ささ記_October2025




10月の扉絵
Rain






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佐々木美穂_miho sasaki



ポストカード
引き続きよろしくお願いします





10月29日(水)
凍ったような月がみえます。
朝は富士山がみえなかったけど、昼過ぎからみえてきました。
今日の夕暮れはうつくしかった。
窓からみえる南の空の淡いピンクの重なり。





10月28日(火)
まあまあ晴。
自転車で移動していたら、背中が太陽であたたかかった。
午前中、歯医者さん。
今日は買えるかなと少し早めに出て、瑞穂へ。
5〜6人並んでいましたが、歯医者の予約の時間には間に合いそうだったので並ぶことにする。
原宿方面にお昼頃行く時は、一応瑞穂の前を通ってみるけど、すでにシャッターが閉まっていることが多いので、
今日は久しぶりに買えてよかった。
歯医者さんは15分前に着きました。
Zakkaにいた頃、眸さんからいただいた豆大福が初めての瑞穂で、あまりにおいしくて衝撃でした。
あれから35年余り。
今もこうしてお店があって、変わらずおいしい豆大福が食べられることはほんとありがたい。
歯医者さんの後はABCに。
今日は欲しい洋雑誌はなかったので、寂しいようなでもほっとするような(円安で洋雑誌がどんどん高くなっているから)。
家に帰ってきて朝洗った亮太君のガーゼケットをとりこみ、きれいにたたんで袋に入れてしまう。
またひとつ夏が終わる。





10月27日(月)
夜になって細い月があります。
夕暮れ時、富士山もみえました。
それほど晴れはしなかったけど、久しぶりの太陽で洗濯を2回。
昨夜から亮太君も羽毛布団になりました。
いつからそんなに寒がりになったんだろう、
一昨日は、ガーゼケットの上に綿毛布、その上に毛布、さらにタオルケットまでかけていました。
短くなったムラサキシキブの枝にひとつ葉っぱの芽のようなものが出てきて、いとかわゆす。






10月26日(日)
今日も雨。
でも天気予報は明日から数日晴マークが並んでいて、みているだけでうれしい。
お昼雨がやんでいる隙に自転車でスーパーへ。
雨を含んだ少し肌寒いくもり色の中を走っていたら、ふと、チクテカフェを思い出す。
あの空間はもうないけど、チクテの記憶が残っていて、ふと思い出せるっていいもんだなと。
チクテの選曲も好きでした。今日みたいな日は何をかけていただろう。





10月25日(土)

寒くて、1時間ほど暖房をつけました。
ついこの間まであんなに暑かったのに。太陽が恋しい。
プロ野球は日本シリーズが始まりました。
虎さん、福岡の地にてまず1勝!




10月24日(金)
予報だと晴でしたが、昼前から雨になり、その後降ったりやんだり。
お休みの亮太君が朝洗濯して干した洗濯物は、
午前中のうちに出かけたスーパーなどの用事から帰ってくると、全部部屋干しになっていました。
夕方、亮太君と近所を散歩。
昨日も近くの古本屋さんに寄りましたが、今日の散歩も、もちろん古本屋さんに。
われわれの生活圏に、こうして立ち寄れる古本屋さんが数件あるのはうれしいことです。
今日は、わたくし1冊出会いがありました。
すでに持っていて(ずいぶん前に今はなき古本屋さんで買ったもの)愛読している本が、
とてもいい状態で売っていたので、あの人に!と思い浮かんだ人に買っておく。
私が持っているのは、昭和41年発行、昭和48年10刷で、今日買ったのは昭和43年6刷のもの。
実はこの本、ずいぶん前「さかむら」がまだ西麻布にあったころ、坂村さんと壺の話になった時に、
この本の中の壺の話がとてもいいからと、古本屋さんで探して差し上げた(押しつけた?)こともありましたっけ。






10月23日(木)
朝、亮太君がうきうきしながら、まだ雲のかかっている富士山を見ながら初冠雪かもと。
雲が晴れてくると真っ白な富士山が。初冠雪。
晴れ間もありましたが、意外と寒くて、日が暮れてから夕飯の買い物に出るときは、
今年初のコート(綿)をはおりました。

