金曜からで、その日からはカニ目当てのお客さんでいっぱいになるから、
魚をさばくより蟹をさばく時間の方が長いともおっしゃってました。
そんなわけで金曜は母がはりきって、スーパーでセイコガニ(ズワイガニのメスのこと)を買ってくれたので、
夕飯にいただきました。
亮太君は初セイコ。おいしそうに食べてました。
私も久しぶりのセイコ。やっぱり内子はおいしいなあと。
金曜のお昼は叔父(父の弟)夫妻がお昼を誘ってくれて、おいしいランチをご馳走になり、
その後叔父の家に寄って、庭と畑が広がる景色を見ながら4人で話した時間も楽しかった。
昨日は夕方の新幹線の時間までゆとりを持って家を出て、mojiへ。
柴本さんとは蟹の話もしたりなんかして、ゆっくりお茶をいただき、気持ちを整えて東京に戻ってきました。
11月4日(火)
よく晴れました。
少しずつ近所のイチョウの木々が黄色くなってきました。
シーラ・ヒックスの展示をみに銀座へ。
いつだったか、かいさんの参宮橋のアトリエでシーラ・ヒックスの本を見せてもらって初めて知ったのですが、
「織る」ということがこんなに自由で広がりのあることに、とてもわくわくしました。
その後、何度も何度もその本を開いては(かいさんが、2冊持ってるからとその本をプレゼントしてくれたのです!)力をもらっていて、
そしてついに、目の前で作品を見る機会がきました。
展示は近年の作品が中心で、作品集でみていたものとはまた違った作品が広がっていました。
11月3日(月)
晴れました。
けど北風がピューピュー吹いていて、木枯し1号になったそう。
朝も夕暮れも富士山がよくみえました。
夜は月がきれいで、ベランダに出ると月明かりが照らしてくれました。
11月2日(日)
思ったよりは晴れず、雲の多い1日。
朝と夕方、富士山はみえました。
この秋は秋刀魚をよく食べました。
大きくてプリプリで、しかもお手頃なお値段でしたから。
今日は鯵の干物でしたが、大根をすりおろしながら、
秋刀魚のおかげで大根おろしを作るのが上手になったなと思う。
11月1日(土)
予報どおり朝から晴。
富士山もよくみえました。
初冠雪の時より少し雪が減ったかな?
11月のZakkaへ。
今日は10分過ぎて到着だったので、お店に着くとすでにふた組いらっしゃいました。
ひと組はオーハラさんとタダさん。
みなさん器を選んでいらっしゃったので、私は布物から拝見しつつ、眸さんとも少しお話も。
今、Zakkaにあるおじろさんの竹籠と同じで使いこんであるものがキッチンカウンターにあったので、
眸さんはこれに何を入れて使っているのかお聞きしたら、開けてみていいよと。
ふたをとると、旅のセットが入っていました。
持っていくのには少し嵩張るけどとおっしゃっていましたが、
普段使い慣れたお箸やお湯飲みなどが、それぞれさらに小さな籠や布に包まれて入っていて、
それはそれはすてきでした。
眸さんてすごいなと今日もまた思う。
