ささ記_August2025




8月の扉絵
『白夜』







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佐々木美穂_miho sasaki



ポストカード
引き続きよろしくお願いします





8月23日(土)
夕方久しぶりに富士山がみえました。
富士山を見てから近所に水を買いに出たら、お湯のような空気。
夕飯の時、なんか花火の音がすると亮太君が言うのでいそいそと窓際に行くと、
かなた南西に花火が次々と上がるのがみえました。
そういえば毎年、音で花火だと気づいて部屋の中から眺めている。
音と花火はずいぶんずれてますが、いいもんだなと思う。




8月22日(金)
夜、秋刀魚を食べる。
立派な秋刀魚でした。
焼いてくれたのは亮太君。
魚が大好きな亮太君は、いつも焼き魚をきれ〜〜に食べます。
骨も頭も食べられるものは食べてしまうので、お皿に何も残っていないことが多い。
秋刀魚は頭を食べられないとかで、頭と、標本のような骨だけがお皿に残っていました。
途中まで食べた私の分を亮太君に皿ごと渡して、こちらもきれいに食べてくれました。





8月21日(木)
お暑うございました。
先日神保町の古本屋さんで見つけて、嬉々として買ったファブリの「ブランクーシ」と「フラ・アンジェリコ」。
(フラ・アンジェリコは、ともこさんにあげようと思って)
ずいぶん前にやはりファブリの「シャルダン」を古本屋さんでとっても安く売っていたのを買って、
気に入った絵のページを切り離してずっとトイレの壁に貼っていたことがありました。
そのシャルダンの本が、シャルダン展(2012年三菱一号館美術館にて)で、ショーケースの中に資料として大事に飾られていて、びっくりしたことがありました。
もうずいぶん前ですが、パリのポンピドーセンターのブランクーシのアトリエに2度行ったことがあります。
その時買った本が好きで時々見返してはいますが、
今回ファブリの中の文章を読んで、これまでぼんやりと見ていた彫刻が、あざらしだったり、鳥だったりしたことにはっとしました。
そしてブランクーシの祖国ルーマニアの公園に、彫刻があることも初めて知りました。

公園の緑の木々が背景の彫刻の写真がとてもよかったので、掲載します(下)。













8月20日(水)
今日も今日とて昼間は暑かったけど、夕方になるとやはり暑さがやわらぐ。
朝食の時、首位のタイガースと2位の巨人との差が13あるから、さすがにもう優勝かなって話したら、
優勝って言っていいの?アレじゃないの?と亮太君に言われて笑っちゃいました。
アレのことすっかり忘れていたし、もう岡田監督じゃないから優勝って言っていいんじゃないと。




8月19日(火)
今日も暑かった。
毎日新しい蜘蛛の巣が張ってある。
毎回張り方を変えて。
お昼、今日もルビッチの映画を見に出かけました。
「天使」。
マレーネ・ディトリッヒ、ハーバート・マーシャル、メルヴィン・ダグラス3人による、
優雅ではらはらする会話もよかったけど、
ディトリッヒとマーシャルが暮らすゴージャスな家に仕える執事たちの、ユーモラスな会話が同じくらいよかった。
それと、ちらっと出てきた、夜の公園で花を売る老女の存在感は、
小津の「東京暮色」の冒頭に出てくる小さな飲み屋をやっている浦辺粂子のようでした。
昨日に引き続き、この映画もスキ





8月18日(月)
残暑、とても暑かった。
お昼過ぎ、ぽっと時間ができたのでシネマヴェーラに映画をみにいくことにする。
亮太君が前に持って帰ってきていたルビッチ特集のチラシをみていたら、私も何かみたくなっていたので。
まずは「街角 桃色の店」(どうしてこんな邦題がつけられたのか謎ですが)を。
これをみようと思ったのは、映画「ユー・ガット・メール」が、この映画のリメイクと書いてあったから。
ルビッチのことまったく知らなくて「街角 桃色の店」が初めてのルビッチ映画でした。
冬の話で、街(ブダペストという設定)の通りに雪が積もっている風景に、なぜか一瞬ボナールの冬の絵を思い出す。
好きだと思える映画に出会えて良い日になりました。
帰ってきてすぐ、次は何をみようかとチラシをじっくりみる。




8月17日(日)
昼間は暑かった。
今日も新しく蜘蛛の巣ができてました。いつ作っているんだろう。
今日はとらずにおく。
さて、ラベルやロゴなどを手がけた愛媛のサンクファームのみかんジュース、
今年は収穫量が少なかったので大瓶4種類のみ(6月中に完売)でしたが、
その貴重な4本を今年も菊池さんが送ってくださったので大事に飲んでました。
今朝は、ずっととってあった最後の1本「しらぬい」を飲み始めました。
ビタミンが体に沁みわたる〜って感じがしました。

