6月の扉絵『夏の窓をひらく』
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佐々木美穂_miho sasaki
ポストカード引き続きよろしくお願いします
6月5日(金)
今日も曇り、湿気はなく肌寒い。
エアコンの除湿をつけたら寒くなって、ウールのセーターを着る。
写真は昨日大野さんからいただいた紫陽花「ありがとう」。
ガラスのピッチャーは、30年ほど前にフィレンツェの蚤の市で買ったもの。
6月4日(木)
くもり。
朝、大野さんからご連絡があり、
もし近々私がZakkaに行くようでしたら、今日Zakkaに植物のお手入れで行くので、
紫陽花「ありがとう」を私の分も持っていきますが、と声をかけてくれました。
6日に行こうと思ってましたが、せっかく今日大野さんがいらっしゃるのなら、今日にしよう!と、午後Zakkaへ。
先日、ばったり会えた方がいいなんて書きましたが、本日大野さんとニューザッカで会えてしまいました。
でもお店じゃなく、建物の入り口でばったり会えたので、ばったり感もありました。
Zakkaに入るとすぐ、大きなバッグから、
青の紫陽花(ありがとう)と、白い紫陽花(キングオブホワイト)、何種類かの植物(サギ草など)を大事にとり出し、
佐藤さんに渡しつつ説明をする大野さん。
そして麻のエプロンをギュッとしめて、いざ作業体制に。
今回、みかんの木にかぶせる網(ネット)を大野さんが持ってきてくださってました。
ベランダに出しておくと青虫に葉っぱを全部食べられてしまうので、
今年は春から、みかんの木をお店の中に入れてたから。
その白いネットのサイズが私がちょうどすっぽりおさまる感じで、
私がかぶっているところがみたいと何度か言うのをやんわり拒否していたら、眸さんが「私がかぶろうか」と。
えええ!!😳と思いましたが、眸さんにかぶってもらってました。
かぶると言っても上下が空いている筒状のもので、
「吉村さん、まるでコムデギャルソンの洋服を着ているみたいで、かっこいいです」と。
確かにかっこよかったですが。
作業が始まるとベランダの戸をしめて、もくもくとされていました。
見るのはいけないかなと思いつつも、時々その後ろ姿を盗み見し、
流れるような動線や、水のやり方、摘むべき葉っぱの選定の仕方など、拝見して感じ入ってました。
プロ。
その間、今日は眸さん、佐藤さんともたくさん話ができました。
眸さんが、大野さんが終わるまで待って一緒におやつにしたら?と言ってくださり、
恐縮しつつも、はい!と長居させてもらいました。
3時間ほどみっちり作業され、あと片付けも美しく終え、
眸さんが心をこめて用意してくださった、大野さんと佐藤さんのおやつタイムに、何もしていない私もちゃっかり。
三人、それぞれの席で。
お客さんがこの時間はいらっしゃらなくて、眸さんも交えてのおしゃべりの楽しかったこと!
大野さんを知れば知るほど、面白い方だと分かってきました。
今日もとてもいい時間をZakkaで過ごす。
そんな時間を作ってくれる眸さん、素晴らしい。
帰宅してすぐ、紫陽花を活けて、
3週間ほど前に大野さんからいただいて青木さんの花器に入っているミントの隣に並べました。
今日は青木さんのご命日。
みんな元気です!とご報告する。
6月3日(水)
台風6号。
お昼、亮太君とお能をみに行く日だったので、ずぶ濡れかな、、午前中は窓の外ばかり見ていました。
でも出かける時は、雨も風もほとんどやんでいて、濡れずに能楽堂に着きました。
亮太君はここ数年、たまに能楽堂に出かけて楽しんでいましたが、私は初めてのお能でした。
演目は
狂言(大蔵流)「呂蓮」
能(金春流)「氷室」
初心者の私用に、「氷室」の謡本を亮太君が現代語に訳してくれたのをもらっていたので、予習して出かけました。
舞台の上のあちこちどこもかしこも気になって、どんと気持ちを据えてみれなかったけど、狂言も能もどちらも楽しみました。
建物の中庭の雨に濡れた木々や、展示室、ロビーなども、ゆったりした気持ちになれて、
連れてきてくれた亮太君に感謝。
一人でいらしているご年配の男性やご婦人も多くて、そういう感じもかっこいいなと思う。
帰りもほとんど降られず、家に着いてしばらくすると、少しずつ晴れてきて富士山も見えてきました。
さて、智子さんは無事ロンドンの家に戻り、
昨日Zakkaで買ってくれたミホ碗小を窓辺に置いた写真と、
これまでに買ってくれていたミホ碗大、小と一緒に重ねてテーブルの上に置いた写真を送ってくれました。
昨日の午後は、東京でお茶をしていたのに。
6月2日(火)
曇り、朝はくっきり富士山がみえました。
午後、智子さんとえーこさんとお茶。
二人はお茶の前にZakkaに行ったので、
Zakkaと眸さんのことが大好きな智子さんは、Zakkaのことをうっとり話してくれました。
智子さんとえーこさんは大学の時からの友達で、二人の関係がとても微笑ましく、
こんなに長く付き合える友達がいてくれることは宝物だなと思う。
ちなみに智子さんのご主人の真人さんとえーこさんは、高校も同じだったそうで、
まさか、二人が結婚するとは思ってもいなかったという話もしてくれました。
お茶とケーキを食べながら、また相撲の話。ふふ。
今回、智子さんの帰国中に2回も会えてよかった。そして相撲の話ばかり。
今夜遅い便でロンドンに戻る予定なので、台風の影響が心配ですが、飛行機が飛びますよう。
6月1日(月)
暑くなりましたが、朝も夕も富士山がみえました。
昨夜の満月もきれいだった。
亮太君の目にはウサギが餅つきしているのがみえたそうですが。
6月のZakka始まる。
ちえさん(千さん)と11時にZakkaで待ち合わせしていたので、早めに到着。
眸さんが今日もドアを開けてくださり、入店。
まずはpostcardを納品して、店内をゆっくり見る。
今月は亀田さんと石田さんの器が多めで、岩田さんと美智子さんのものも!
思いがけずミホ碗も並んでいて、どきっとする。
ちえさんとお会いするのずいぶん久しぶりでしたが、会って話せてよかった。
Zakkaのあと、映画を見に渋谷へ移動。
篠田監督の「はなれ瞽女おりん」。
岩下志麻さん主演の映画で、子供時代を嶺川貴子さんが演じています。
1977年の映画で、撮影当時7歳だった嶺川さんがスクリーンに。
前に嶺川さんとお茶をした時に、撮影時の話を少しお聞きしたことがあったので、
雪の中、裸足に草履で歩くシーンをみた時、話していたことを重ねてみていました。
山に海に川、木々や花、雪に雨、風、それから地方独特の祭りや宴、
それら壮大な景色や文化の中に、瞽女のおりんさんがいて、
目がみえる人以上にいろんなことがみえ、感じていることが伝わる。
嶺川さん演じる子供時代のおりんちゃんの声と、うた声が、
終盤、大人になったおりんの歩く姿に重なる場面にじんとしました。
ラストシーンをみた時、ケリー・ライカートの「ファースト・カウ」の場面が頭をよぎる。