写真は今朝9時過ぎの富士山







10月22日(水)
雨で寒い1日でしたが、心はぽかぽか。
茨城のえっちゃんとわたくし、牧内さんにお招きいただき横浜のおうちに遊びに行って参りました。
ささ記を長く読んでくださっている方は、えっちゃんのことはご存知と思いますが、
えっちゃんと牧内さんは小学生の時からの友達。
で、えっちゃんは私が今住んでいる部屋のお隣さんでした。もう20年くらい前ですが。
そんな偶然が今のわれわれの関係に至ってます。
牧内さんの住まいのことは、これまでも牧内さんからちょこちょこと聞いていましたが、
私もえっちゃんもお邪魔するのは初めて。
牧内さんのセンスが集約されていました。
子供部屋はこの夏に少し手を入れたらしく、壁の色が濃い明るいピンク、絨毯が濃い杏色。
ベッドの木のフレームが濃いめの茶色で、全体的にシックにまとまっていてミラクル。
リビングの窓を開けて顔を右に向けると港がみえました。
港の見え方が、神戸の三木さんのおうちのベランダから見えた神戸港の景色の切り取り方とよく似ていました。
お昼は
忙しいのに牧内さんがおいしいものたくさん用意してくれていて、えっちゃんも私もカンゲキ。
たくさん食べてたくさんおしゃべり。
えっちゃんと牧内さんが話している時、
えっちゃんが日頃の家事や仕事から解放されて、
とってもうれしそうで楽しそうでいい時間でした。
牧内さんと会うときはいつも、相手を楽しませたいと心から思ってくれていることが伝わり、
私もこうありたいな〜と今日も思いました。







10月21日(火)
雨は降りませんでしたが、今日もくもりで気温も低め。
10月は晴れの日が少ない、ようやくいい季節になったのに。
昨夜はお布団のおかげか、よく眠れました。
今日もあちこちから金木犀(亮太君はあまり好きではないよう)の匂い。
家に帰ってきてからもしばらく、鼻の奥に甘い匂いが残っているような感じがする。





10月20日(月)
くもりで時々小雨、気温低めの1日でした。
このところ寝る時は、ガーゼケット2枚重ね+綿毛布でしたが、
すぐにぐちゃぐちゃになってしまうのと、ちょっと重いのとで、眠りが浅かった。
向こう1週間の天気予報だと最高気温が20度いかない日が多いので、冬用の羽毛布団を出しました。
これでよく眠れるといいのですが。
さてお昼ラジオを聞いていたら、
某学歴詐称疑惑市長のいらっしゃる市の市議会選挙のニュースがあって、
その中で街の人の声がひとつだけ取り上げられていて、
「じぶんでたいたまねだから、、あ、たねだから」と。
スネークマンショーみたいなその街の声、面白かったけど、
どうしてそれだけをニュースで取り上げたのか謎でした。





10月19日(日)
午前中は少し晴れたりもしてましたが、昼ごろから小雨が降ったりやんだり。
私が起きた時にはもう富士山はみえなかったけど、
亮太君が起きた6時頃は富士山がみえて、山頂に大きなレンズ雲があったよと写真をみせてくれました。
毎日少しずつ『田辺元・野上弥生子 往復書簡(上)』/岩波現代文庫 を読み進めていて、
進むに連れてどんどん、はまってきてます。
私は親しい友人への手紙であっても、手紙の最後に自分の名前を書く時に「美穂」と名前だけを書くことには
なぜだか変な抵抗があって、たいていフルネームで書きます。
(それでも長いつきあいの友人には10年くらい経ってようやく名前だけ書けるようになりましたが)
田辺元と野上弥生子の往復書簡では、もちろんお互いフルネームで書いていたけれど、
3年目にして先に野上弥生子が 「やへ」と書くようになり、
その数ヶ月後の田辺からの手紙もついに「元」となっていて、きゅんとなったりしつつ読み進んでおります。






10月18日(土)
昨日ほど晴れなかったけど、秋らしい1日。
あちこちから金木犀や落ち葉の匂いがする。
でもまだ木槿の花も咲いてます。
今日は衣替えをしました。
それから夏の間しまってあったルームシューズももう一度洗濯して干す。
ずっと出そうと思っていた白い革のスニーカーをクリーニングに出し、すっきり。
夕方部屋の中に蚊がいたので蚊取り線香をたいたら、なんだか夏めく。
風が強かったのに窓を開けていたので、ふとみると蚊取り線香の灰が床に飛び散っていました。
掃除機で吸い取る。





10月17日(金)
秋晴。
久しぶりの明るい太陽。
昼間も富士山がみえています。
プロ野球CSはセパ共にリーグ優勝のタイガースとソフトバンクが王手!
今日決まるといいな。





10月16日(木)
雨が降ったりやんだり。
午前中雨のやんでいる隙に自転車でスーパーへ。
今日はお買い得DAYなので、醤油やら油やら蜂蜜やら、ちょっと値の張るものを買い足しました。
天気のせいかここのところ体調がもうひとつ。
午後から頭痛がひどくなり横になっていた時に、
そうだ!と、靴下にカイロを貼ってあたためたら、30分もしないうちに回復。
(頭痛薬は飲んでますが)
元気になったので、お休みの亮太君と夕方散歩に出かける。
念のため傘を持って出たのがよかった。途中から小雨になりました。