写真はサンクファームのジュースのラベル。
われながら「かっこいい」とみるたびに思います。
(今年は「まどんな」ジュースがありませんでした)







8月16日(土)
晴れてますが、ギラギラした暑さではない。
亮太君の本棚の下に蜘蛛が蜘蛛の巣を張っています。
それを掃除のたびに毎日「ごめんね」と言いながらとるのだけど、次の日にはまた糸が張ってある。
蜘蛛の巣に気づいたのはここ1週間のことで、
昨日の掃除の時、小さな蜘蛛が「もう!」と言わんばかりに目の前にあらわれて、
お尻をふりふり歩いてまた隠れてしまいました。
明日もまたはってあるかな。





8月15日(金)
年に2回の浴室天井カビハイターでの掃除を、思い立って今日する。
ついでに換気扇も掃除。
そのまま勢いにのって、お風呂の椅子も買い直すことにする。
今まで使っていたのは、松屋のデザインコレクションで買ったものでしたが、
数年前に廃盤になってもう買えないので、前に使っていたMUJIのお風呂椅子に戻る。
ただ、湯桶は椅子と同じメーカーのちょっと丸みを帯びたデザインなので、
MUJIのとは合わないのだけど、まだ使えるのでしばらくはそのままに。
お休みの亮太君と今日は夕飯の前に散歩。
昼間は陽ざしが強かったけど、散歩に出た5時ちょっと前はやはり涼しかった。
今日はまだ明るい時間だったので、蝉がたくさん鳴いていました。






8月14日(木)
太君がお休みの日は夕飯の時間が早いので、ご飯のあと散歩する。
虫の音があちこちから聞こえてきて、風もなんだか涼しげで、
秋だね〜なんて二人声をそろえて言ってしまった。




8月13日(水)

今日からまた夏が戻ってきました。
電車に乗って映画をみに行くか、それとも自転車でABC(青山ブックセンター)に行くか迷って、
結局自転車でABCへ。
お盆でいつもより車が少なく気分がよかった。
洋雑誌と建築コーナー、写真集などゆっくりみました。
栄養補給。




8月12日(火)
曇りで風が強めでしたが、夕方から雨になり風はやむ。
昨夜はめずらしく10時前にベッドに入り、少し本を読んで寝ました。
途中何度か起きたけど、それでもまあまあよく眠れた。
たくさんいろんな夢をみて、朝起きて、そう悪くないなと思える夢でした。






8月11日(月)
今日も雨が降ったりやんだり。
洗濯物はベランダに干してみたけど、結局とり込んで部屋干し。
今日も雨のやんでいる間に自転車でスーパーへ。
こんな天気なのに、いつもよりたくさん蝉の声が聞こえてくる。
果物コーナーは葡萄の面積が増えてきました。





8月10日(日)
久しぶりのまとまった雨。
やんでいる隙に自転車でスーパーに行けてよかった。
風が強くて、髪の毛が顔にまとわりついてかムズムズする。
さて2日の続き。
長新太展をみたあとは、mojiへ。行くたびに、好きが増していきます。
お店に入ってすぐの広いスペースに、LUCAの展示で買ってくださった
なんじぇのBOXシリーズ2つを飾ってくれてる棚があります。
ご興味がありましたら、柴本さんにひと声かけて箱から出してみてみてください。
今回はあまりにも暑かったので、私は文旦ソーダ、亮太君は自家製レモンジンジャー。
体の中から涼しくなりました。
今、mojiの包装紙を作ってまして、お茶の途中で色校を見せてもらいました。
柴本さんの夫のハルオ氏がグラフィックデザイナーなので、ハルオ氏が包装紙を進めてくれてます。
9月にはお目見えできるとのこと、私もとても楽しみにしています。
mojiでゆっくりさせてもらって、夜は柴本夫妻とごはんへ。
仕事の時に着ていた服もお二人とも素敵でしたが、着替えてまたまた素敵に登場。
そういうところもお二人らしい。
mojiからわりと近くの落ち着いた居酒屋さんへ。
いやあ、どれもとてもおいしくって、また行きたい!となってます。
お店を出てから、近くの愛宕坂を案内してくれました。もちろん初めてです。
暗かったけど、暗さに風情を感じました。
心に残る夏の思い出に。 




