11月の扉絵『時が満ちる』
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佐々木美穂_miho sasaki
ポストカード
引き続きよろしくお願いします
11月13日(木)
空気に初冬を感じました。
午後、映画館で亮太君と待ち合わせて三宅唱監督の「旅と日々」をみる。
波の音が波が画面にあらわれる前から聞こえてきて、
その音をききながらすっと夏に入っていったことを、家に帰ってきてから気づく。
夏の山全体が風でゆさゆさしている景色や、トンネルを抜けるとそこは雪国だった的な景色もとても印象深かった。
夏の場面で主人公がみていた郷土資料館のような場所の古い写真が、
スクリーンに1枚1枚映し出されて、見ているのは1枚の古い写真なのに、映像みたいと思ったことが新鮮でした。
夕飯の時に亮太君と映画の話をしながら、常によかったねぇとなる。
11月12日(水)
晴。
午後、かいさんとうちでお茶。
手土産でいただいた和菓子を食べつつ、お茶をのみつつ。
かいさんの着こなし、今日もかっこよかった。
先日まで行われていたかいさんの展示の作品の中に、
マチスの絵のカラーコピーが貼ってあるものがありました。
その作品が載っている画集も、今日持ってきてくれました。
(もう1冊、貸してもらいたい本と一緒に)
棚の上に果物やクロス、ピッチャーが置いてある絵のコピーが、
段ボール素材の箱の側面に貼ってあって、棚の右の扉が切ってあって開くようになっていました。
絵を立体にしてしまう、かいさんのそんな感覚が好きなところのひとつ。
展示の話やら家族のことやら、読んでいる本の話などしつつ、窓の外はやがて暮れていきました。
11月11日(火)
曇りがちの1日。
午後、LUCAの三木さんと電話でおしゃべり。
先週の火曜日、銀座にシーラ・ヒックスを見に行った時、
ギャラリーで三木さんとばったり会ったのです。
かいさんの展示を見るのが一番の目的で東京にいらっしゃる三木さんから事前に連絡をもらっていて、
どこかでお茶ができたらと互いの時間の調整をしていたのですがスケジュールが合わず、
また次回にということになっていたのに、ばったり会えてしまった。
運命の人かと思いました。
三木さんは東京行きの新幹線の中で、銀座のギャラリーが10時openと分かって、
先にシーラ・ヒックスをみてから西荻に移動することにしたとのこと。
私は10時半くらいにギャラリーに着いて作品を見ていたら、奥からひょこっと三木さんが顔を出して、びっくり!
電話ではシーラ・ヒックスの作品とかいさんの作品のこと、
そしてかいさんの展示の後に行ったZakkaでのことなど聞いたり、
私は福井の帰省の時の話などしたりしました。
11月10日(月)
1日中、晴!と思いきや、昼頃まとまった雨に。
数時間でまた晴が戻り、夕方は富士山もみえました。
4時ごろだったか、ラジオからふいにMETAFIVEの「環境と心理」が流れてきて、
きゅんとなって手をとめる。
外は夕暮れ前のまだ明るい光の空。
なんていい時間の中にいるんだろうと思う。
コーネリアスの「環境と心理」も好きだけど、
META版の小山田氏→LEO今井氏→幸宏さんと移っていくボーカルに、
きゅん感まします。
11月9日(日)
朝から雨が降ったりやんだりで、気温も低い。
午後、暖房をつける。
5日(水曜)から福井に帰省して、昨夜帰ってきました。
今回は亮太君と一緒だったので、ちょっと旅気分なお出かけもありよかった。
帰省中は4日間とも、とってもいいお天気でした。
(叔父が「美穂ちゃんが帰ってきたからや」なんて、うれしいことを言ってくれたりして)
移動中の電車や車の車窓から、たわわに実った柿の風景をあちこちで見かけました。
行きは米原経由の東海道新幹線、帰りは北陸新幹線で切符をとったので、
行きは敦賀でおりて、お寿司屋さんでお昼を。
夏に叔母たちに連れて行ってもらったお寿司屋さんもとてもおいしかったのですが、
今回のお寿司屋さんも一度行ってみたいお店でした。
お品書きから「季節の地物の魚の握り」をたのんで、たいへんおいしくいただきました。
他のお客さんが、カニ解禁の話をしているのが聞こえてきたので、
大将に聞くと、今夜漁船が一斉に沖に出て、0時きっかりに網をおろすという話を聞かせてくれました。
スーパーやお寿司屋さんに並ぶのは金曜からで、その日からはカニ目当てのお客さんでいっぱいになるから、
魚をさばくより蟹をさばく時間の方が長いともおっしゃってました。
そんなわけで金曜は母がはりきって、スーパーでセイコガニ(ズワイガニのメスのこと)を買ってくれたので、
夕飯にいただきました。
亮太君は初セイコ。おいしそうに食べてました。
私も久しぶりのセイコ。やっぱり内子はおいしいなあと。
金曜のお昼は叔父(父の弟)夫妻がお昼を誘ってくれて、おいしいランチをご馳走になり、
その後叔父の家に寄って、庭と畑が広がる景色を見ながら4人で話した時間も楽しかった。
昨日は夕方の新幹線の時間までゆとりを持って家を出て、mojiへ。
柴本さんとは蟹の話もしたりなんかして、ゆっくりお茶をいただき、気持ちを整えて東京に戻ってきました。
11月4日(火)
よく晴れました。
少しずつ近所のイチョウの木々が黄色くなってきました。
シーラ・ヒックスの展示をみに銀座へ。
いつだったか、かいさんの参宮橋のアトリエでシーラ・ヒックスの本を見せてもらって初めて知ったのですが、
「織る」ということがこんなに自由で広がりのあることに、とてもわくわくしました。
その後、何度も何度もその本を開いては(かいさんが、2冊持ってるからとその本をプレゼントしてくれたのです!)力をもらっていて、
そしてついに、目の前で作品を見る機会がきました。
展示は近年の作品が中心で、作品集でみていたものとはまた違った作品が広がっていました。
11月3日(月)
晴れました。
けど北風がピューピュー吹いていて、木枯し1号になったそう。
朝も夕暮れも富士山がよくみえました。
夜は月がきれいで、ベランダに出ると月明かりが照らしてくれました。
11月2日(日)
思ったよりは晴れず、雲の多い1日。
朝と夕方、富士山はみえました。
この秋は秋刀魚をよく食べました。
大きくてプリプリで、しかもお手頃なお値段でしたから。
今日は鯵の干物でしたが、大根をすりおろしながら、
秋刀魚のおかげで大根おろしを作るのが上手になったなと思う。
11月1日(土)
予報どおり朝から晴。
富士山もよくみえました。
初冠雪の時より少し雪が減ったかな?
11月のZakkaへ。
今日は10分過ぎて到着だったので、お店に着くとすでにふた組いらっしゃいました。
ひと組はオーハラさんとタダさん。
みなさん器を選んでいらっしゃったので、私は布物から拝見しつつ、眸さんとも少しお話も。
今、Zakkaにあるおじろさんの竹籠と同じで使いこんであるものがキッチンカウンターにあったので、
眸さんはこれに何を入れて使っているのかお聞きしたら、開けてみていいよと。
ふたをとると、旅のセットが入っていました。
持っていくのには少し嵩張るけどとおっしゃっていましたが、
普段使い慣れたお箸やお湯飲みなどが、それぞれさらに小さな籠や布に包まれて入っていて、
それはそれはすてきでした。
眸さんてすごいなと今日もまた思う。