10月15日(水)
花を買って10日余り、紫式部も枝がだいぶ短くなっていますが、枯れ具合になかなか趣がある。
紫式部はベランダの仲間たちと(紫蘇とバジルとローズマリー)一緒に濱中史朗さんの湯のみに活けてます。
さて、大相撲ロンドン場所が始まりました。
ここ数日ネットでロンドンでの力士たちの様子をみたりして楽しんでます。
智子さんはロンドンの地下鉄に貼ってあるsumoポスターの写真を送ってくれました。
大栄翔、阿炎、隆の勝、若元春4人が仲良く観光をしている写真の中に、アビィロード横断の写真も。
阿炎(あび)だけにね。
野球はCSファイナルシリーズも始まり、虎さんが勝ってアドバンテージも含めて2勝!!

写真は、紫式部と秋明菊。

























 





10月14日(火)
夜になると雨との予報でしたが、今のところ(もうすぐ11時ですが)降ってません。
秋明菊の茎をまた短くしたので、もう少し背の低い花器に移す。
選んだのは青木亮さんの小さい白い壺。
とってもいい感じ。
青木さんに会いたいなあと思う。





10月13日(月)
くもり。
ミホ碗に続いて、この夏から小さめの皿の素焼きにあれこれ試作中。
そもそも岩田さんの器に何かを施すというのが恐れ多いので、
えい!と思い切るまでに時間がかかります。
その大きな第一段階を突破すると、ちょっと楽しくなってきます。
楽しいというのは、悩むことも含めて。






10月12日(日)

朝方ラジオで「誕生日の花と花言葉」を紹介していて、今日は秋明菊でした。
秋明菊は菊と名がついているけど菊科ではなく、キンポウゲ科でアネモネの仲間と言ってました。
ちょうど昨夜、秋明菊を見ながら茎や花の感じがアネモネみたいだと亮太君と話していたところでした。
花言葉が「忍耐」というのは想像もつかなかったけれど。
さて夕方mojiの柴本さんと電話。
ミホ碗の大、小、少しずつですがmojiで置いてくださることになりました。
たぶん、明日にはお店に並んでいることと思います。
この経緯はあっという間の出来事で、
岩田さん、柴本さん、私、それぞれの「タイミングのよさ」がここぞという流れで重なったことによるもの。
不思議な感じがまだしています。
お手にとってみていただけたらと思います。
柴本さんから器についていろいろと質問されたので、聞いてみたいことがあったらぜひ柴本さんにお尋ねください。
よろしくお願いします。





10月11日(土)
小雨。
今日もりんごのいい香りがします。
ウールのカーディガンをはおってスーパーへ。
行きも帰りも傘はささずにすみました。
彼岸花はだめになってしまいましたがシュウメイギクとムラサキシキブは、元気です。
シュウメイギクの蕾は全部開くのかもしれない、丸い蕾の様子もまたかわいいんだな。






10月10日(金)
晴。
午前中栄子さんから青森のりんごが届きました。
箱を部屋に入れただけで、りんごの匂いがしてくる。
箱を開けると、立派な「トキ」と「早生ふじ」がごろんごろんと入っていました。
りんごの匂いのしあわせなこと。
友人への手紙に、今年はまだ金木犀の香りがしないと書いて投函した帰り道、
どこからかふっと金木犀の香りがしました。




10月9日(木)
風は少し強かったけれど雨にはならず。
午後銀座と日本橋へ。
いつもなら銀座から日本橋は歩くのだけど、今日は電車で移動。
日本橋三越脇の江戸桜通り、初秋の風景もまたしっとりと素敵でした。
写真は今日の銀座。







10月8日(水)
朝、うっすらと富士山がみえ、夕方はくっきりとみえました。
夕暮れの南の空に広がる織物のような雲にしばし見入る。
日中は思っていたよりずっと陽ざしがあり、半袖でちょうどよかった。
お昼前からoutboundのMAROBAYAの展示をみに吉祥寺へ。
MAROBAYAの上村氏と勇太君ふたり揃っての在店は初日と最終日だけと伺ってましたが、
今日は勇太君が在店のこと前もって聞いたので、久しぶりに会えてうれしかった。
平日のお昼でしたが、次々とお客さんがいらしていて、
誠実な時間の積み重ねの現れなんだろうなと、心の内がじんとする。
MAROBAYAをゆっくり見せてもらったあと、
知人からお勧めされた吉祥寺美術館でやっている「北田卓史展」へ。
実はお名前だけでは分からなかったのですが、いくつかの絵を見て、この方だったのかと。
動物や虫や植物、乗り物、機械、、、それらと人間とが1枚の絵に自然に普通の日常のように描かれていて、
なんて豊な世界だろうと思う。