8月9日(土)
満月の夜。
のぼってきたばかりの満月は、どうして大きく見えるんだろうと毎回思う。
今日もほんの少し暑さがやわらいでいる気がしました。
昨日買った長新太さんの絵の本2冊、
『ぼくのイヌ』ナネット・ニューマン作 掛川恭子訳 /国土社と
『あさごはん ひるごはん ばんごはん』今江祥智作 /福武書店。
とってもよかった。
あさごはん・・ の方は食卓がたくさん出てくるお話かと思ったら、3匹の猫ちゃんの名前でした。
途中からショクパンちゃんという犬も出てきました。
どちらの本も長さんの絵がすばらしくって、ため息。
またいい本に出会えちゃったな。




8月8日(金)
今夜も月がよくみえます。
さて今日も福井の話を。
2日の土曜日は、お昼前に福武線の駅まで母に送ってもらい福井へ。
まずは泰平でお昼を。
昨年初めて伺ってとてもおいしかったので、亮太君とここでまたお昼を食べるのを楽しみにしてました。
本日のランチメニューから私は鯖の塩焼き定食、亮太君は鯖の味噌煮定食。
おいしゅうございました。
おなかを満たしてから福井駅に戻り、
フレンドリーバスで、ふるさと文学館で開催中の長新太展へ。
知人がこの展示に関わっていて、ちょうど帰省のタイミングが合ったので見に行くことができました。
想像以上に充実した展示で、長新太さんの初期の線画や漫画などもとても興味深く見ました。
長新太さんの絵、ほんのちょっとしか知らなかったので、
絵本もどれもとても楽しくて面白くて、じ〜んとしました。
この展示をみてから長さんの本が欲しくなっていて、
あの古本屋さんにはたしか長新太の絵本がたくさんあったはずと、今日の夕方上原の古本屋さんに行ってみたら、やはり。
線画で挿絵を描いている童話を2冊買いました。
2日の続きはまた後日。

長新太展
ぜひのぞいてみてください(しかも入場無料)!




8月7日(木)
午前中は雲が多く少し雨が降った時間もあって、暑いけどここ数日と比べたら暑さがやわらいだ感じがする。
先週の木曜日は敦賀にいました。
暑い日でしたが、叔母の絹ちゃんの車で移動できたので、涼しく回れました。
まずはお昼ごはん、お勧めのお寿司屋さんにて。
握りもどれもおいしかったけど、握りの前に出たイカの子の煮付けなるものや、茶碗蒸しもおいしくいただきました。
その後、山車会館、敦賀市立博物館、敦賀ムゼウム、そして柴田氏庭園(甘棠館)へ。
(絹ちゃんとひろちゃんは何度も見ているからと、私と亮太君が見ている間は車の中で待っていてくれました)
絹ちゃんのおかげで敦賀のこと、ほんの少しだけど知ることができました。
母が小さかった時、戦時中に名古屋から疎開して来たのが敦賀でした。

写真は、柴田氏庭園の部屋からの景色。
庭の向こうに見える野坂山は敦賀富士とも言われているそう。








8月6日(水)
今日も明るいうちから月が見えます。
福井にいる時も毎日月がみえました。
午後、母のおつかいで銀座。
銀座に出たついでにいくつかギャラリーをみようと調べたら、
行きたいところは3つともお休みだったので、おつかいと、広島物産館でいつも使っている塩を買って、
並びの福井の物産館をのぞいて帰宅。
夕方父に電話。
「あったかいね〜」と言われたので「東京もものすごくあったかいよ〜」と返す





8月5日(火)
関東では12地点で40°Cを越えたとか。
夜になっても暑さが引かず、暑い、暑いと言いながら亮太君が帰宅。
写真は7月31日の9時頃、新幹線の中から捉えた富士山。
偶然捉えた手前の建物のブルー、ロゴのブルーの入り方に満足の1枚。






8月4日(月)

晴れてますが風が強い、モーレツに暑い。
31日から昨日まで亮太君と福井に帰省してました。
福井も暑かったけど、夜道を歩いていると虫の音のせいか、そんなに遠くないところに秋がいるように感じました。
31日は8時台の東海道新幹線に乗って米原経由で敦賀に。 
新幹線の中からは、たっぷりと富士山が見えました。
絹ちゃんともう一人の叔母のひろちゃんが敦賀観光を買って出てくれて、 
お言葉にすっかり甘えて絹ちゃん運転の車であちこち連れて行ってもらって敦賀を楽しみました。 
敦賀のことやmojiの柴本さんたちとのことなどなどまた追って書きたいと思います。 
父も母も元気で、今回は珍しく母とは喧嘩をせずに帰ってきました。 
(絹ちゃんが前もって母に言ってくれてたおかげだと思います)
亮太君は父や母にいろいろと気疲れしたと思いますが、今日から仕事、 
私は洗濯三昧と言いたいところですが、風が強くて2回だけ。
もうスーパーにも行ったし、ささ記を更新したらミルクティー淹れて音楽を聴こうっと。