10月7日(火)
シュウメイギクは、ひとつ蕾が開いて2つ花が散った。
そしてまた明日ひとつ蕾が開きそう。
生きているんだなあ。
今夜も月はみえない。
昨夜亮太君は夜中にベランダでお月見をしたそう。
雲越しの月もまたよかったと。




10月6日(月)

東京はあいにくのお天気で、中秋の名月はみられなそう。
今朝も起きるとシュウメイギクはうなだれていましたが、
茎を切って、だいぶ短くしたものは別の小さい花器に移したりして、またシュッと元気になりました。
明日は蕾がまた一つ開きそう
彼岸花も4日目ですが、茎もピンとしてます。
午後から雨が降り始めましたが、雨の前にスーパーに行ったし、
洗濯物も乾いてとりこんでいたので、雨もいいなあなんて思う余裕がある。
今日買った紅玉は、当たり!でした。りんごは当たり外れがあるから、
当たりだとたいへん嬉しく存じます。
(一昨日から(亮太君から借りて)
田辺元・野上弥生子 往復書簡(上)/岩波現代文庫 を読み始めたので、
存じます を使いたくなったものでございますから・・・)






10月5日(日)
朝起きたら、開いていた4つのシュウメイギクだら〜んとうつむいていたので、
あわてて茎を短くし水をかえると、1時間後にはシャキーンとなりました。
お昼前、自転車でZakkaへ。
先月はお茶をしなかったので、今日はお茶もしたいなと早めの時間に出かけると、
すでにオーハラさんとタダさんがいらして、眸さんがお二人のお茶の用意をしていました。
私もあとでカプチーノを、と眸さんにお願いして、お久しぶりですとお二人と少し話したりする。
オーハラさんも10月のZakka2回目だそう。
二人はほんっとにZakkaと器が好きなんだなと、いつも真剣な眼差しでお店にいる様子から伝わってきます。
器をみながらどんな料理を盛りつけようかと、頭の中がぐるぐるしている感じも分かってにやりとしてしまう。
そして眸さんが気持ちをこめて用意してくださった紅茶をふたりしてしっかり味わって帰られたあと、
私もゆっくりカプチーノをいただき、佐藤さんとも話しつつゆっくりいさせてもらい、
Zakkaのいい空気を胸いっぱいに吸って、こぼれないように帰宅。




10月4日(土)
昼前から雨。降ったりやんだり。
朝起きたらシュウメイギクの蕾が2つ開いていました。
明日咲きそうな蕾もある。
うれしい。 

 


10月3日(金)
くもりですが、朝は富士山がみえていました。
久しぶりに花を買う。
ムラサキシキブと白いシュウメイギクを選ぶと、
もう開ききってるからと白い彼岸花を2本おまけにくださいました。
2〜3日はもつかなとのこと。
ありがたくいただく。







10月2日(木)
朝、きれいに富士山がみえました。
お昼過ぎ自転車でZakkaへ。
花や木々が秋になって放つ香ばしい空気の中を自転車を走らているうち、気持ちや体がほどけていく。
Zakkaは次々とお客さんがいらして、静かに賑わってました。
TOROの山口さんにお会いできました。
今日も絶妙なコーディネート。さすがでした。
眸さんとも少しおしゃべりして、ZakkaをあとにしてABCをゆっくり見て帰宅。
今夜も月がみえます。ちょっとぼんやりしてますが。
来週は中秋の名月ですな。






10月1日(水)

東京は雨が降ったりやんだり。
予想最高気温は22°C
土曜日から昨日まで帰省してました。
9月に帰省したのは初めてで、あちらこちらで彼岸花の紅に目がとまる。
月曜日はmojiへ。
mojiの包装紙がうちに届いてドアに貼ったその夜、
仕事から帰ってきた亮太君にできてきたよ〜と見せたとたん、
文字の綴りが間違っている箇所を教えてくれまして、、、
その部分を直す作業を数時間やってきました。
長らく、プリントごっこで1枚1枚ポストカードを刷っていたので、
こういう作業はちっとも苦にならず、むしろ楽しく訂正作業をしました。
mojiに行った以外は、今回もずっと家で掃除をしたり食事を作ったり、母と言い合いをしたり、、
父の部屋のテレビの音がずっと聞こえてくる中、
持って行った文庫本を読んでいた時間が、東京での思考や気持ちを保てている時間でした。
今回は今までになく気持ちが疲れてしまい、新幹線の窓から東京の景色がみえたとき、
とてもほっとしている自分がいることに少し驚きました。